▼第6試合 SuperFight! ライト級(-63kg)3分3R延長1R
○白鳥大珠(TEAM TEPPEN/同級1位、RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×秀樹(新宿レフティージム/同級2位、K-1 REVOLUTION FINAL -65㎏級世界王者)
※本戦の判定は29-29、30-29、30-30。
白鳥は那須川天心の盟友で、キックボクシングからボクシングに転向し、8勝(5KO)3敗の戦績を残してキックボクシングにカムバック。2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」で優勝。世界王者のベルトを巻いた。10月と大晦日にはRIZINで大雅と連戦して2連勝するなど怒涛の12連勝を飾ったが、2020年10月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」準決勝で直樹に初回TKO負けを喫し、連勝がストップ。2021年2月には原口健飛にも判定負けで連敗。6月のRIZIN KICKワンナイトトーナメントで優勝して復活を遂げたのも束の間、9月の直樹との再戦でリベンジに失敗した。戦績は22勝(10KO)8敗1分。
秀樹はフィジカルの強さを活かしたパワフルな打撃でRISEライト級のトップクラスに君臨。2019年2月には白鳥大珠と第5代ライト級王座決定戦を争っている(白鳥がTKO勝ち)。また、『KNOCK OUT』のスーパーライト級トーナメントでも準優勝を果たした。2020年1月、原口健飛とRISEライト級王座決定戦を争ったが、1R2分23秒、KO負けを喫して悲願だった王座獲得ならず。2021年1月にも直樹とRISEライト級王座決定戦を争ったが判定3-0で敗れた。前戦は2021年12月にウザ強ヨシヤにバックハンドブローでKO勝ち。戦績は21勝(11KO)5敗。
両者は2019年2月の第5代ライト級王座決定戦で初対決。秀樹の左ローを白鳥がヒザでブロックしたところ秀樹の左すねが割れてしまい、3R1分41秒、ドクターストップで白鳥の勝利となり、白鳥は「この結果に満足していません。皆さんも満足していないと思いますが、今日は僕の勝ちでいいですか? 初防衛戦は秀樹選手でお願いします。次は必ず倒して決着をつけます」とマイクアピールしていた。
1R、サウスポー同士。両者ローを蹴り合う静かな展開から始まった。
2Rもローの蹴り合い、秀樹はジャブを繰り出し、白鳥は時折フックを繰り出す。白鳥は右ボディからの左フック、ジャブで前へ出て左ストレートからの右フックとスピードのあるパンチを当てに行く。秀樹は右ローを蹴って左フックを振り抜くが、白鳥はジャブで前へ出て左フック、ヒザ蹴り。前へ出て攻撃を当てに行った白鳥のラウンドか。
3Rも互いにジャブを突き、ローを蹴る両者。秀樹が右ミドルを蹴り、白鳥が細かくパンチを当てに行くと秀樹の右フックがヒット。白鳥はジャブから左カーフキック、これに秀樹がバランスを崩す。細かいパンチを当てに行き、左カーフと左ボディを強打する白鳥。秀樹は首相撲での投げを多用してしまいイエローカード。最後は白鳥が細かい連打、顔面前蹴りで終了。
本戦の判定はジャッジ1名が白鳥を支持したがドロー。延長戦、秀樹は右フック、左ストレートを伸ばす。白鳥はジャブを突いて左ストレート、左ボディ。さらに白鳥は右ローを蹴って左ボディを打つ。白鳥のインローにバランスを崩し、白鳥に組み付いてしまう秀樹。ヒザを蹴り合い、両者細かい連打から蹴り合う。白鳥は連打から右ロー。白鳥が細かく当てていったが、秀樹が左右フックを繰り出して前進して白鳥をコーナーへ押し込んだところで終了。