(C)RIZIN FF
SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd
2022年2月23日(水・祝)静岡・エコパアリーナ
▼第13試合 メインイベント フェザー級(66.0kg)5分3R
〇クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
[2R 3分22秒 リアネイキドチョーク]
×佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
静岡・浜松・磐田を本拠地とするボンサイ柔術のクレベル・コイケは、MMA28勝5敗1分。2017年5月にマルチン・ロゼクに判定勝ちで第3代KSWフェザー級王者に輝くと、2020年大晦日にRIZIN初参戦。カイル・アグォンにダースチョークを極めてRIZINデビューを飾る。2021年3月に摩嶋一整に三角絞めで一本勝ちすると、6月にも朝倉未来を三角絞めで失神させるなど、3試合連続の一本勝ちも、契約更改で次戦が決まっていなかった。今回が8カ月ぶりの試合となる。鈴木博昭との打撃練習で磨いたヒジ打ち、得意の極めを見せるか。
対する静岡・沼津出身の佐々木は、MMA23勝9敗2分。2014年8月にUFC初戦後、バンタムからフライ級に転向し、オクタゴンで4勝4敗。2018年大晦日にRIZIN初参戦でマネル・ケイプに判定勝ち後、石渡伸太郎に一本負け、続く朝倉海戦でも敗れ顎を骨折も、2020年大晦日に復帰。瀧澤謙太に判定勝ちした。前戦となる2021年9月の「RIZIN.30」では、フェザー級に戻して、堀江圭功に判定負け。今回は約5カ月ぶりの再起戦となる。バックボーンのレスリングを活かし、スタンドで優位に立ち、クレベルの寝技を防いで逆に得意のチョークを極めるか。
1R、グローブタッチした両者。サウスポー構えの佐々木、オーソドックス構えのクレベルは右の前蹴り。さらに右ハイで牽制。中央を取る佐々木。右ロー。クレベルは右を振って突っ込むが佐々木はいなす。さばかれ尻餅をついたクレベルは立つ。右インローを当て右を突いて前に出るクレベル。
クレベルの左フックからの右の蹴りに、佐々木は右ストレートでダウンを奪う!フットスタンプで飛び込む佐々木。立ち上がるが金網背にするクレベル。左ストレートで詰める佐々木。左右ローを突き右ハイも。
しかし左右を突くクレベルは左を差していったん引き込み。着地すると前に出て左右を振るのはクレベル。互いに右が当たるなか、クレベルの左の蹴りを突き放して尻餅をつかせる佐々木。寝技には行かず。佐々木も鼻血。「お腹を狙え」という声に左ミドルを打つ佐々木。
2R、右の前蹴りから詰めてギロチンチョークに行くクレベル。頭を下げない佐々木は突き放すと、クレベルはシングルレッグに。そのままボディロックからディープハーフガードに。さらに立ち上がる佐々木にボディロックからバックに崩してついに引き込みに成功するクレベルは、足を4の字ロックからパームトゥパームでリアネイキドチョークへ。ここで腰をずらした佐々木は極めさせず正対しようとするが、胸を合わさせないクレベルは、バックマウント。再度、リアネイキドチョークへ。
アゴ下にかけられた腕を上に押す佐々木に、自らの手の甲を掴んで引いたクレベル。いったんは後ろ手をはがそうとした佐々木だがタップ。ケージの上でガッツポーズしたクレベルは降りて、佐々木とハグ。そして、手を合わせて感謝する盟友サトシとハグをかわした。
試合後、クレベルは「みなさんこんにちは、コイケ・クレベルです。今日、私、めっちゃ嬉しいです。自分はここの出身で。憂流迦、戦ってありがとう。忘れないで、私、フェザーのナンバーワン。榊原さん、ひとつお願いがあります。すぐにタイトルマッチお願いします。あと、トーナメント入れてください」と、王座挑戦後のトーナメント出場をアピール。