▼第7試合 バンタム級(61kg)5分3R
〇元谷友貴(フリー)=60.85kg
[判定3-0]
×太田 忍(パラエストラ柏)=60.95kg
RIZIN旗揚げ時から参戦し、バンタム級の実力者として堀口恭司と判定まで持ち込み、祖根寿麻、ジャスティン・スコギンズ、岡田遼、金太郎、アラン“ヒロ”ヤマニハらに勝利している元谷。
対する太田は、2016年リオ五輪グレコローマン59kg級銀メダリストからMMAに転身。2020年大晦日の初戦こそ所英男に2R 腕十字で敗れたものの、パラエストラ柏に移籍後は、久保優太に判定勝ち、祖根寿麻に2R TKO勝ちで、レスリングの強さをMMAに活かしたスタイルが形となりつつある。プロ4戦目にして、プロ41戦目のRIZINバンタム級最前線の元谷と対戦することになった。
1R、中央を取り、先に右ローを当てる元谷。
太田は走ってダブルレッグテイクダウンを決めるが、跳ね上げて立つ元谷の首をがぶる太田。
首を抱えたままグラウンドに寝かせる太田。ハーフガードの元谷は首を抜いて立つと、その離れ際に太田は右フックを狙う。
スタンドで詰める元谷のヒザ蹴りを掴む太田が組んでコーナーまでドライブ。その腹を右手で叩く元谷。
両脇を差すのは投げられ危険なため、深くは差さない元谷。左を振って、さらにヒザ! 下がる太田は右を振り、右ハイも突くが、軸がぶれる。
太田の右オーバーハンドをブロックする元谷。右前蹴りで前に出るが、ここで組む太田。元谷はコーナー背に右で脇差しひざ蹴り。ここでシングルレッグで崩す太田は抑え込み。腰を抱く太田に元谷は下からヒジ。足を戻してガードに。太田のジャンピングフットスタンプを避けてシングルレッグに入りゴング。
2R、踏み込んでの右ローを当てる元谷。太田のシングルレッグを切るが、太田はなpもシングルレッグに。そこにニンジャチョークを狙う元谷! すぐに抜く太田は、コーナーに詰めて肩パンチ。
さらにシングルレッグに移行も脇を差し上げる元谷がヒザ。さらに右ストレートを当てて、ラッシュ! ヒザも。後退する太田に詰めて、シングルレッグを潰してパウンド! しかし下から足を持ち上げ立ち上がる太田。
コーナーまで押し込む太田だが、体を入れ替える元谷が左右から前蹴り! 太田は距離を取る。右ローを効かせる元谷。さらに回る太田を詰めて、ボディ打ち、右ミドル。その蹴り足をつかんでスタンドバックに回る太田は背後からヒザ。しかし元谷はアームロックのクラッチから正対しゴング。
3R前に、1Rに元谷に後頭部への打撃があり「注意」後、ゴング。すぐにダブルレッグに入る太田。スプロールする元谷だが、ロープ外に身体が出る。
スタンド再開。詰める太田に、左腕でギロチンチョークに入る元谷! 首と身体を回して首を抜く太田に、ついていく元谷は、太田のシングルレッグに下になるもキムラでスイープして上に!
亀になる太田にパウンドをまとめる。立ち上がる太田。右フックを当てる元谷。太田のシングルレッグを切り、サッカーキックを狙う。太田の右オーバーハンドに右ヒザもカウンターで当てる元谷。
太田のシングルレッグを差し上げて、ヒジ!さらに太田の右に、カウンターの右! 詰める元谷は左ヒザも、そこに太田も右を返すが、返しの左は無い。最後に詰める元谷は左右を振って太田をコーナーまで下がらせてゴング。
判定は3-0で元谷が勝利しサバイブ。バンタム級の門番として新鋭の大きな壁となる、MMAの引き出しの多さを見せた。