▼第11試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -68.0kg契約 3分3R
〇松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)
判定3-0 ※30-27×3
×漁鬼(SHINE沖縄/KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王者)
“ナチュラルボーンMMAファイター”の異名を取る松嶋は、国内MMAフェザー級トップの実力者。ONE Championshipで世界王座挑戦経験があり、『ROAD TO UFC』にも参戦。不可解な判定で準決勝敗退後、2023年7月の『DEEP 114 IMPACT』で欠場した元UFCファイターのガブリエル・シルバの代替選手の劉獅と68kg契約で対戦し、1R TKO勝ち。
2024年の1月『TOP BRIGHTS』では、カルシャガ・ダウトベックにTKO負けを喫し、真剣に進退を考える状態にあったが、7月のGLADIATORでソドノムドルジ・プレブドルジにTKO勝ちで復帰。9月にはLFAとの契約が発表されたが、その後試合の機会に恵まれず2025年8月にKNOCK OUT初参戦。UNLIMITEDルールでジャン・チャオに勝利すると、11月のRIZINでヴガール・ケラモフとの対戦が決まったがケラモフの欠場で試合が中止となっていた。MMA戦績は15勝7敗。

2度目のUNLIMITEDルールで対戦するのは、KNOCK OUTで活躍するキックボクサーの漁鬼。沖縄のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級王者、BEAST同級王者。2022年7月、KNOCK OUTに初参戦すると中島弘貴に延長戦でTKO負けも接戦を演じ、2024年10月のKNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝では中島玲に判定負けも1Rにダウンを奪った。

2025年5月には中島弘貴との再戦でダウンを奪って勝利、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座に就いた。6月にはユリアン・ポズドニアコフに挑むも判定負け。11月にはペドロ・グランホを破り、今回UNLIMITEDに初挑戦する。戦績は10勝(3KO)7敗1分。

1R、松嶋がさっそくシングルレッグからテイクダウンし、パウンドを見舞う。ブレイク後もすぐに松嶋がニータップからテイクダウン、パウンドとヒジ。次はダブルレッグからマウンドを奪ってヒジの連打。その後もテイクダウンを奪ってはパウンドやヒジで圧倒する松嶋。

2Rもすぐにテイクダウンしてマウントを奪い、パウンドを見舞う松嶋。漁鬼が右フックをヒットさせるがすぐに松嶋がテイクダウン。飛びヒザ蹴りの相打ちからバックに回ったのは松嶋。そのまま後ろへ豪快に投げる。

漁鬼は松嶋に組まれると両足を絡めるが、今度は松嶋が抱えてマットへ叩きつける。前へ出て何とかパンチを当てようとする漁鬼を松嶋がテイクダウン。

3R、パンチを当てようとする漁鬼に組み付いた松嶋はバックドロップ。そのまま上に乗ってパウンド。ブレイクになるとダブルレッグテイクダウンから顔面ヒザ、マウントからパウンド。バックマウントからパンチを打ち続ける松嶋。漁鬼はブレイクに持ち込む。

最後まで松嶋が攻めて終わったが、漁鬼もよく耐えた試合に。判定は30-27×3のフルマークで松嶋が勝利した。
試合後、松嶋は「ヒジを出している中でブレイクになると、ルールでまた分からないところがあるなって感じです」とブレイクのタイミングがまだ分からないと話した。


