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【RIZIN】クレベルがダウン喫するも佐々木憂流迦に一本勝ち、倉本一真が衝撃1R TKO勝ち! アキラが鈴木を完封勝利、山本空良が35秒TKO勝ち! 渡慶次が死闘制す=TRIGGER 2nd

2022/02/23 14:02

▼第12試合 バンタム級(61kg)5分3R
×加藤ケンジ(3POUND/K.O.SHOOTO GYM)
[1R 4分16秒 TKO] ※グラウンドでのヒザ

〇倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)

 バンタム級(61.0kg)で、浜松の加藤ケンジ(3POUND K.O.SHOOTO GYM)が2020年2月の金太郎戦以来となる静岡県内での大会に参戦。“投神”倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)と対戦する。


 加藤は、2020年2月の浜松大会でRIZIN初参戦。金太郎に1R リアネイキドチョークで敗れるも、2020年8月に山本アーセンを1R 右フックでKO。2021年は1月の修斗で藤井伸樹に判定負けも、5月に坂巻魁斗にTKO勝ち。前戦11月の「RIZIN TRIGGER 1st」ではRIZIN初ケージのなかで、藤原克也を2R TKOに下し、2連勝を飾っている。


 修斗で環太平洋ランカーである倉本との対戦に向け、加藤は「2年ぶりの地元・静岡での開催、2年前の悔しさ(浜松大会で金太郎に一本負け)は忘れていないので、必ず勝って次のステップに進みます」と意気込みを語っている。


 対する倉本は、元グレコローマン60kg級全日本選手権3連覇。ジャーマンスープレックスの使い手で、2018年の修斗にて投げを武器にプロMMAデビュー。2019年11月の修斗では、実力者・根津優太に計8度のジャーマン・スープレックスを成功させ、3RTKO勝ちを収めた。2020年5月、「修斗世界バンタム級暫定王座決定戦」で岡田遼と対戦、2RKO負けにより王座獲得ならず。プロ初黒星を喫した。


 2020年12月31日、RIZIN初参戦で中原太陽を1R、サッカーボールキックでTKO。2021年6月のRIZIN2戦目では、バンタム級JAPANグランプリに出場。1回戦でアラン“ヒロ”ヤマニハに判定負けを喫している。




 2022年1月11日には グラウンド打撃ありの変則グラップリング大会「IRE」に参戦。スタンドから片ヒザを着けた「グラウンド状態」から、掌底アッパーを効かせるなど、衝撃のKO劇で周囲の度肝を抜いた。RIZIN3戦目で、果たしてOFGでも掌底を使った攻撃を見せるか。


 1R、右を振る加藤に、シングルレッグを肩口まで持ち上げ、スタンドバックに回りボディロックに切り替えテイクダウンした倉本。クローズドガードに入れる加藤を持ち上げ、スラム! マットにバウンドする加藤だが、足を効かし、亀ら立とうとするが、ここにがぶりを得意とする倉本は、RIZINならではのヒザ蹴り連打! 正対しガードに戻す加藤を金網に押し込み、強烈なパウンド、さらに掌底を打ち落とす。下の加藤も蹴り上げでスペースを作るが、ついてくる加藤を倉本持ち上げてスラムし、顔面にヒザ! 連打を受け動けない加藤を見て、レフェリーが試合を止めた。


 恐るべき強さを見せた倉本は、試合後、「この試合が出来て嬉しいです。修斗ジム東京でMMAを始め、いまは新しくリバーサルジム新宿Me, Weでの1発目の試合でした。満足できたかというと、やりたかったこができなくて満足できないんですけど、勝てて嬉しいです。これから一個一個勝って、チャンピオンを目指しますのでよろしくお願いします」と、フィニッシュ勝利にも「満足できない」と語った。

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