2026年3月20日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 147』(U-NEXT配信)にて、ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ世界王座決定戦3分5Rが決定した。
王座を争うのは、ノンオー・ハマ(タイ)とアサドゥーラ・イマンガザリエフ(ロシア/Team Mehdi Zatout)。
ノンオーは38歳で267勝57敗10分の驚異的な戦歴を誇り、ルンピニースタジアムでスーパーバンタム級からライト級まで四階級制覇、ラジャダムナンスタジアムのベルトも獲得している、まさにムエタイの伝説的存在だ。2019年2月にONEムエタイ世界バンタム級王者となり、鈴木博昭、セーマペッチ、ロードレック、リアム・ハリソンらを相手に7度の防衛に成功して絶対王者と呼ばれていたが、2023年4月の8度目の防衛戦でジョナサン・ハガティーにKOで敗れ王座陥落。
12月にはニコ・カリロにもKO負けしてまさかの連敗を喫したが、2024年4月にクラップダムを技術で封じ込めて判定勝ちで再起したのも束の間、9月にカムラン・ナバティ、2025年2月にゴントーラニーに連敗。しかし、5月のゴントーラニーとの再戦ではこれまでにないアグレッシブファイトでリベンジに成功した。39歳。
イマンガザリエフは180cmの長身を持つ22歳。2024年7月からONE Friday Fightsに参戦すると、7勝(6KO)と無敗の快進撃。通算戦績でも11勝無敗だ。2025年8月にはパンパヤックを1R2分7秒、右ハイキックでKO。2026年1月にゴントーラニーも左ボディでKOした。右の蹴りを多用し、右ロー、右ミドル、前蹴り、カカト落としと多彩な蹴り技を繰り出す。
当初、ONEフライ級ムエタイ世界王座決定戦は2025年11月のONE日本大会にて、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)とノンオーで争われることが決まっていたが、ノンオーが体重超過で計量をパス出来ず。その後、ロッタンも体調不良を申し出て試合が中止となっていた。
身長171cmのノンオーに対し、イマンガザリエフは180cm。テコンドーのように多彩な足技を自由自在に使うイマンガザリエフだが、フィニッシュはパンチやヒジで蹴りだけの選手ではない。さらにステップまで使うため捕まえるのが難しい。ローとミドルキックが主力のノンオーはかなり厳しい戦いを強いられるだろう。長身選手に対しての定石であるボディ攻めで、イマンガザリエフの進撃を止めることが出来るか。