2026年2月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 196』にて、スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで同級7位・木村“ケルベロス”颯太(心将塾)と対戦する同級2位・麻火佑太郎(PHOENIX)のインタビューが主催者を通じて届いた。
麻火はKNOCK OUTとREBELSでキャリアを積み、2022年2月からはRISEを主戦場に。2024年4月には『ONE Friday Fights』に参戦し、セクサンに完勝する番狂わせを起こした。6連勝で9月にチャド・コリンズに挑んだが初回KO負け。12月はヤン・カッファから逆転KO勝ちを奪った。2025年3月、白鳥大珠とRISEスーパーライト級王座決定戦を争い、ダウンを奪うも惜敗。「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT」では11月の2回戦へ進出もイ・ソンヒョンに敗れた。戦績は18勝(5KO)11敗。
今までのスタイルではダメだなって
――試合までちょうど2週間ですが、コンディションはいかがですか?
「コンディションもバッチリで今までの2倍練習できているので、そこを試合でどれだけ出せるかというのが自分の今回の課題だと思うので、純粋に楽しみです」
――どういった点がコンディションが良いと思う理由ですか?
「まず身体の使い方を1から勉強していて、今までそこを知らずに格闘技の練習ばかりやっていたんですけど、自分の身体を理解して上手く身体を使いこなすっていう所を学ばせていただいています。そのおかげで体も連動してきていて、自分がまだ成長できるんだなっていうのを感じながら練習できています」
――それってどういうトレーニングなんですか?
「細かくは言えないんですけど、あるパーソナルトレーナーさんを紹介していただいて、その方に自分の身体の課題を教えていただいて、与えられたメニューを毎日やっているという感じです」
――牙の抜けたケルベロスを退治する準備は万全ですね。
「前回の試合までは牙が生えていたと思うんですけど、僕が煽りもしないですし、素の木村颯太と戦うみたいな感じになっているので、勝手に牙が抜けてしまっていますよね。ただやっぱり試合の感じを見ていると、熱いものは絶対持っているんだろうなっていう、元々のファイティングスピリットみたいなものは持っていると思うので、リング上では結構熱くなると思います。4年越しのリベンジなので勝って過去を払拭したいです」
――前戦の試合を振り返らせていただきたんですけど、前回は惜しくも敗れてしまいましたがあの試合を振り返ってみていかがですか?
「ソンヒョン選手との試合は、自分の根本的な弱さが出ました。経験値があるのはもちろん分かっているので自分はテクニックを練習してきたんですけど、それを上回るフィジカルというか前に出る力っていうのがソンヒョン選手は強かったですね。ただRISEの採点基準も変わってきているので、今までのスタイルではダメだなっていうのもそこで改めて感じました」
――直近の戦績を見るとトップレベルと言われている選手との試合で負けてしまっていて、トップではない選手との試合ではKO勝ちしたりしているんですけど、トップの選手との試合ではどの辺が課題だと思いますか?
「そこはやっぱり自分でも気にしているんですけど、RISEのトップ4って呼ばれている原口選手、チャド・コリンズ選手、白鳥選手、ソンヒョン選手がいる中で、そのうちの3人に勝てていないという所で、精神的なところだなというのは1番感じています。正直持っているものは差がないと思うんですけど、そこで格闘技に対する精神的な強さっていうのがあの選手たちにはあって、そこが課題だなと3人と対戦して思いました」
――今回ケルベロス選手との試合は、リベンジマッチを受けてもらう立場ですけど、相手のケルベロス選手は「麻火選手の方が格上なので、むしろ対戦してくれてありがとう」って仰っていました。
「牙抜けてますね(笑)」
――ちなみに麻火選手が会見やRISE's PRIZEでも良い人って言い続けていますけど、ケルベロス選手にインタビューした時にその話をしたらだいぶ気持ち良くなっているみたいでした。
「白鳥選手の時もそうで、かっこいいキャラが本人の中にもあったと思うんですけど、そういうのを解いてあげた感じがあるので、そういう役割だなと思います(笑)」
――相手の心を操作するのも戦略のうちですか?
「戦略ではやっていないですけど、今牙が抜けているんだったら後ちょっとで勝てるんで作戦通りですね」
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ケルベロスとして生きていた頃は辛かったのかなって
――前回ケルベロス選手と4年前に対戦した時と、最近のケルベロス選手の試合を見ていて、相手の穴は見つけましたか?
「穴っていう穴は今は言えないですけど、スタイルはあまり変わっていないので長所が変わっていないんだろうなっていうところですね。元々の自分の形があって、そこに年齢とともにフィジカルが強くなっていってる印象なので、プラスで何か武器が増えているというよりかは、元々あった強さにフィジカルが上乗せされているんだなという印象です」
――ちなみにリベンジで思い出したんですけど、会見の時に「リベンジして行く1年にしたい」と仰っていましたが、これに勝ったら白鳥選手とのタイトルマッチとかチャド選手とのリベンジマッチとかも見えてくると思うんですけど、ここを勝ったらどうしていきたいか具体的な目標はありますか?
「この間、白鳥選手にも直接言ったんですけど、今度勝ったら白鳥選手本人がやりたいって言いますと言っていて、自分の理想では7月に200回記念の大会があると思うんですけど、そこで後楽園ホールを満員にして白鳥選手にリベンジするのと、また今年1年の1番良い試合を2人でしたいなという目標があります」
――RISE's PRIZEに初参加でしたけどどうでしたか?
「会場やゲストの方も豪華だったり、選ばれている選手はRISEのトップの選手なので、ずっとRISEに憧れていた自分がここに今いるんだっていうのを感慨深く過ごしていました。あの賞をいただいて家に帰ってから泣きそうになった事があって、ずっと長野県にいる時に恩師が『佑太郎ならRISEのチャンピオンになれるよ』ってずっと言ってくれていたんですけど、その時はRISEに出ていなかったので、遠い世界の話のようにずっと感じていたんですよ。正直ありがたいのと自分なんかでいけるのかっていう葛藤があって、RISEに出たい選手がいっぱいいる中で1番良い試合という事で選んでもらえたのは本当に頑張ってきて良かったなと思いました。ただ勝っていないので、次は勝ってあの賞をいただきたいですね」
――何賞が1番欲しかったですか?
「Best KO賞ですね」
――あれは美しいハイキックでしたね。
「KO賞いけるかなと思いました」
――今回試合のある2月23日がRISEの旗揚げ記念日になるんですけど、記念すべき日に試合をすることで心境はいかがですか?
「上京前に一度出させていただいた事があるんですけど、2022年の2月23日のチャッピー吉沼選手との試合があった記念大会で本格的にRISEデビューさせていただきました。2戦目にケルベロス選手に負けてしまったんですけど、2月23日っていうのは自分の中でもRISEデビュー戦のような感覚で挑んだ試合なので、そこで勝ててランキングも入れましたし、その2年後ぐらいに出させていただいた2月23日の試合でも勝てているので、自分にとって2月23日の大会というのは思い出で、過去のことも含めてプラスの大会だなと思います」
――今まで2回出て2回とも勝っているんですよね。
「縁起の良い日でだいぶ追い風が吹いているので、自分の大会にしたいですね」
――ちなみにケルベロス選手に追加で何か言っておくことはありますか?
「ラウンドガールとご飯に行きたいって言っていたと思うんですけど、かっこいいし僕の周りにもケルベロス選手のこと好きな人もいるんですよ。だから今のキャラを貫抜いて素のままでいけば絶対にモテると思います(笑)」
――頑張りなよってことですかね?
「自ずとモテるんじゃないっていう感じですね。頑張らなくても良い子なので。ただケルベロスとして生きていた頃は辛かったのかなって聞きたいですね。だってあんなに良い子があんなマイクを言うわけじゃないですか。だからどんな辛い思いをしてきたんだろうって純粋に気になりますね」
――最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
「さっきも話にあったんですけど、トップどころに勝てない自分の弱さはあるんですけど、変わらず信じて応援してくださっている皆さんがいるから自分はずっと戦えていますし、夢だったRISEのベルトを諦めたくないので、今年僕がベルトを巻く姿を楽しみにしていただきたいですし、一緒に戦っていただきたいのでぜひ今年も麻火佑太郎の応援をよろしくお願いします。2月23日は必ず熱い試合をして勝ちます。楽しみにしていてください」