▼第6試合 フェザー級(66.0kg)5分3R
〇萩原京平(SMOKER GYM)65.80kg
[判定3-0] ※萩原にロープ掴みで「注意」1
×カイル・アグォン(SPIKE22)65.65kg
フェザー級のサバイバルマッチ。萩原は2022年の3試合で3連敗。弥益ドミネーター聡志、クレベル・コイケ、鈴木千裕にいずれも一本負けを喫し、ブラジルのピットブルブラザーズに出稽古を敢行した。また組み技対策として青木真也とも練習を重ねてきた。
アグォンは2022年4月に芦田崇宏に判定勝ちも7月に山本空良にダウンを奪われての判定負けからの再起戦となる。アグォンのセコンドには妻の山本美憂とアーセンがつく。リングサイドには同じフェザー級で、斎藤裕と対戦する平本蓮の姿。
1R、サウスポー構えのアグォンに、オーソで圧力をかける萩原。しかしそこに前足を掴みダブルレッグからドライブして脇を潜るアグォンがスタンドバックから崩し。ヒジをロープにかけながら凌ぐ萩原に、アグォンは中央に引き込みに。残り2分弱。
両足をフックし、右腕をアゴ上から巻き、左手で組むアグォン。アゴ上のヒジを上に上げて凌ぐ萩原。4の字ロックに変えたアグォンに左手首をコントロールさせず首を絞めさせない萩原はゴングにすくっと先に立ち上がる。
2R、早々にダブルレッグからスタンドバックを許す萩原だが、コーナー際で正対。続くアグォンの低いダブルレッグに左で小手に巻く萩原。右で差すアグォンを突き放す萩原はスタンドに戻して三日月蹴り、アッパーをヒット! 効かされたアグォンだがダブルレッグへ。その頭にヒジを落とす萩原だが、アグォンはバックを奪取。
背後のアグォンに右の拳を突く萩原は正対して立ち上がり、その際でサッカーキック、さらに組みに来るアグォンを切ってサッカーキック、下になるアグォンに付き合わず。スタンドを要求。左ボディストレート、左ローを当てる萩原だが、最後にアグォンがバックを奪ってゴング。アグォンはスタミナ苦しいか。起き上がりに時間を要する。
2Rの萩原のロープ掴みに「注意」。
3R、右アッパーを見せる萩原。アグォンのシングルレッグを切る。スイッチしながら前に出る萩原。アグォンの組みを一度は切るが、2度目でみたびバックを許す。
スタンドバックのアグォンは、背後に引き込むもすぐに立ち上がる萩原。コーナーに頭をつけてテイクダウンを防ぐ。片ヒザを着かされる萩原だが、パンチを頭に突き、小手に巻いて立ち上がり。なおもシングルレッグのアグォンは、右で差してコーナーに押し込むがブレーク。
ワンツーで攻める萩原。しかしコーナーに詰めるのはアグォン。シングルレッグで右足に左足をかけて片手でパウンド。組みからコントロールも極め切れずに消耗したアグォンに、テイクダウンはされるもサブミッションをしのぎ、打撃で削った萩原。
判定コールを待つ間、萩原はリングサイドの平本と言葉をかわす。ジャッジは3者・萩原を支持。ホームの大阪で勝ち名乗りを受けた萩原は「あー、やっと勝てた! ちょっと倒せんかったの悔しいですけど、前より成長したところを見せられたらと思います。(平本に)おい、クソガキ! 見とったか、ちゃんと! お前もちゃんと勝てよ! ちゃんと見とったるからな! 3連敗した後も温かい応援ありがとうございます。ふだん酒飲まんけど、テキーラのも! ありがとうございました」と笑顔で語った。
リングサイドの平本蓮から声援を受けていた萩原は、試合後、かつて対戦した平本に対し、「刺激になっていたし、一番前で偉そうに見とったんでね、次は逆にLANDMARKの会場へ行って一番前で偉そうに見たろかなと思っていますね」と、平本が斎藤裕と対戦する4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』を今度は逆にリングサイドで視察したいと語っている。
Hagiwara reverses and gets some of those wonderful grounded strikes!
— RIZIN FF English (@rizin_English) April 1, 2023
[ #RIZIN41 |@FiteTV | Watch the PPV here: https://t.co/1L6w5XNsI4 ] pic.twitter.com/bfRzuGmKy8