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2022/02/23 14:02

▼第5試合 RIZIN MMAルール (61.0kg契約)5分3R
〇内山拓真(ボンサイ柔術)
[判定2-1]

×原 虎徹(CAVE)

 原はMMA2勝1敗。4歳から極真空手を習い、キックボクシング、柔術、ボクシング、レスリングも修得。第2回U-15ボクシング全国大会、第1回ジュニア修斗-44kg(2011年9月)、全日本新空手道選手権大会など数々の大会で優勝。2020年2月のDEEP フューチャーキングトーナメントを制し、2020年9月にプロデビュー。


 初戦は“エビ中ファイター”の日比野純也の粘り強いテイクダウンを断ち切り判定勝ち。2戦目では「朝倉未来1年チャレンジ」出身のヒロヤも完封して2連勝。しかし、2021年7月の前戦では、柔道出身の強豪・吉野光にスプリット判定で敗れている。


 対する内山はMMA2勝3敗。ハワイユナイテッドMMAでの練習なども経て、ボンサイ柔術所属。2021年は6月にPANCRASEで川北晏生に判定負けも、9月のDEEPで秋田良隆に1R、キムラからの腕十字で一本勝ちしている。


 2020年10月に三好真大の右のダブルで敗れている内山にとって、原の打撃をいかにさばいてボンサイ柔術の寝技を見せるか。組みの耐性も強い原は、リザーバーとして再起を飾ることが出来るか。


 1R、サウスポー構えの原には石渡伸太郎と斎藤裕。内山のセコンドにはサトシ。内山はオーソドックス構え。左インローを当てる原。内山も右インローを返す。原は左ミドルハイをヒット。互いに慎重。原の左の蹴りに内山の右の蹴りが交錯。原の金的に当たるも再開。半身気味で懐の深い原。内山の打ち返しの右は遠い。原は鋭い左ハイ! ブロックした内山だが軸を崩される。内山も右ミドルを返す。最後に原が左ミドルを打ってゴング。


 2R、左の蹴りを上下に突く原。内山のダブルレッグをがぶり四つに持ち込む原は、右で差してからボディロックから持ち上げテイクダウンは原! しかし蹴り上げから立ち上がる内山。


 右を振る内山。原の左ハイをガードし、ヒザつきの低いダブルレッグ。金網背に立つ原。左で差している内山はボディロックテイクダウン! 立ち上がり際に右足をかけてバックテイク!


 立つ原にオタツロックで背中に乗る内山。下に引き込み、背後からパウンドは内山! 正対しようとする原のヒザ裏に左足をかけて胸を簡単にはあわさせず。原が正対するとその際でヒジを突く。


 3R、内山は早々にダブルレッグへ。そこにアイエルボーのギロチンチョークを合わせる原だが、セコンドのサトシの「相手の手を押して」の声に外して上に。立ち上がろうとする原の手を引き寄せ、インサイドから細かいパンド。


 上体を金網に立てた原。左足を引き寄せる内山。立ち上がり正対した原に、なんと引き込んだ内山が下に。原は上から細かいパウンドで金網に押し込む。頭が金網に詰まる内山が下のままゴング。


 判定は2-1で内山が勝利。ラウンドマストではないものの、1Rと3Rで攻勢に立った原としては3Rに上になるもダメージを与えられなかったか、厳しい結果となった。

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