キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心ファイナルマッチは僅差の判定勝ち、原口健飛は速攻KO、志朗が江幡塁をハイキックKO、海人がベイノアに41秒KO勝ち、白鳥大珠が延長戦で秀樹を振り切る、YA-MANがダウン応酬の激闘で初回KO

2022/04/02 15:04

▼セミファイナル Super Fight!ライト級(-63kg)3分3R延長1R
○原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/ RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝、第6代RISEライト級王者)
KO 1R 1分56秒 ※3ノックダウン
×ロンペット・Y'ZD GYM(Y'ZD豊見城/ISKAムエタイ世界スーパーライト級王者)


 原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月大会で秀樹を降してRISEライト級王座に就いた。2020年10月11日には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。2021年2月には白鳥大珠に圧勝、9月はタップロンにKO勝ちしたが、11月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンに敗れて連勝がストップ。戦績は20勝(12KO)2敗1分。


 ロンペットは2020年2月の新日本キックに参戦し、WKBA世界スーパーライト級王者・勝次と対戦。サウスポーから繰り出す重い左ミドル&左ストレートでブロックした勝次のバランスを崩し、5Rには左フックでダウンを奪い大差の判定勝ち(50-45×3)。大きなインパクトを残した。勝次と対戦した時は35勝(10KO)19敗という戦績しか分からなかったが、あのロッタンともタイで対戦していたという。2021年9月には梅野源治とドロー、12月には北野克樹を判定で破りISKAムエタイ世界スーパーライト級王座を獲得した。


 1R、蹴りで襲い掛かった原口。派手な蹴り技を見せたかと思えば、ワンツーの左ストレートでダウンを奪う。続いて原口は左右フックで打ち合いに行き、ロンペットのフックをもらう場面もあったが左右フックの連打でダウンを追加。仕留めにいった原口だが、ロンペットの左フックで横倒しになり、ダウンを奪い返された。


 原口は「ダウンじゃない」とアピールするが認められず。両者フラフラしながらも左右フックの打ち合いを展開し、原口の左フックでロンペットが膝を着き3ノックダウンで原口の勝利が決まった。


 マイクを持った原口は「入場曲が違ったから俺、出んとこうと思った。注意して欲しいですね」と入場曲が間違っていたことを注意し、「GLORY王者に完敗して皆さんの期待を裏切ってしまってすいませんでした。勝とうと思ったんですが、10試合までKOが多すぎ、マジで。一人で塩試合するつもりでした。でも結果的にKOできてホッとしました。天心君がいなくなったら鈴木真彦と僕でRISEを引っ張っていきます。だからRISEにはチャンピオンを大切にしてほしいと思います。それと6月、もちろん僕も出ます。対戦相手は名前は出さないですけれど、明日ここでタイトルマッチをします。なので絶対に勝ってください。皆さん、お楽しみに」と、那須川に代わって自分がRISEを引っ張るとし、6月はK-1スーパー・ライト級王者・山崎秀晃かその挑戦者大和哲也のどちらかと戦いたいとアピールした。

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