キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心ファイナルマッチは僅差の判定勝ち、原口健飛は速攻KO、志朗が江幡塁をハイキックKO、海人がベイノアに41秒KO勝ち、白鳥大珠が延長戦で秀樹を振り切る、YA-MANがダウン応酬の激闘で初回KO

2022/04/02 15:04

▼第4試合 ライト級(-63kg)3分3R延長1R
×北井智大(チームドラゴン/同級3位)
TKO 1R 2分13秒 ※レフェリーストップ
○中村 寛(BK GYM/第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)


 北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきた。RISE随一の激闘派として知られ、2019年2月に各団体で暴れまわる山口裕人を初回KO、9月にKNOCK OUTで活躍した水落洋祐を初回KO、2020年1月にはNKBライト級王者・高橋一眞を2RでKO、8月にはKNOCK OUTで活躍したマサ佐藤も判定で破るなど“RISEの門番”としての一面も持つ。2021年1月にキック四冠王の小川翔から2度のダウンを奪って勝利、6月には元新日本キックボクシング協会日本ライト級暫定王者・中尾満を初回KOに仕留めたが、9月に初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んでYA-MANにKO負けを喫した。戦績は24勝(9KO)15敗2分。


 中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZINで元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。2019年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、2020年7月の復帰戦でも判定負けとなったが、11月のRISEで魚井フルスイングを初回KOして復活の狼煙をあげた。2021年7月には記者会見で乱闘騒ぎを起こした大雅と因縁の対決を行い、ハイキックでダウンを奪っての判定勝ちを収めている。11月にはYA-MANに判定負けを喫したが、大激闘を演じて強烈なインパクトを残した。戦績は10勝(9KO)4敗。第6代DEEP☆KICK -60kg王者。


 1R、サウスポーに構える中村は北井の前足へ左右のカーフキック。北井は前へ出るがカーフを蹴られて足が流れ、意識が下にいっているのか中村のジャブももらう。


 カーフを蹴って素早く回り込む中村を追いかける北井が入ってくるところに中村が左フック。ロープに追い詰めてのヒザ蹴り、左ボディから連打を浴びせる。さらに“来い”と手招きして誘い、北井が右ストレートを放つと右手ではたき落として同時に左ストレート。この一発で北井が前に崩れ落ち、担架に乗せられた。


 中村はマイクを持つと「皆さん盛り上がっていますか? キックボクシングのルールで、この後みんな1位と2位も戦うんか? 63kg、北井選手を一発で、弱くないと思います。でも3位でこのレベル差なので、次そろそろタイトルマッチお願いします。あと6月、僕のこと騒いでるけれど、必要やったら呼ばれるでしょう。俺が出たら盛り上がるでしょう。普通にやったら俺が一番最強やから」と、タイトルマッチと6・19東京ドーム参戦をアピールした。

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