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【RIZIN】スーパーアトム級WGPは伊澤がラーラにギロチン一本勝ち! 浜崎がアギラーに涙の勝利、パク・シウが浅倉に完勝、RENAがダウン奪う勝利。神龍が所に判定勝ちも悔し涙、武田がケースに投げ勝ち、元谷が太田を完封!

2022/07/31 13:07

▼第2試合 キックボクシングルール 63kg契約 3分3R
〇笠原弘希(シーザージム/第3代SB日本ライト級王者)=62.95kg
[判定3-0] ※29-28, 30-27, 30-26
×石月祐作(KAGAYAKI/RISEスーパーフェザー級2位)=62.70kg


 笠原はSB次期エース候補として期待され、2018年9月、SB日本フェザー級王座決定戦で元貴を下して王座を獲得。2019年6月大会では前SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹との接戦を制し、9月のSB日本スーパーフェザー級タイトルマッチでは王者・深田一樹を2RKOで下して二階級制覇を達成した。2020年2月には前口太尊にTKO勝ち。2021年2月にはKNOCK OUTーREDスーパーライト級王者スアレックに2RでTKO勝ちし、周囲をあっと驚かせた。


 12月大会ではKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太にジャーマンスープレックスを決めて“これぞシュートボクサー!”といえる勝ちっぷりを見せると、今年初戦の2月大会では「無法島GP 初代KNOCK OUT 64kgトーナメント」優勝者でもある西岡蓮太が保持するSB日本ライト級タイトルに挑戦し、必殺の左ボディブローで見事に2RKO勝ちでタイトル奪取。SB史上初の三階級制覇を達成した。前戦となった6月のバズーカ巧樹との一戦では、3Rにヒジ打ちによるカットでTKO勝ちしている。弟の笠原友希は今年3月のRIZINに出場しており、遅れる形で待望のRIZIN初参戦となった。戦績は27勝(12KO)4敗。


 対する石月は2020年8月に自身と所属ジム初のタイトル獲得となるDBS日本ムエタイスーパーフェザー級王座を奪取。10月にはKROSS×OVER同級王座も判定勝利で獲得。二冠王となって、昨年2月に約1年4カ月ぶりにRISE参戦を果たすと竹内皇貴を2RKOで葬り、6月にはINNOVATIONスーパーフェザー級王者・櫻井健から強打で2度のダウンを奪って大差の判定勝ち。10月のRISEスーパーフェザー級暫定王者決定戦では一馬と打ち合いを繰り広げた末に5RTKO負けで惜しくもタイトル奪取を逃した。前戦となった今年4月の常陸飛雄馬との一戦では1RKO負けを喫し、今回が再起戦となる。戦績は12勝(7KO)4敗。


 1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取りワンツースリーを突く石月。笠原は左前手のフック、右の打ち下ろし。さらに右クロスを当てて前に。石月も右を返すと、笠原は左インローもい入れてジャブから前蹴りで前進。ワンツー左ボディと上下に散らして、コーナーに詰めて左フック! さらに左ボディを突くと、石月もコーナーを出る。

 体格で勝る笠原は前に出るが、押し返してきた石月にカウンターの右! ダウンを奪うとコーナーに詰めて左右ラッシュ! 釘付けになる石月だが凌ぐ。

 2R、ガード固めて石月の左右を受けて左の蹴り、さらに離れ際の右ハイ、左ヒザと蹴り技を多用してきた笠原。

左ハイを放つがブロッキングの石月も右を返すと、そこにワンツーとすぐに返す笠原。

 右ストレートの打ち合いは笠原。しかし下がらない石月は左ボディ。そこに左フックを顔面に突く笠原。互いにボディ打ちから顔面と散らして、左ヒザを着くのは笠原! 徐々に石月が後退する。さらに左ミドルでコーナーに詰める。

 3R、左フックを上下に突く石月。ガード固めた笠原は自身のターンで左フックを振るが、そこに石月もカウンターの左。さらに右のカウンンター狙いも石月は手数を止めずラッシュ。さらに声を上げながらコツコツと左ボディを突いて前に。


 笠原も来いと顔を振って前に。ノーガードで受けると左右を返して、左ボディ! 動きが止まった石月をプッシュして前に出るが、石月も応戦。右の相打ちからの左ヒザ、ボディに石月が後退。さらに笠原は左前蹴り、左ハイを入れてゴング。


 判定は3-0(29-28, 30-27, 30-26)で笠原が勝利した。

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