キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心ファイナルマッチは僅差の判定勝ち、原口健飛は速攻KO、志朗が江幡塁をハイキックKO、海人がベイノアに41秒KO勝ち、白鳥大珠が延長戦で秀樹を振り切る、YA-MANがダウン応酬の激闘で初回KO

2022/04/02 15:04

▼第5試合 オープンフィンガーグローブマッチ -64kg契約 3分3R
○YA-MAN(TARGET SHIBUYA/ライト級9位)
KO 1R 2分33秒 ※3ノックダウン
×伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級5位、元益荒男KICK 65kg王者)


 RISEの“キングオブストリート”ことYA-MANは14歳から高校生までの6年間、ストリートファイトに明け暮れ「1回だけ負けたことがありますが、あとは全部勝っています。もちろん全部素手です」とステゴロ経験が豊富。RISEでオープンフィンガーグローブ着用試合がスタートすると自ら名乗りをあげ、山口侑馬、北井智大にKO勝ち。11月のRISE大阪大会では中村寛とフルラウンド、バチバチの殴り合いとなる大激闘を演じて話題に。さらに大晦日RIZINに出場すると、皇治に判定勝ちして一気に名をあげた。


 伊藤は地下格闘技キックの大会『益荒男』や『飛車角』で活躍、17戦無敗の戦績を引っ提げて2019年11月にRISEでプロデビュー。3戦3勝2KOの快進撃を続けていたが、2021年9月の4戦目で実方拓海に初黒星を喫した。女子ムエタイで活躍する伊藤紗弥の兄。


 1R、伊藤は左右に構えを変え、YA-MANは左右インローを蹴っていく。伊藤は左ヒザ、そして左ストレートをヒットさせるとYA-MANは眉間から流血。それで火が付いたかYA-MANが左右連打からの右アッパーでダウンを奪う。


 しかし、仕留めに行くと打ち合いで今度は伊藤が右ストレートをヒットさせ、ダウンを奪い返す。笑いながら立ち上がるYA-MANだが足がふらつく。ここで出血のドクターチェック。再開後、カーフを蹴り合い、伊藤が右ストレートを連続ヒットさせるが、打ち合いでYA-MANが右フックのカウンターでダウンを奪い返す。


 そしてさらなる打ち合いの中、YA-MANが左フックで3度目のダウンを奪いKO勝ち。ダウン応酬の激闘を制した。


 YA-MANはマイクを持つと「3年前にTARGET所属ってことで天心君と面識あって。その時に『早く俺のところまで上がって来いよ』と言われて。俺ここまで来たよ天心。そう、3年前、俺何も持ってなくて誰も俺のこと知らなくて。でも去年1年でこんなに人生が変わるので。1日1日大事に生きていけば絶対に成り上がれるので、みんなも頑張ってください。あと6月ね、世紀の一戦あると思うけれど、みんな誰と見たい? 芦澤は無しで。勝敗分かっているでしょう、やらなくても。相手にならないから。誰と見たいかSNSで書いてくれればそれが実現すると思うから、みんなつぶやいてください。芦澤はやめてね」と語った。

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