キックボクシング
レポート

【RISE】那須川天心ファイナルマッチは僅差の判定勝ち、原口健飛は速攻KO、志朗が江幡塁をハイキックKO、海人がベイノアに41秒KO勝ち、白鳥大珠が延長戦で秀樹を振り切る、YA-MANがダウン応酬の激闘で初回KO

2022/04/02 15:04

▼第9試合 Super Fight! -56kg契約 3分3R延長1R
○志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝)
KO 2R 1分39秒 ※右ハイキック
×江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者)


 志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。新日本キックボクシング協会で活躍し、2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からは「打倒・那須川天心」を掲げてRISEに参戦。2019年9月の「RISE WORLD SERIES」-58kg級決勝戦でついに実現したが、判定3-0(30-28×3)で敗れた。打倒・那須川天心を近い、2020年11月の「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント」で植山征紀と鈴木真彦を破って優勝。今年2月に再び那須川に挑んだが、判定で敗れた。2021年7月に開幕した「DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では9月の決勝へ進出するも風音に敗れて準優勝。戦績は24勝(10KO)4敗4分(タイの試合は除く)。


 江幡は双子の兄・睦とともに江幡ツインズとして知られ、新日本キックボクシング協会のエースとして活躍。新日本キックボクシング協会日本バンタム級王座、WKBA世界スーパーバンタム級王座、KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座決定トーナメント優勝で3本目のベルトを巻いた。兄弟揃ってワンツー&ローキックを主軸とした高い攻撃力を持つ。2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の準決勝で鈴木真彦に敗れ、2021年2月のRISEで拳剛を初回KOして11月の鈴木との再戦に臨んだが、初回KOで敗れた。戦績は42勝(22KO)4敗3分。


 両者は2011年5月に新日本キックで初対戦、この時は江幡が判定3-0で勝利。2012年5月には日本バンタム級タイトルマッチで再戦となり、5Rフルに戦ってのドローとなっている。今回は10年ぶり、3度目の対決となった。


 1R、圧力をかけていくのは志朗。ステップを踏みながら回り込む江幡を追いかけていく。江幡の動く方向へ先回りする志朗。


 2Rもステップを踏みながら圧力をかける志朗。江幡が動く方向へ先に動いて進路を塞ぐ。そしてロープを背負った江幡に志朗が近付き、江幡がジャブを打って左へ回り込もうとした瞬間、志朗の右ハイキックが炸裂。


 この一発が鮮やかに決まり、江幡は失神。志朗が壮絶なKO勝ちで因縁に決着をつけた。マイクを持った志朗は「復帰戦で強くなった姿を見せられてよかったです。僕と江幡選手とのストーリーは完全決着できたと思います。そして6月ですが、自分も枠があれば対抗戦、世界の強豪と戦うチャンスをもらえるのなら出たいと思います」と、6・19東京ドームへの出場をアピールした。

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