▼RIZINライト級(-71.0kg)5分3R ※試合見どころ
〇ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)15勝4敗
[2R 2分32秒 TKO] ※右フック
×桜庭大世(サクラバファミリア)2勝2敗
桜庭vs.シウバから25年、その“息子たち”が世代を変えた日本vs.ブラジルの打撃vs.寝技に挑む。
グスタボは、往年のシュートボクセスタイルを彷彿とさせるアグレッシブな突進力だけでなくグラウンドでも繊細な技術を兼ね備えたファイター。過酷な環境で幼少期を過ごし、ストリートの抗争に巻き込まれ父親を亡くしたのち、地元が開放していた格闘技ジムに通い始める。数々のアマチュア大会を経て14年に18歳でプロデビュー。16年、ヴァンダレイ・シウバにポテンシャルを評価され、アンドレ・ジダ率いるEVOLUCAO THAIに移籍、着実に勝ち星を重ねる。

18年8月、初参戦のRIZINで矢地祐介をKO。19年にはライト級GPに参戦すると、大晦日にパトリッキー・ピットブルにTKO負けを喫し準決勝敗退。コロナ禍による長期離脱を経て22年4月、矢地と再戦。約2年のブランクを感じさせない動きで圧倒し2R TKO勝利を収めると続く9月には大原樹理を1R TKOし2連勝。怪我からの復帰戦となった23年4月に武田光司に判定勝利、24年2月には堀江圭功に判定勝利を挙げ4連勝。
悲願のタイトル挑戦となった9月、王者サトシの鉄槌を浴び無念の1R TKO負けを喫した。再起戦となった25年3月、DEEP王者野村駿太とのストライカー対決では組みもいかす野村にペースを握られ、さらに3R偶発的なバッティングにより試合続行不可となると、3R 2分27秒までのテクニカル判定0-3で敗れ、プロキャリアで初の2連敗に。絶対に勝ち星を掴みたい今回、高いポテンシャルの桜庭に対して自身が積み上げてきた経験を武器に、持ち前の荒々しい打撃でド派手なKO劇を演じ、再起を大々的にアピールできるか。

桜庭大世は、桜庭和志の長男。13歳の時、桜庭家に遊びに来ていた柔道家に誘われ22歳まで柔道を経験し、24歳の時から「モテたい」とMMAの練習を開始。23年9月、父が主宰するQUINTETでグラップリングでのプロデビューすると柔道金メダリスト内柴正人からヒザ十字固めで一本勝利の番狂わせを演じた。
24年大晦日のMMAデビュー戦では矢地祐介を相手に1R、左の蹴り足を掴ませての左ストレートを突き刺して崩し僅か26秒で鉄槌TKO勝利を収めるという期待以上のインパクトを残した。25年5月の2戦目ではUの遺伝子を受け継ぐ40代半ばのベテラン中村大介に得意技の腕十字を許し無念のタップアウト。
1勝1敗で真価を問われるプロ3戦目では高いボクシング技術を持つ宇佐美正パトリックを相手に引かずに前に出ると、3R膝十字を極めて一本勝利で再起を果たした。また父・桜庭和志を彷彿させる姿で観客を沸かせた。僅か4戦めで王座挑戦経験のあるグスタボと対戦する今回、RIZINで初の連勝を飾るとともに、ビッグチャンスをものにし、一気にライト級戦線上位へ駆け上がれるか。

1R、サウスポー構えの桜庭にグスタボは右ミドル、桜庭も蹴り返し。さらに左ミドルは遠い。グスタボも左ハイでけん制。桜庭のローの左右を振る。

桜庭の蹴りに左フックのグスタボ。桜庭は左の蹴りを上下に打ち分ける。グスタボの入りに左テンカオも打つ桜庭は、レベルチェンジも。右オーバーハンドを潜る桜庭はシングルレッグも切るグスタボ。

桜庭は踏み込んで左ミドル。グスタボは右を届かせて左フックも。しかし打ち合いに退かない桜庭、左ミドルまで繋ぐ。右眉を切った桜庭。グスタボの右ミドルを掴んで崩す桜庭。すぐに立ったグスタボ。桜庭はグスタボの入りに左テンカオを効かせるとグスタボは後退も右ミドルで押し戻すと。下がった桜庭はヒザを返す。

2R、左ミドルを突く桜庭。グスタボのローを掴むも放す。右の蹴りのグスタボ。左右フックに桜庭もミドルから左をヒットさせる。グスタボがインローを蹴るとバランスを崩す桜庭。左インローを蹴る桜庭。グスタボの振りは若干手数が減る。さらに左ミドルを蹴る桜庭が前に。

大きな右オーバーハンドを振るグスタボ。かわした桜庭は左を打ち込むが、グスタボも右を返すと、右ハイ。ブロッキングした桜庭。グスタボは同じ挙動で今度はシャープに右をパンチで打ち込むと、もらった桜庭がダウン! パウンドにレフェリーが間に入った。




グスタボはマイクを持つと「こんばんは、元気? またここに来れてとても幸せです。特別な場所に来れて幸せです。RIZINの雰囲気が大好きだし、ファンがくれるエネルギーが恋しかったです。絶対にKOすると言ってKOするところを見せました。またタイトルに挑戦したいです」と、タイトル再挑戦を誓った。








