【RIZIN】王座陥落のサトシ「来年はちょっと休みたい。出来るなら来年は2試合だけにしたい」「（ノジモフと再戦の）チャンスがあれば嬉しい」

　2025年12月31日（水）さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN師走の超強者祭り』にて、第13試合のRIZINライト級（71.0kg）選手権試合5分3Rで挑戦者のイルホム・ノジモフ（ウズベキスタン）に1R 0分13秒、右ヒザ蹴りでKO負けを喫したホベルト・サトシ・ソウザ（ボンサイ柔術）が試合後インタビューに答えた。 MMAを長くやっていれば負ける時もある ――試合を終えた今の感想、気持ちを教えてください。 「もちろんちょっと悲しい。でも、しょうがないね。いつもは私が早く勝ってるけれど、今日は早く負けた。それはちょっと悲しいです」 ――ヒザ蹴りは予想外でしたか? 「そうですね。それが私失敗した。最初にカーフを蹴って相手がちょっと出てきて、その後にパンチ打った時は彼が1回私にやられて、その後の癖ね。投げ（テイクダウン）に行く時は絶対頭を中に入れるのはダメだから。それはずっと練習で考えていたけれど、試合の中で失敗しましたね。その後に同じタイミングでヒザを上げたからやられたですね」 ――カーフキックで相手の足が流れていたが、どういったプランで進めようと思ってたんでしょうか? 「彼の試合を見て、彼は前足のカカトが外側を向いているから、彼もカーフキックが好きだけど私もカーフキックをやれるなと思った。だから最初はカーフを蹴るプランを考えて、その後にもいろいろな打撃のコンビネーションも考えていたけれど、ヒザを先にやられたから残念でした」 ――ベルトは残念ながらノジモフ選手の手に渡ってしまいましたが、今後の目標だったりどういった未来を見ているか教えてください。 「もちろん悲しいね。私はずっとこの4年間ベルトを守って。でも、もうそれはしょうがないね。MMAを長くやっていれば、いつも試合をやる時は50％のチャンスが2人ともあるから、みんな負けることもある。私も同じ。私は特別な人じゃない。私もいつも試合やる時は、私と相手に50％のチャンスがあるから。私は4年間ベルトを守ることが出来て、RIZINの名前も守ることができたから、それは本当に良かった。でも今日は残念ながら私の日じゃなかったです」 ──（海外記者から）試合を分析すると？ 「13秒で試合を分析するなんて、話すのは難しいけど、仕方ない。チャンピオンになることってプレッシャーが大きいから。そういうこと。実は、ちょっと休みたかったんだ。試合が1Rで終わることもあるけど、トレーニングの心理的プレッシャーは本当に大きい。だから、実は来年はもう少し休もうと思っていたんです。そうするつもりです。残念ながら、そういうことなんです。もうベテランになってしまったと思っています」 ──次に何をしたいですか？ 「分かりません。前に言った通りです。去年は3回戦いました。今年も3回戦いました。勝てる時と負ける時があります。私の試合はすべて1Rで終わります。でも、まあいいでしょう。3カ月トレーニングしたので、1年に3回戦うとしたら、9カ月トレーニングを続けることになります。これはかなり長いですね。だから、もし今日も、来年のために、もっと休みたいなら……分かりませんが、もしかしたら来年は、2回戦えれば十分かもしれません。今は言いにくいですが、今はベテランで、それほど若くはありません」 ──1年後の大晦日は名古屋で大きなショーを発表するそうですが、そのショーに出場する計画はありましたか？ 「試合の前に、来年のことについてクレベルと話したいです。大晦日に試合をしたくないんです。ブラジルではクリスマスがとても大切なので、私にとっては本当に辛いんです。子供たちのことを思うと、本当に悲しくなります」 ――今回直前で対戦相手が変更になったんですけど、それに関しては相手を研究する時間がなかったということは影響があったんでしょうか? 「それを今言うのは言い訳だと思ってるからそれは言わない。オファーをもらった時に私は大丈夫って言ったから、しょうがないね。もちろんもっと時間があればいろいろ考えるし、私が試合をやる前はメンタルが一番大事。練習は子供の頃から毎日練習しているから練習はそんなに問題ない。私いつもMMAの試合をする時、一番好きなのは試合のプランと相手の動きの勉強。この2つが私大好きだから。だから今度は、もうちょっと前から誰とやるか決める方がいいですね」 ――先ほどノジモフ選手がサトシ選手とリマッチがあればやりますと言ってたんですけども、サトシ選手も早くリマッチしたいという気持ちはありますか? 「もちろん、またやりたいですね。13秒だけど試合しているから、彼の強さとか私が何を間違えたかは知ってるので、そのチャンスがあれば嬉しい。でも、さっき英語でも言ったけれど去年3回試合して今年も3回試合しているから、来年はちょっと休みたい。出来るなら来年は2試合ぐらいだけね。私もそんなに若くないし、もうベテランになっているから。試合の準備をする時は大体3カ月ぐらい練習してるから、1年が12カ月で私9カ月ずっとキツい練習してるからね。だからもう本当にキツいですよ。いろいろな怪我があって、野村とやると決まった時も本当にできるかなって。もうヒザが痛い、腰が痛い、首が痛い、身体の痛いところがいっぱいあるから。だから、できたら来年は2試合でやりたい。相手は誰でもいいです。それはRIZINが決めるから」 ――怪我を直してから、次の試合は何月ぐらいにしたいとかありますか? 「できるなら来年は5月、6月ぐらい。もう本当にちょっと休みたいね。KOで負けたから。KOの後は休むのが大事です」 ――1年で3度戦うのはそれだけ大変だったのは、チャンピオンとしてオブリゲーション（義務・責任）とかレスポンシビリティ（実行責任）で戦っていたってことでしょうか? 「もちろんそのプレッシャーがあるね。1年で3回試合する問題は練習だけではない。頭のプレッシャーとか、王者というスペシャルな立場にいるから、そのプレッシャーが一番難しいね。でも、それはしょうがない。王者の人はみんな絶対にそのプレッシャーがあるからしょうがないです」