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【RIZIN】スーパーアトム級WGPは伊澤がラーラにギロチン一本勝ち! 浜崎がアギラーに涙の勝利、パク・シウが浅倉に完勝、RENAがダウン奪う勝利。神龍が所に判定勝ちも悔し涙、武田がケースに投げ勝ち、元谷が太田を完封!

2022/07/31 13:07

▼第6試合 フェザー級(66kg)5分3R
〇中原由貴(マッハ道場)=67.35kg
[判定3-0]
×関 鉄矢(SONIC SQUAD)=68.00kg


 マッハ道場の中原は、MMA15勝5敗。柔道ベースながら打撃も得意とするストライカー。GRACHAN、GLADIATORを経て2015年からPANCRASEに参戦。ユータ&ロックにスプリット判定負けも、以降7連勝を含む9勝2敗でONEに移籍。2019年2月エミリオ・ウルティア戦の3R TKO勝ちでデビューを果たすと、同年5月にはゲイリー・トノンと対戦し一本負け。その後、コロナ禍で試合から遠ざかったもの、2021年3月に14戦無敗のルスラン・エミベックを1Rに左ストレートからのカウンターの右フックでダウンを奪い、パウンドアウト。さらに4月大会にも連戦し、モンゴルのシネチャツガ・ゼルトセトセグを組みで圧倒も、足関節に反則の顔面蹴り上げを食らい反則勝ち。不完全燃焼に終わっていた。

 当初は佐々木憂流迦との対戦が決まっていたが、コロナのため欠場。代わって、佐々木の練習仲間でもある関と対戦することに。


 関は、ボクシング仕込みの打撃を武器に、第4代ZSTフェザー級王者に。2020年8月にRIZIN初参戦。実力者・神田コウヤを2R TKOに降すと、2021年3月の名古屋大会で堀江圭功と3Rの激闘の末、TKO負け。再起戦となった9月のDEEPでDJ.taikiにも判定で敗れ、連敗を喫したが、背水の陣で臨んだ12月のDEEPで3連勝中だった山本歩夢を後ろ三角から腕十字で極めて再起。さらに5月の『LANDMARK vol.3』で原口央に判定勝ちし、2連勝をマークしている。6月9日の「ROAD TO UFC」の5日前に欠場したバラジンの代役としてキ・ウォンビン戦のオファーが届いたが、パスポートが期限切れで出場ならず(階級下の鹿志村仁之介が出場)。今回も欠場の代役として緊急参戦となる。


 1R、サウスポー構えの中原はジャブから左ストレートで前に。かわすオーソドックス構えの関は右ハイで押し返す。左ストレートを腹に突く中原。

 関の入りに中原は落ち着いて左で迎撃する。右の蹴りからごちゃ混ぜで前に出る関。中原は関の入りに下がりながら右・左。

 関は跳びヒザから詰めて組むが、コーナー背に突き離す中原。関のバックフィストもかわし、詰めて左ボディストレート! さらに左ボディから右と繋ぐが慎重に。ワンツーの左を突く中原。


 2R、右アウトローを当てる中原。徐々に詰めると、右ボディから左顔面と巧みに散らして入る。右フックの関だが単発。右から左も、その打ち終わりを中原の右を被弾する。右インローを当てる関。

 近づくもいい形で組めない関に、左ボディを当てて、右から左にずれてのストレートを打ち込む。

 互いに手数が減るなか、右インローの関。しかしパンチの入りには中原に左右をまとめられる。左ボディストレートを当てる中原。

 関は右ストレートをヒット! 間合いを巧みに作る中原は、右前手から牽制するが、関は左インロー。


 3R、シングルレッグに入る関。切る中原に詰める関。右の相打ちのタイミングも、左ボディを散らす中原に、関は打ち合いに持ち込めず。さらに中原は右から左ボディ!

 詰める中原にジャブ、ストレートで関は鼻血。右を被弾した関は、肩で息をする。さらに中原の左ボディストレートに、身体が少しくの字に曲がる関。中原は関の組みを外すが、関はなおもダブルレッグ。

 すぐに切る中原だが、関はようやく右で差してコーナーに押し込むが、逆に体を入れ替えクラッチを組む中原。関も体を入れ替え、ブレーク。

 残り30秒切ったところで、中原も関と打ち合いに応じて左右。しかし中原は被弾せずに左を当てて仕留めに。関は足をもつらせながらも倒れず。ゴング後に緊急参戦の関は大の字になった。


 判定は中原が3-0で勝利。ONEから移籍初のRIZINで白星を挙げた。

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