キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】鈴木千裕が豪快46秒KOでクレベル・コイケ挑戦をアピール、龍聖が現役ラジャ王者からダウンを奪う快勝、小笠原瑛作がムエタイ最新MVPを圧倒、体重超過の木村ミノルが32秒一発KO勝ち、ぱんちゃん璃奈エキシは時間切れ

2023/03/05 15:03

▼第2試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーウェルター級 3分3R延長1R
〇渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺/2018ミャンマーラウェイ 75kg級世界王者)
KO 延長R 2分42秒 ※左フック
×MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/元WPMF日本ウェルター級王者)


 1R、サウスポーの渡慶次にMASATOは距離を保ったまま右の三日月を狙い撃ち。渡慶次が左ローを蹴ると、MASATOは前へ出てヒザと右ミドル。徹底して右の三日月を差すMASATOに渡慶次は左フックをヒットさせるが、追撃が届かない。


 2R、MASATOは飛び込んでの顔面前蹴り。すぐに右三日月。MASATOの右の蹴りになかなか入れない渡慶次も左の三日月を蹴り返すが、MASATOはしっかりスネでカットする。MASATOはテンカオを返す。右ミドルに入り込めない渡慶次はMASATOのヒザに右フックを合わせにいく。MASATOの蹴りに技に近付けない状態が続く渡慶次。前蹴りで押されていく場面も。

 3R、渡慶次は左フックから左右フック連打で前へ出るが、すぐにMASATOが蹴りで距離を作る。MASATOの右ミドル、右前蹴りで跳ね飛ばされる渡慶次はもらいながら前へ出てフックを当てに行くが、すぐに前蹴りとヒザで距離をとられる。それでも前へ行く渡慶次は右フックをヒット。MASATOは下がりながら右ミドル。左右ボディを打つ渡慶次にMASATOは右膝をグサリ。この右ヒザが何度も刺さる。それでも前へ行き左右フックを繰り出す渡慶次。三日月蹴りはMASATOがスネブロック。かなり疲れが見える渡慶次がラスト30秒でついに左右フックをヒットさせ、左右フックの連打から左フックの連打でついにダウンを奪う。爆発する会場、そして本戦終了のゴング。


 本戦はジャッジ1名が渡慶次を支持したがドローに。延長戦へ突入する。パンチを出しながら前へ出る渡慶次にMASATOはこれまでのように蹴りで止めることが出来ない。渡慶次がヒザ蹴りに右フックのカウンター。左ロー、左ボディ、ワンツーで前へ出る渡慶次に右ミドルと右前蹴りで対抗するMASATOだが、渡慶次の左フックで後退。すかさず左右フックを振り回す渡慶次が右フックからの左三日月でダウンを奪う。かなりの疲労を感じさせるMASATOはボディを喰らってフラフラに。そこへ渡慶次が左フックを見舞い、MASATOがダウン。渡慶次のKO勝ちとなった。


 1Rと2Rの劣勢を挽回し、逆転KO勝ちを飾った渡慶次は「キックボクシング2勝目です、ありがとう。去年はMMAばかりやっていたんですけれど、1年半ぶりに東京で試合をしています。見ての通りキックボクシング超下手なので、ラウェイ、MMA、プロレスで頑張ります。キックボクシングは年1回くらいで(笑)。僕の大好きな北岡(悟)さんが久しぶりに勝ってくれて、それが本当に嬉しくて続きたくて勝ててよかったです。本気で格闘技を頑張っているんですよ。KNOCK OUTは本気で格闘技を頑張るヤツが輝ける舞台だと思っています。これからも呼んでください」と思いの丈を語った。

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