▼第9試合 KNOCK OUT-RED -64.5kg契約 3分3R延長1R
×バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級王者)
KO 3R 2分11秒 ※レフェリーストップ
〇不可思(クロスポイント吉祥寺/KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者)
バズーカは2020年2月のKNOCK OUT無法島GPの決勝戦で西岡蓮太に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会では丹羽圭介に判定勝ちしてKNOCK OUT-BLACKライト級王座を奪取。2021年10月にはWMAF世界スーパーライト級王座決定戦で勝利し、二冠王となった。しかし、2022年は6月のシュートボクシングでは乱戦の末に笠原弘希にヒジでカットされてTKO負け。8月には『鉄拳14』でテープパットとドロー、11月はTAaaaCHANに辛勝と精彩を欠いている。戦績は27勝(10KO)9敗3分。
不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、2019年12月には大和哲也にKO勝ち。2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならず。2022年は4月に小嶋瑠久をTKO、9月に大野祐志郎をKOに破ったが、12月に林健太に敗れた。戦績は43勝(20KO)18敗2分。
今回は元KNOCK OUT王者というより、K-1の選手として出るとの意識が強いという。
1R、前に出る不可思を足払いで豪快にコカすバズーカ。さらに長い右ストレートを伸ばす。前に出る不可思は右ロー、左ミドル。バズーカは右カーフを蹴り、組み付くとボディロックから不可思を浴びせ倒す。ジャブから左ハイを放つバズーカは、ジャブから組み付くと不可思をプッシュしてコカす。ローを空振りした不可思の足がロープの外に出ると、すかさず攻撃を加える容赦ないバズーカ。不可思はジャブと右カーフ。バズーカは距離をとってロングの技で戦い、接近戦になると組んでしまう作戦か。
2R、不可思の蹴りをキャッチしてのハイキック、ボディロックからのコカしのバズーカに、不可思も組んで首相撲からバズーカをコカす。接近する不可思だがすぐにバズーカが組みに持ち込む。ジャブから右ヒジの不可思にバズーカはハイキック。バズーカもワンツーから右ヒジを打つ。組みが多く、両者がコカしあう展開に。
3R、左フックの相打ちでダウン寸前となったバズーカへ不可思が一気に襲い掛かり、バズーカもコーナーを背にして打ち合うが左フックでダウンを奪われる。立ち上がるもフラフラのバズーカ。不可思は慎重にジャブ、右ローから入り、ワンツー。フラフラのバズーカはヒジ、バックハンドブローを放つが、コーナーで不可思の連打を浴びてスタンディングダウン。
捨て身で打ち合いに行くバズーカだが不可思の右を浴び、コーナーで連打を浴びる。それでも前へ出て打ち合いにいったバズーカだがパンチを空振りして倒れ、起き上がることが出来ずレフェリーが試合をストップした。
KNOCK OUT王者にKO勝利を収めた不可思は「KNOCK OUTファンの皆さんお久しぶりです、不可思です。戦ってくれたバズーカくん、ありがとう。今K-1のベルトを獲りに行ってる最中で、なかなかこっちに遊びに来れないんですが、またK-1のベルトを持って遊びに来させてもらいます」と、次はK-1王者としてKNOCK OUTのリングに上がると話した。