report by Jimura Yunta, photos by Takazawa Keisuke/GONG KKUTOGI/PANCRASE
2026年3月14日(土)、神奈川・横浜武道館にて『PANCRASE 361』(U-NEXT配信)が開催された。
▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ライト級 5分5R
×雑賀ヤン坊 達也(DOBUITA)第9代KING OF PANCRASIST 14勝7敗 70.15kg
[2R 4分41秒 TKO] ※右瞼カット
〇ラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO)3位 17勝5敗 69.9kg
※バルボーザがライト級新王者に
2025年4月、天弥との“ライト級日本最強ストライカー対決”を制し、2度目の防衛を果たしたヤン坊。11月にはRIZIN神戸大会に参戦するも、ヌルハン・ズマガジー相手に持ち味を発揮できず敗北。急遽参戦となった大晦日の「RIZIN師走の超強者祭り」では、“ブラックパンサー”ベイノアを左ハイキックでマットに沈め、その存在感を強烈にアピールした。
そのヤン坊のベルトに挑むのは、昨年PANCRASEに初参戦を果たしたバルボーザ。粕谷優介、鈴木悠斗(25年7月スピニングチョーク)といった実力者相手に連続一本勝ちを収めている強豪。
PANCRASEでは5KOを含む6連勝と無双状態のヤン坊。松濤館空手と柔術をベースに5KO、6つの一本勝ちを誇るバルボーザ。仕留める力を持つ両雄によるライト級チャンピオンシップだ。
計量後、雑賀は「春のビッグマッチっていうことなんで、いつも通り会場盛り上げます。そしてビッグマッチっていうことなんで、ここにいる皆さんでPANCRASE盛り上げましょう。なんかね、嫌なニュースでSNS荒れてましたけど、そんな人たちに、PANCRASEの面白さを伝えて、終わった後に“なんかヤベえな、 面白れえなPANCRASE”っていう声が聞けるよう、みんなで盛り上げていけたらと思っています」と、ファイトで見せると宣言。
バルボーザは、「PANCRASEの舞台に戻ってこれてすごい嬉しく思います。今回は本当に自分の家族や仲間も来てるんで、絶対に負けられない戦いです。時が来ました。これは戦争です。組み手です」とマチダ空手に例えて語った。
1R、両者オーソドックス。じわじわと詰めていくヤン坊。ブルボーザがカーフキックを一発入れたが、プレッシャーに圧されてケージを背負う。
バルボーザがワンツーをを打ち込みヤン坊がフラッシュ気味にダウン!すぐに立ち上がるが、バルボーザがボディロックで組みついた。テイクダウンに成功したバルボーザ。
ケージを背負って寝かされないようにしているヤン坊。バルボーザは両足を束ねて寝かせようとする。立とうとしたヤン坊がギロチンを狙う。深く入っていたのか、バルボーザは下になり外した。
バルボーザのガード。ヤン坊が上からパウンドを入れる。バルボーザは体を起こしてタックルに入る。座った体勢のヤン坊に、頭を付けて上から押さえるバルボーザ。残りわずかで小手に巻いて立ち上がったヤン坊。1R終了。
2R、カーフキックの蹴り合い。ジャブで飛び込むバルボーザ。ヤン坊がパンチで飛び込んだ。サークリングで距離を取り逃れるバルボーザ。離れ際にバルボーザのヒジが入り、ヤン坊が右まぶたをカット。ドクターチェックがかかる。
続行。左右のパンチで出るヤン坊。バックステップしながら打ち返すバルボーザ。バルボーザがシングルレッグに入ると、こらえたヤン坊はアームロックを狙う。
外して上を取ったバルボーザ。バタフライガードで浮かせて立とうとしたヤン坊だが、バルボーザが上から押さえ込んで立たせない。下から蹴り上げるヤン坊の足をさばいてパスしたバルボーザ。
得意のアナコンダチョークに抱える。首を抜いて立ち上がったヤン坊。残り1分。しかしヤン坊は組みの攻防で消耗している。ヤン坊がパンチで出ていくが、ヤン坊の出血を見てレフェリーが試合を止めた。
2R4分41秒、TKOでバルボーザが新王者に。悲願のベルトを獲得したバルボーザは、「サンキュー、ジャパン、サンキュー、パンクラス。今までたくさんの人に支えてもらってここまで来ることができました。ブラジルから家族や恩師も来ています。本当にありがとうございます。サンキュー、ジャパン!
空手を通じて知っていた日本で王者になれてとてもハッピーだ。過去2戦、シンゾー・マチダ先生がセコンドに付いてくれたが、今回は来ることができなかった。こうしてベルトを取ったことを、先生に映像を通じて伝えたいと思う。押忍」と涙を流しながら語った。



























