▼第3試合 キックボクシングルール 58kg契約 3分3R
〇龍聖(TRY HARD GYM/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)=57.90kg
[3R 1分23秒 TKO] ※左右ボディ→右ヒザ蹴り
×魁志(Vigor Kickboxing Gym)=57.95kg
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、2020年12月のREBELSでは聖域統一フェザー級王者・光太郎ZLSに1Rわずか51秒でハイキックによるKO勝ち。6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、2021年3月大会で大脇武に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。8月大会では井上竜太を1R2分でTKOに仕留め、10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。2022年4月には初の国際戦でメディ・ジライフィ(スペイン)にも勝利し、10戦10勝(7KO)と無敗記録を更新している。
K-1創始者である石井和義館長が「あの子は経験を積めば。潜在的な力、体幹も含めて全て持っています。オーラも出ているし。本人も引っ張っていくと自覚しているし、楽しみですね。素質はありますね。ハートも強いし、生意気だし(笑)。これから経験を積んで世界に羽ばたく選手になるんじゃないかな。まだ若いですしね」と、ニュースターになると太鼓判を押している逸材だ。
以前から、師匠HIROYAも出場していたRIZINへの参戦を熱望していた龍聖は「RIZINキックを担う存在であるところを見せたいと思います」と、早くもエース宣言。那須川天心キックボクシング引退後の座を狙う。
対する魁志は7歳から15歳までグローブ空手を習い、高校3年間はサッカーに専念。大学生の時にキックボクシングを始め、アマチュアキックボクシング大会『TOP RUN』関西一般-60kg 第10代王者になりプロへ。2018年8月の『NJKF WEST Young Fight 4th』でプロデビューし、1Rに得意のハイキックでダウンを奪い、フルマークの判定勝利。戦績5勝1敗。
1R、ともにオーソドックス構え。先に左前蹴りでセンターを取る龍聖。魁志のジャブローの打ち返しをブロッキングして、右ストレート、右跳びヒザも。ブロックする魁志も頭を上げると、跳びヒザからワンツーの龍聖は右ストレートで魁志のアゴを上げさせる。
硬くなり強打を狙う龍聖に、手数を多くまとめて離れる魁志。龍聖は右ハイ。しかし魁志も左のカウンターを当てる。
2R、左ローから入る龍聖。さらに左ボディも突くが、魁志も右ストレートを突いて前に。続く左をかわした龍聖。さらに詰めて左ハイ、右跳びヒザを突き上げ前に。龍聖はさらに左ボディでガードを下げさせ、右を打ち込んできた魁志に、右ヒザでダウンを奪う!
立った魁志になおも詰める龍聖は左ボディを効かせてこかし。その投げに注意が入る。ジャブを突くも下がらされる魁志。龍聖の左ヒザがボディに入り、中断も再開。
3R、右ミドルを突いた魁志。龍聖も右ミドルで前に出ると、コーナーから出た魁志を追い、ジャブを出さずに右ストレートで飛び込んでくる魁志をさばく。
しかし慌てず、じりじりと詰めて左ボディを突く龍聖は、なおも左ボディ、右ボディと繋げて最後に右ヒザを突き上げ、KOした。
これで11戦11勝(8KO)をマークした「KNOCKOUT王者の龍聖です。キックいらないというバカMMAファンの皆さんに認めてもらおうと、絶対にKOと力んでしょっぱい試合になってしまいました。また見てください」と挨拶した。