
RIZIN.53

(C)RIZIN FF/GONG KAKUTOGI
大会の詳細
▼RIZINライト級(71kg)タイトルマッチ 5分3R
イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)13勝3敗
ルイス・グスタボ(ブラジル)15勝4敗
ノジモフは、2023年11月にRIZIN初参戦となったアゼルバイジャン大会でフェザー級でホアレス・ディアに判定勝ち。24年4月『RIZIN.46』で日本デビューし、山本空良を2R TKOに下した。25年6月の新居すぐる戦では前蹴りを顎に突き刺す衝撃的な1R KO。
大晦日に当初、ブラックパンサー・ベイノアとの対戦が予定されていたが、ライト級王座決定戦の挑戦者であった野村駿太の負傷欠場を受けて一階級上の挑戦者に抜擢。王者ホベルト・サトシ・ソウザのタックルにヒザ蹴りを合わせて、13秒KOでライト級王座を獲得した。今回のルイス・グスタボ戦が初防衛戦となる。
グスタボは、2018年8月の『RIZIN.12』がn初参戦。矢地祐介、大原樹理、武田光司、堀江圭功を相手に4連勝後、2024年9月に王者 ホベルト・サトシ・ソウザに挑戦。1R 左ストレートを被弾してのパウンドでTKO負けで戴冠ならず。2025年3月には野村駿太との試合で3R偶発的なバッティングにより試合続行不可となりテクニカル判定負けでキャリア初の2連敗。26年3月の前戦で桜庭大世の顎を打ち砕く2R TKO勝利で復活を遂げた。ノジモフとのストライカー対決で悲願の王座獲得なるか。
▼RIZINスタンディングバウト特別ルール:3分 3R(無差別級)※10オンスグローブ着用 ※判定無し
平本 蓮(剛毅會)
皇治(TEAM ONE)
平本は2014年11月、高校1年生でK-1甲子園2014優勝を果たし、15年にキックボクシングでプロデビュー。K-1、 Krushのリングで活躍し、17年にはK-1ライト級世界トーナメント準決勝でゴンナパーを破る大金星を挙げ準優勝。18年には、日本人選手相手に無類の強さを誇ったゲーオから2度ダウン奪い、初めてゲーオをKOした日本人として伝説越えを果たした。その後、K-1のリングから離れる。
19年末、BELLATOR JAPANにキックボクシングルールで電撃参戦し、芦田崇宏から1Rに3つのダウンを奪う白星。MMA転向を表明したのち 20年大晦日、萩原京平相手にMMAの洗礼を受けデビュー戦は黒星発進。米国修行を挟み約1年3カ月ぶりとなった22年3月の復帰戦では鈴木千裕相手に判定負け。その後は鈴木博昭、弥益ドミネーター聡志に勝利しMMA2連勝を飾る。大晦日にはスタンディングのエキシビションで出場し、梅野源治を左フックでダウンさせた。23年4月には元王者の斎藤裕を相手にスプリット判定で惜敗を喫し、大物狩りならず。その後も剛毅會で鍛錬を積み、約8カ月ぶりの再起戦となった23年大晦日、YA-MANとフルラウンドの激闘の末、判定3-0勝利。
24年7月、かねてより熱望していた朝倉未来と対戦。1Rに左ストレートをヒットさせパウンドTKO勝利を飾った。その後、現役引退を表明し競技を離れていた朝倉未来の復帰を受けての再戦が大晦日のリングで発表されるも、25年5月に用意されたその舞台は負傷欠場。26年4月の会見で1年以上を経て待望のMMA復帰が発表されたその矢先、今回これまでも舌戦を演じてきた皇治を相手にスタンディングバウトに臨むことが決定。打たれ強さを誇る皇治との“肩慣らし”で、MMA復帰戦に向けて、怪我の回復のみならず、さらなる磨きのかかった打撃を見せつけるか。
皇治は、K-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント第3位、ISKA世界ライト級王者。父の影響で4歳から始めた日本拳法、空手で好成績を残す。16年よりK-1を主戦場に、スタミナを最大の武器に、武尊らと激闘を繰り広げると「大阪に皇治あり」を満天下に知らしめた。20年7月にRIZIN電撃参戦を発表すると、9月に那須川天心、大晦日には五味隆典と対戦し、一躍注目を集める。21年開催のキックトーナメントでは白鳥大珠に決勝で敗れ準優勝。その大晦日にはYA-MANに判定負けを喫した。22年3月の再起戦で梅野源治に勝利すると、その後はHEATや3150ファイトで激闘を演じた。次なる標的をフロイド・メイウェザーに定めると、9月に用心棒のジジをKO、11月には秘蔵っ子のイングラムとドバイでエキシビションマッチを行った。
23年4月には地元大阪で同じくK-1から転向した芦澤竜誠に判定で惜敗し引退を示唆。その後、6月にMMA転向を発表し、研鑽を積む。大晦日、三浦孝太相手にMMAデビュー戦で三浦の代名詞たるサッカーキックを連打しTKO勝利し話題をさらう。24年7月には同じくキックから転向した芦澤竜誠とMMAで再戦したが判定で敗れ、ルールセットを変えてのリベンジとはならなかった。25年3月、当て逃げの疑いで書類送検されると、5月の東京ドームで禊の一戦よろしく体重差30kg以上の反則王シナ・カリミアンとスタンディングバウト特別ルールで対戦し、勝敗なしのドロー。これまでボクシング形式のエキシビションは1勝1敗4分で、今回再びRIZINスタンディングバウト特別ルール(判定無し)での参戦、かねてより因縁のあった平本と遂に拳を交える。キックでの戦績はもちろん、MMAキャリアも先を行く平本相手に、ほぼホームグラウンドと言える神戸の地で、泥臭くも、不屈の闘志と漢気溢れる試合で、会場を魅了するか。
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
高木 凌(フリー)
リー・カイウェン(中国/Haosheng fight gym)
高木は、PANCRASEから23年10月、RIZIN初参戦。いきなり強豪ビクター・コレスニックと対戦し、判定負け。24年4月RIZIN2戦目で西谷大成を得意の右ストレートでマットに沈めRIZIN初勝利。9月には萩原京平を1R リアネイキッドチョークに極めて一本勝ち。25年5月、超新星・秋元強真との新世代対決で判定負け。
米国修行を経て、9月にPANCRASE王者の三宅輝砂に判定勝ち。26年3月、木村柊也とのストライカー対決では木村の目の負傷により判定勝ち。今回、コレスニック戦以来の国際戦に挑む。
カイウェンは、レスリングベースながら、右の拳を武器に打ち合い上等のスタイルと風貌から「中国の五味隆典」と呼ばれる。14年9月、CKFでプロデビュー。同年よりONEに参戦し、12月ONEフェザー級北京トーナメント優勝。4連勝後の16年4月、マーティン・ニューイェンに1RKO負けでONE初黒星。ONEで9勝3敗後、23年5月より「ROAD TO UFC」(RTU)シーズン2出場。8月の準決勝で神田コウヤに判定勝ちも24年2月の決勝で体重超過の末にイー・ジャーに1R一本負け。UFC契約とはならず。その後国内団体で2連勝し、25年5月より「RTUシーズン4」に参戦。8月の準決勝で中村京一郎に判定負け。今回、1年9カ月ぶりとなる再起戦で、RIZINデビュー。RIZINフェザー級戦線で世界のものさしとなる存在が、初参戦となる。
▼RIZINバンタム級(61kg)5分3R
太田 忍(THE BLACK BELT JAPAN)7勝5敗
金太郎(アメリカン・トップチーム)16勝15敗2分
太田は、16年のリオ五輪グレコローマン59kg銀メダリスト。20年大晦日にRIZIN初参戦にしてプロMMAデビュー戦で所英男に一本負けも、2023年大晦日に芦澤竜誠、24年4月に牛久絢太郎、6月Bellatorでロジャー・ブランクに勝利し、自身初の3連勝。しかし、9月の元谷友貴との2年ぶりの再戦で、3Rに自身のテイクダウンを切り返されてバックからワンハンドチョークを極められリベンジならず。
25年5月の前戦では、現王者のダニー・サバテロのRIZINデビュー戦を迎え撃ち、3R、自身のタックルでサバテロをスラムしたが、サバテロに身体を捻られて頭をマットに打ちつけ、パウンドを被弾、TKO負けを喫した。ここまでATT勢に2連敗のなか、同じくATTで攻略方法を研究してくる金太郎を相手に、1年ぶりの再起戦・そしてリオ五輪から10年目の進化を見せることが出来るか。
金太郎は、PANCRASEから2020年2月にRIZIN初参戦。2勝1敗で迎えた井上直樹戦で判定負けを喫すると、元谷友貴、堀口恭司、石司晃一を相手に4連敗。ATTへの出稽古を始めて、2024年3月にダイキ・ライトイヤーに判定勝ちで2年9カ月ぶりに再起を遂げるも秋元強真、ヤン・ジヨンにTKO負けで2連敗。ATT所属となり、2025年11月にリ・ユンフォンを1R ヒールフックに極めて1年8カ月ぶりの白星を掴んだ。半年ぶりのRIZINの舞台でも"マサカリ殺法”で豪快な勝利を収め、連勝街道に乗りたい。
【休憩】
▼51.0kg契約 5分3R
ケイト・ロータス(フリー)9勝8敗
ケイティ・ペレス(米国)7勝10敗
ケイトは、空手の型で活躍後、柔道を経験。2020年12月、DEEP JEWELSでプロMMAデビューすると、2024年7月の『超RIZIN.3』のRENA戦でRIZIN初参戦。2R TKO負けもSBの女王相手に善戦。2024年11月のDEEPで空手世界王者の月井隼南を2R リアネイキドチョークに極めて再起を遂げると、25年5月のRIZIN韓国大会でシン・ユリに判定勝ち。9月、DEEPで富松恵美をパウンドアウト。さらに11月のRIZIN神戸大会ではイ・ボミとの激しい打撃戦を制し、4連勝をマークする。
26年3月の前戦『RIZIN.52』では、DEEP王者の大島沙緒里と対戦し、グラウンドでコントロールされ判定負け。連勝がストップした。RIZINでもDEEPでも再び王座戦線に向かうために、連敗は許されない地元大会参戦だ。28歳。
対するケイティ・ペレスは、空手・柔術黒帯から2018年にアマチュアMMAの試合に出場し、4勝1敗。25歳の19年に『CFFC』でプロMMAデビューし、以降、7勝10敗。20年2月のHFCでは三角絞め、10月のMTFではリアネイキドチョークと、2試合連続一本勝ち。21年6月にIivicta「アトム級フェニックストーナメント」に参戦すると、RIZIN&BellatorでRENAと1勝1敗のリンジー・ヴァンザントに腕十字を極められ、1R 一本負けで初戦敗退。
続く8月のInvictaでは、のちにONEで澤田千優と対戦したナタリー・サルチェードに判定負けで2連敗を喫した。その後、Combate Globalで2勝5敗。24年6月よりKOTCに参戦し、RIZINでRENAと対戦したアンディ・ウィンを2R 腕十字に極めるなど2試合連続一本勝ち。25年5月の「FSFアトム級(47.6kg)王座戦」では5Rにボディを効かされTKO負けで戴冠ならず。12月のFACではメインイベントでエル・ドーソン(※6勝1敗・唯一の黒星はJEWELSに出場したセリーヌ・ハガに判定負け)にスプリット判定負けで2連敗に。
しかし、26年2月のフランスSFCでは、ストロー級(52.2kg)でアリス・ミシャルキエヴィッチを2R リアネイキドチョークに極めて一本勝ちで再起を遂げている。51kgでRIZIN初参戦となる今回、7勝中6つの一本勝ちを誇るサブミッションで、スーパーアトム級(49kg)戦線に名乗りを挙げるか。32歳。
ペレスはグラップラーだがレスラーではなく、組んで下になって仕掛けてスイープでトップ、バックからの絞め、腕十字が得意パターン。一方で打撃は組むためのもので被弾も少なくない。ケイトとしては、進境著しいサウスポー構えの打撃でペースを握り、組んでも受けの強い寝技で、強いベースでトップから削りたい国際戦だ。
▼RIZINライト級(※71.0kg)5分3R
雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA FIGHT SPORTS GYM)14勝7敗
宇佐美正パトリック(Battle-Box)8勝5敗
雑賀は、前PANCRASEライト級王者。183cmの長身から繰り出される鋭い打撃、特に右ストレートを武器にKOを量産、「やるか、やられるか」の完全決着型・激闘ファイター。
6歳から12歳まで空手を習い、26歳でDOBUITA入門。17年8月のFighting NEXUSでプロデビュー。19年7月からPANCRASEに参戦し、2連勝後の20年9月、林源平を1R 横須賀アッパーでKO勝ちで暫定王座獲得。21年12月、久米鷹介との王座統一戦で逆転一本負けで正規王座を逃す。22年4月にRIZIN初参戦。江藤公洋に2R TKO負けで初の2連敗。23年4月には緊急参戦でアブドゥルカリコフに1R KO負けを喫した。
12月のPANCRASE次期挑戦者決定戦で粕谷優介に判定勝ちで再起。24年3月に王者アキラを1R 右ハイキックによるKOで王座奪取。5月にはROAD TO UFCのワンマッチでキ・ウォンビンと激闘の末に2R TKO負け。24年9月、久米と再戦し、左フックでダウン奪いTKO勝ちでリベンジ達成とともに王座初防衛に成功した。25年4月には天弥との「日本ライト級最強ストライカー対決」で3R TKO勝ち。11月の『RIZIN LANDMARK 12』でヌルハン・ズマガジーの左ハイを被弾し、ダースチョークで一本負け。
大晦日、緊急参戦でブラックパンサー・ベイノアを2R 左ハイキックでKOに下し、RIZIN初勝利を果たした。3月14日、PANCRASE361で3度目の防衛戦でラファエル・バルボーザのヒジでカットによる2R TKO負けで王座陥落。国際戦で厳しい結果が続くなか、今回の再起戦で、これまでKO・TKO負けのないパトリックを相手に、MMAストライカーとしての経験値の差を見せつけて、世界の強豪たちへのリベンジへと突き進むか。35歳。
対する宇佐美正パトリックは、5歳から始めた極真空手で数々のタイトル獲得後、ボクシングに転向。中学でU15全日本大会2連覇、高校では国体、IH、全国選抜それぞれ2度優勝、高校6冠達成。LDH主催『FIGHTER BATTLE AUDITION』への応募を機にMMA転向。21年9月の修斗でプロMMAデビュー以来、強烈な左フックを武器に3連勝を飾る。22年4月の『POUNDSTORM』で大尊伸光に判定負けでMMA初黒星。22年6月の『ROAD TO UFC』で減量失敗で出場機会を逃す。
22年10月にRIZIN初参戦で、佐々木信治にTKO勝ち。大晦日には同じ極真出身のベイノアを1R 左フックで失神KOに下す。キレと爆発力ある打撃を武器に快進撃かと思われた矢先、23年4月、キム・ギョンピョに1R 一本負け。9月にはキックルールで安保瑠輝也に判定負け。24年6月には徳留一樹を1R 右フックKOで連敗脱出した。しかし、9月に矢地祐介に判定負け、12月のDEEPで西川大和に判定2-3で敗れ2連敗に。その直後の大晦日、細川一颯を技術で完全に凌駕し2R KO勝利した。25年5月の韓国大会ではキム・シウォンに判定勝ち。
11月の神戸大会では矢地を初回TKOに下した桜庭大世と対戦。3R、桜庭の内ヒールからのヒザ十字にタップアウト。キャリア2度目の一本負けを喫した。再起戦の今回、180cmの自身より身長で3cm、リーチで9cm長いスライカーの雑賀を相手に得意のボクシングテクニックを駆使して雑賀の“横須賀アッパー”を完封するか。手とともに足の打撃もうるさい雑賀をKOして、“ライト級日本人最強ストライカー”の称号を自身のものとしたい。25歳。
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)15勝7敗
ライアン・カファロ(米国/Nick Catone MMA)14勝6敗
松嶋は、5歳から習い始めた極真空手は黒帯。並行して8歳からは柔道(15歳まで)、12歳からレスリングを、いずれも憧れのMMAで戦えるようにと鍛錬してきた。21歳よりMMAを始めると、15年2月に修斗でプロデビュー。同年度の新人王を獲得。16年にはフィリピン開催のPXCでロランド・ディにKO負けでキャリア初黒星を喫した。16年9月、PANCRASEに初参戦し、牛久絢太郎に一本勝ち。2018年4月にISAOとフェザー級暫定王座を争うも反則のグラウンドヒザで戴冠ならず。2018年9月からONEに参戦し、マラット・ガフロフ、クォン・ウォンイルに連勝。2019年8月に王者・マーティン・ニューイェンに挑戦も2R TKO負けで王座獲得ならず。ONE3勝2敗でUFCとの契約を目指し、自身も分岐点と語る22年10月のROAD TO UFC(RTU)に参戦。
RTU準決勝でイージャーに接戦の末、スプリット判定負けを喫し悔しい結果に。海外の強豪と戦い再び世界に向かう再起の場として、23年7月のDEEPに参戦したが、相手の欠場を受け緊急参戦となった劉獅と68kg契約で対戦し、1R TKO勝ち。24年1月のTOP BRIGHTSではカルシャガ・ダウトベックと対戦。強烈な左フックに沈み1RKO負けの結果に。再起戦となった7月のGLADIATORではフェザー級挑戦者決定トーナメント1回戦でソドノムドルジ・プレブドルジに2R左ヒザで KO勝ちで準決勝に進むも、LFAと契約が決まりトーナメント離脱した。
ビザの問題でLFAデビュー戦が決まらないなか、25年8月のKNOCK OUTに電撃参戦、究極打撃格闘ルールとして注目を集めるUNLIMITEDルールで中国のジャン・チャオと対戦し、判定勝ちを収めた。プライムタイムにありながらタイミングや契約に左右され、もどかしい時間を過ごすなか、11月のRIZINに電撃初参戦で元フェザー級王者のケラモフと対戦予定も、相手がウィルス性胃腸炎を罹患し、無念の試合中止。12月、KNOCK OUTにUNLIMITEDルールで再び参戦し、漁鬼に判定勝利を果たした。仕切り直しのRIZIN参戦で、CFFC王者ライアン・カファロを相手にその実力を国内外に知らしめることができるか。
カファロは、“コリアン・サンダー”の異名を持ち、ギロチンチョークをはじめとする多彩な絞め技で一本勝利を量産するArt of Warフェザー級王者、現CFFCフェザー級王者。両親が武道をやらせたいと考え、7歳のときに6か月間、テコンドーのルーツのひとつで唐手道(タンスドー)を習った経験を持つ。高校時代はいじめに遭ったがウェイトトレーニングとレスリングを始めて状況が一変。高校レスリング地区大会で3位入賞の成績を残す。その高校時代にPRIDEやMMAの映像を観たことから世界の舞台を夢見る。プロのムエタイも2試合経験し、ブラジリアン柔術紫帯。憧れの選手は地元のスーパースター、フランキー・エドガー。
アマチュアMMAで好成績を残し、XFEではベルトを獲得。13年11月、Bellator でプロデビュー。プロ3戦目15年9月よりCFFC参戦。17年12月にニンジャチョークでジャレッド・メルカドを極め4連勝すると、18年5月にMaverick MMAのフェザー級王座に挑戦したがスコット・ヘックマンに判定負け。19年3月にCFFCでの再起戦にも敗れプロキャリア初の2連敗。1勝1敗を経て、1年8ヶ月ぶりとなる試合となった21年7月以降、Art of War Cage FightingやStellar Fights、主戦場のCFFCで3連勝すると、23年9月のArt of War Cage Fightingで空位のフェザー級ベルトをかけてマット・ターンブルと対戦、2R肩固めに極めてベルトを獲得し4連勝目を飾る。12月にクリスチャン・ロペスにスプリット判定負けで王座陥落。参戦予定のムエタイマッチの中止を経た24年9月、247 FCのジャスティン・パットン戦がアイポークで無効試合に。
25年3月のCFFCで再起を遂げると、続く5月、無敗の王者アンソニー・ディレム相手に98%の敗北予想を覆し、グラップリングで上回り4Rマジョリティ判定勝利で王座獲得。12月のCFFCではジャスティン・パットンとの再戦で1R TKO勝利で、初防衛。王者としてRIZINに乗り込む。
▼RIZINバンタム級(61kg)5分3R
ダイキ・ライトイヤー(修斗ジム神戸)12勝13敗3分
梅野源治(PHOENIX)2勝0敗
ダイキは、修斗第13代環太平洋バンタム級王者。24年3月、地元神戸のRIZINで金太郎と対戦し判定負けも12月の修斗で実力者の野瀬翔平をスプリット判定で破り、環太平洋バンタム級王座を獲得。25年5月、世界バンタム級暫定王座決定戦で永井奏多に1R TKO負けで世界王座戴冠ならず。
26年1月の初防衛戦では川北晏生に2R KO負けで環太平洋王座陥落となった。連敗からの再起戦となる今回、MMA3戦目のムエタイ王者・梅野源治を相手に得意の跳びヒザを見せることができるか。
梅野は、16年10月、日本人史上6人目のラジャダムナンスタジアム認定王者となった“日本ムエタイ界の至宝”。21年6月、RIZIN KICK ワンナイトトーナメントでRIZIN初参戦。皇治との試合でバッティングでノーコンテストに。22年3月の再戦で判定負け。23年6月に鈴木宙樹の跳びヒザでKO負け。10月の再起戦で斎藤祐斗に判定勝ち。24年6月、井フルスイングとのオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ち。24年大晦日に大雅を相手にMMAデビュー。判定勝ちで白星発進すると、25年9月に芦澤竜誠とも激闘の末に判定3-0勝利。MMA3戦目の今回、自身のMMAムエタイにさらなる進化を見せるか。
▼62.0kg契約 5分3R
ジョリー(FIGHTER'S FLOW)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
ジョリーは、新極真会で四至本ジョリー竜馬として活躍。10年間は空手を経験し、県内交流試合で数回優勝。キックボクシング歴3年、MMA5年になる。アマチュア修斗東海選手権バンタム級トーナメント優勝後、18年1月のGLADIATORでプロデビュー。2連勝をマーク。20年に安保瑠輝也のYouTube企画に喧嘩自慢として参加。
22年7月、BreakingDown(BD)に初出場。4連勝で臨んだ5月の日韓対抗戦ではROAD FC出身のパク・ヒョングンに判定0-5で敗れBD初黒星。24年6月にはYUSHIとMMAルールで対戦し、跳びヒザ蹴りからのパウンで1R KO勝ち。怪我から25年3月にBD復帰戦では冨澤大智とMMAルールで対戦、KO負けを喫した。
7月のBDでは秋元強真の兄・優志に判定勝ち。9月よりFIGHTER'S FLOWに所属。大晦日のRIZINデビュー戦で芦澤竜誠を1R 25秒、腕十字に極めた。2戦目となる今回、同じ空手&キック出身の児玉にMMAで上回るか。
児玉は、極真会館全日本高校生空手道選手権大会準優勝、第30回全日本新空手道選手権大会 K-2 GRAND PRIX 2019軽中量級優勝、JAPANCUP2019 -65kg級優勝。20年1月「格闘代理戦争」に魔裟斗軍の選手として出場し判定勝利。11月のプロデビュー以来、Krushを主戦場とする。プロ2戦目で初黒星を喫するも、その後は赤田プレイボイ功輝や昇也らを相手に破竹の4連勝。24年1月、第6代ライト級王者の瓦田脩二に2R得意の右ストレートでダウン奪うと3RにハイキックでKO勝利。12月には第9代ライト級王者の伊藤健人に判定勝利で元王者相手に2連勝を飾る。
25年2月、ライト級ワンデートーナメントで天野颯大に延長判定負けで1回戦敗退。3月にはレオナ・ペタス率いるK-1反体制ユニット「RibelLion」加入。4月、上野空大を3R左フックでKO。5月にはK-1会場でBreakingDown選手と乱闘。25年9月、試合3日前に網膜剥離が発覚しながらも、タイトル前哨戦となる一戦で大谷翔司に判定勝ちでリベンジを果たした。BD上がりのRIZINファイターのジョリーを相手に初挑戦のMMAルールで自身の存在証明を果たせるか。
▼57.0kg契約 5分3R
飴山聖也(ENCOUNTER)
平本 丈(剛毅會)
23年3月のGLADIATORアマチュア戦以来の再戦。
飴山は、フライ級の枠を超えたハードパンチャーとして、KOを量産。前田吉朗が21年に開設したジムの生え抜きプロ第一号。バックボーンと言える競技経験は持たず、プロレスが好きだったため同じようなことをしてみたいと思い19歳に総合格闘技を始める。
23年3月、大阪で開催のGladiatorに、関西アマチュアMMAからの初出場。平本丈を相手に序盤から積極的に組みに行き、逃げる平本の向き直りに左ストレートでダウンを奪うと、追撃のパウンドで1RレフェリーストップTKO勝利を挙げた。
23年7月のプロデビュー戦以来、DEEP大阪大会に定期参戦。デビュー戦からの2連敗を経て、キャリア3戦目となった24年3月の井上暉也戦で計量オーバーの相手を1Rに仕留めて以降、前田太輝、藤田健吾、松場貴志にも1RパウンドTKO勝利を収め、1年で4連続1R TKO勝利を果たす。25年3月、前田吉朗の地元である香川大会のオープニングファイトに抜擢され、師弟出場でRIZINデビューを果たす。しかし、高岡宏樹に2R一本負けを喫し、連勝ストップ。
再起戦となった6月のDEEP大阪大会では、自身が5歳の頃から活躍してきたベテランの安谷屋智弘と対戦。グラウンドで下からのヒジを当てると相手がカットし、1R終了時ドクターストップによるTKO勝利を収めた。その後、12月の砂田華杜戦は偶発的なアイポークによるノーコンテスト。26年3月のDEEP大阪開幕戦では太一を相手に、面目躍如の1RパウンドTKO勝利を収めた。
持ち前の打撃を見せつけた前戦を経て、3年2カ月ぶりに神戸の地で平本丈と再戦する今回、完膚なきまでの返り討ちを果たし、MMAファイターとしての成長を見せつけるとともに、RIZINフライ級で飛躍してゆくためのジャンピングボードにしたい。
平本は、兄・平本蓮の影響で5歳よりキックボクシングを始める。20年大晦日に蓮がMMAに挑戦した姿に刺激を受け自身も転向。21年、ABEMA「格闘 DREAMERS」をPCR検査が陽性で断念したが、その後に入れ替え戦を一本勝利でチャンスを掴む。最終審査では同じくストライカーの鈴木崇矢と対戦したが、負傷による棄権。その後も兄と共にMMAの練習に励み、23年3月のGLADIATORで飴山聖也を相手に、約2年ぶりの復帰戦にしてアマチュアMMAデビュー。1R、左フックによるKO負けを喫した。23年大晦日、初参戦のRIZINでプロMMAデビュー。YUSHIを相手に左ハイキックでダウンを奪うなど、判定3-0勝利。24年11月、プロ2戦目のDEEPで同じ空手ベースの木村琉音と対戦。1R中盤に腕十字を極められ、一本負けを喫した。
再起戦となった25年5月、田丸辰のMMAデビュー戦に抜擢。キックボクシング二階級王者という大型新人を相手に、MMA経験の差を見せてグラウンドコントロールし判定勝利した。9月、冨澤大智と対戦。打撃に組みを混ぜてバックを奪いチョークを狙うも極め切れず、スプリット判定で打ち負けた。今回、アマチュア時代の対戦から3年2カ月ぶりに同世代の飴山と再戦に。ともにMMAの進化を見せたい一戦で、プロ戦績で先を行く飴山を相手にリベンジを果たせるか。
▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
中川皓貴(総合格闘技道場Reliable)12勝6敗
ジェイク・ウィルキンス(リバーサルジム新宿Me,We)4勝3敗
中川は、柔道ベースの第8代GLADIATORフェザー級王者。22年2月、初参戦のRIZINで小島勝志に判定勝ち。同年6月にGLADIATORで原口央にスプリット判定負け。続く23年1月、GLADIATORフェザー級王座決定戦でチョ・ソンビンに1R TKO負け、12月にバットオチル・バットサイハンに判定負けを喫し、アジアの強豪相手に2連敗。24年5月、水野翔との激闘を制し再起を遂げると、7月、フェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝でチハヤフル・ヅッキーニョスにスプリット判定で敗れる。
1年2カ月ぶりのMMA復帰戦となった25年9月、イ・フィジェと68㎏契約で対戦しギロチンチョークで1R一本勝ち。12月に強豪パン・ジェヒョクに判定勝ちで悲願のGLADIATORフェザー級王座初戴冠を果たした。GLADIATOR王者としてFighting NEXUS王者のジェイク・ウィルキンスと戦う。
ウィルキンスは、第2代Fighting Nexusライト級王者。柔道ベースでアマチュアで戦績を重ね、18年4月にはラスベガスのReal MMAでフェザー級王者に。19年、第26回全日本アマチュア修斗選手権優勝。21年7月、Fighting NEXUSでのプロデビュー。河名マストにTKO勝利。その後12月に竹上航平に判定勝ちで2連勝を挙げるも、22年5月にはマックス・コクエイを相手に延長ラウンドで三角絞めを極められ、プロ初黒星を喫した。再起戦となった11月にキム・ハンオルをパウンドで沈めTKO勝利。23年8月、Fighting NEXUS初代ライト級王座決定戦のチャンスを掴むと、ジェロム・レ・バンナをセコンドに迎え岸野“JUSTICE”紘樹と対戦。激闘の末、判定で敗れタイトル獲得を逃した。
24年8月には、コリアン・トップチームのソン・ヒョンソクに判定負けで2連敗に。25年3月にはIMPACT.56戦闘祭に出場し、IMPACT MMAライト級王座決定戦で土屋信志に1R15秒KO勝利。6月にはKNOCK OUTアンリミテッドルールに挑戦を予定するも欠場。その後Me,Weに所属し、1年ぶりとなる25年8月のFighting NEXUSライト級王座決定戦で体重超過の小川健晴を2Rギロチンチョークに極め、ベルトを獲得した。今回、フェザー級に落としてRIZIN初参戦かつ王者としての初の試合で他団体王者と激突する。
【オープニングセレモニー】
▼OPENING FIGHT 57.0kg契約 RIZIN MMA特別ルール 5分2R
濱口奏琉(フリー)6勝4敗
砂田華杜(blooM)3勝0敗
濱口は幼少期から習った極真空手で高校男子無差別級2連覇、中学で柔道で大阪強化選手に選出。高校レスリング近畿大会3位、大学レスリング西日本新人王。2022年にのFKT優勝。MMA5勝4敗の23歳。
25年6月のDEEP大阪で、元修斗・パンクラスフライ級王者の神酒龍一に3RTKO勝ち後、9月に柴田“MONKEY”有哉の欠場で緊急参戦の力也と対戦し、1R TKO負け。3月のDEEP大阪大会で、3連勝の松井優磨の足関節を潰して1R TKO勝ち。
砂田は、伝統派空手、ボクシングがバックボーン。DEEPフューチャーキングトーナメント2021で優勝し、DEEP大阪で上村亮馬、佐藤利空、古市陸をいずれも1Rフィニッシュに下して3連勝。2勝はリアネイキドチョークを極めている。25年12月のDEEP大阪大会で飴山聖也と対戦も、砂田の右ストレート後、飴山が右目を押さえてアイポークをアピール。続行不可能でノーコンテストとなっていた。MMA3勝0敗。24歳。
▼OPファイト キック 62kg契約 3分3R
勇志(テツジム)
麻太郎(健心塾)
▼OPファイト キック 女子46kg契約 3分3R
上田樹那(山口道場)
北野ヒナタ(楠誠会館)
▼OPファイト キック 57kg契約 3分3R
祥汰(SFK)
須藤智也(TEAM TEPPEN)
大会レポート・関連ニュース
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