キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】鈴木千裕が豪快46秒KOでクレベル・コイケ挑戦をアピール、龍聖が現役ラジャ王者からダウンを奪う快勝、小笠原瑛作がムエタイ最新MVPを圧倒、体重超過の木村ミノルが32秒一発KO勝ち、ぱんちゃん璃奈エキシは時間切れ

2023/03/05 15:03

▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
×壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
KO 3R 2分13秒 ※3ノックダウン
〇響波(Y’s glow)


 1R、サウスポーの壱はジャブから左ミドル、響波は左の蹴りを多用する。前に出る壱はパンチから接近すると左ヒジ。これでカットを奪う。その後もヒジを狙い撃ちにするが響波は飛びヒザで対抗。蹴りとロングリーチのパンチで近付けさせないようにする響波だが、壱はジャブから入り込んで組み付くと崩して豪快に響波をマットへ叩きつけた。


 2R、右ストレートから左フックで入り込んでくる壱を飛びヒザで迎え撃つ響波。それでも壱は入り込んでの左右フック。壱は組んでのヒジを狙うが響波が防ぐため、ならばとボディロックから投げ捨てる。響波は胴廻し回転蹴りを度々放つがこれは決まらない。壱のパンチに押される響波だったが、左ストレートをクリーンヒット。ここから響波の左が入り始める。慎重になる壱は距離をとって左ミドル、前蹴り。


 3R、強い左ミドルを蹴る響波だったが、壱の左ストレートでダウン。しかし、ダウンしたところへ壱が顔面に蹴りを見舞ってしまい、注意を受ける。その直後、今度は響波が左フックを思い切り振るとダウンを奪い返す。打ち合いに行く壱だが、響波の左フックを浴びてまたもダウン。それでも前に出る壱はワンツー、左ヒジ。響波も左フックで応戦する。パンチで攻め込む壱へロープを背負って耐えていた響波がなんとバックスピンエルボー! この一発で壱は3度目のダウンを喫し、響波のKO勝ちとなった。


 これで現KNOCK OUT王者が3人続けて敗れるという大波乱。「今回はしっかりKOで勝つことが出来ました。前回は気を抜いてしまってKO負けしてしまって。今回はREDでやったんですけれどREDの王者は壱選手が似合うと思うので、僕は前回KO負けした古木選手にリベンジしたいです」と、BLACK王者・古木への挑戦をアピールした。

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