シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】王座決定戦で再戦、“笠原三兄弟の三男”直希「歴代の先輩たちが獲ってきたので必ず僕も獲りたい」、“内藤兄弟の三男”啓人「前回と比べて僕は別人になっている」

2026/02/11 23:02
 2026年2月14日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2026 act.1』(U-NEXT配信)にて、SB日本スーパーバンタム級(55.0kg)王座決定戦3分5R延長無制限Rを争う、同級1位・笠原直希(シーザージム)と同級3位・内藤啓人(GSB大須MACS)のインタビューが主催者を通じて届いた。  笠原三兄弟の末っ子の直希は2024年9月に後にKNOCK OUT統一王者となる森岡悠樹と激戦の末に敗れて以降、覚醒して現在は5連勝と勢いに乗る。兄の三階級を制覇した弘希、二階級を制覇した友希に続くことが出来るか。  一方、元DEEP☆KICK-55kg王者・内藤凌太、元SB日本スーパーバンタム級王者で現在はONEで活躍中の内藤大樹を兄に持つ内藤三兄弟の三男・啓人は、SB軽量級のトップファイターで「三兄弟の中でも一番センスがある」と関係者から評されている26歳のテクニシャン。 笠原「若者代表として頑張っていきたい」 ――去年は4戦全勝でしたね。 「それまでも運がいい年もあったし、勝つべくして勝ったときもあったし、昨年は別に自分の思い描いていた感じの年になったかと言われたら、別にそういうわけでもないんですけど、とりあえず勝ててよかったなとは思います」 ――今回、念願のタイトルマッチが決まりました。 「そうですね。ついに来たかっていう感じです」 ――19戦目でタイトルマッチというのは、ご自身のタイミングとしては遅かったですか? 早かったですか? 「僕は結構、試合スパンが短いので、試合数をこなしていて、何戦目だからというこだわりはなく、たくさん経験ができて良かったなと思っています。タイトルマッチのタイミングは意識せず、自分が強くなることだけを考えていました。僕はずっとランキング上位にいたんですけど、今ひとつ実力が足りてない部分もあって、去年もたくさん経験させてもらい、そういう部分も含めて、しっかり強くなってチャンピオンになれると思っているので、今回はいいタイミングだったなとは思います」 ――今回決まって、お兄さんたちから何か言われました? 「特に何も言われず、タイトルマッチだから気を抜くなよと言われています」 ――弘希選手はこれまでに3階級制覇、友希選手は2階級制覇してますが、当然笠原兄弟はベルトを獲らないといけないという周りの期待やプレッシャーはないですか? 「さすがにそれはちょっとあります(苦笑)。兄貴2人と山田ツインズ2人も含めて、シーザージムの先輩はみんなベルトをしっかり獲っているので、僕もここで獲らなきゃなという気持ちはあります。SBのベルトはシーザージムが獲らないといけない決まりはないですけど、歴代の先輩たちが獲ってきたので、必ず僕も獲りたいと思っています」 ――今回、笠原三兄弟で同じ大会に出ることになり、モチベーションは高いですか。 「それはもちろん高いですね。笠原三兄弟で大会を盛り上げてやろうって、僕が勝手に思っているだけかもしれないけど(笑)、兄貴と一緒に大会に出ることは今までに2回ぐらいしかなく、今回はすごくいい機会かなと思ってます」 ――お兄さん2人よりも、いい試合内容を見せたいという意識は? 「そこはないですね。自分は勝つことだけに集中してます」 ――今回対戦する内藤選手とはちょうど1年前に対戦してますが、今はどういう印象がありますか。 「今は、1年前よりもちょっと強くなっているとは思うので、油断できないと思ってます。普通に見て、体も大きくなってるし、攻撃のバリエーションも増えてるし、気持ちも強くなって、総合的に見ても強くなったなと。前回は2RKO勝ちでしたが、今回はKOばかり狙っても足元を救われちゃうので、しっかり油断せずに戦っていきたいと思ってます」 ――5R制に関しては2024年9月のスック・ワンキントーンのタイトルマッチで経験済みですが、そこに関しては? 「その森岡選手との試合や、去年6月のオートー選手との試合では延長が続いて6Rやったりと、たくさん経験させてもらったことはデカいかなと思ってます。どれだけきつくても、自分はここまで動けるんだとSBのタイトルマッチ前に感じられたことは良かったです」 ――ベルトを獲ったら今年はどういった1年にしたいとか、考えていることはありますか。 「いろんなルールでやってみたいと思います。もちろんオファーがかかれば他団体にも出ますし、SB内でもヒジありだったりと、どんなルールでも全部受けるつもりでいます」 ――それはお兄さんたちの姿を見て、影響を受けている部分はありますか? 「そうですね。やっぱり他団体でもしっかり結果を残してますし、SBでは弘希兄がOFG路線を引っ張っている姿を見て、僕もやらないわけにはいかないだろうという感じがあります。とりあえず、1回は確実にOFGでの試合は今年中にやりたいです」 ――RISEではもスーパーバンタム級戦線が盛り上がってますが、意識してますか? 「シーザージムに出稽古に来てくれて一緒に練習している先輩の花岡竜君がこの前スーパーバンタム級に階級を上げて勝った姿を見て、僕も同じ階級なので負けていられないなとは思いました。昨年のS-cup世界トーナメントでは、先輩の山田ツインズが負けた姿を見て、悔しかったし、自分にも刺さるものがあり、僕がこれから見せてやろうという強い気持ちにもなりました」 ――海人選手がSBを卒業してエースの座争いも今年は注目されていますが、直希選手も狙いますか? 「エース争いに関しては、正直なところ、兄貴たちがちょっと強すぎるので譲ります(笑)。今は下の世代も育ってますが、僕はまだ若者代表として頑張っていきたいなと。まずは次の試合ですね。2月14日のバレンタインの日に僕がしっかりベルトを獲るので応援よろしくお願いします」 [nextpage] 内藤「笠原兄弟に借りは返さないといけない」 ――昨年はご自身にとってどういった1年でしたか。 「昨年1発目が、ちょうど一年前となる2月の開幕戦で、階級を正式にスーパーバンタム級に上げて笠原直希選手に挑んで思い切りやられた感じだったんですが、そこから絶対にやり返したいと思ってフィジカルも意識しながらトレーニングを詰んで、査定試合がスタートした7月のランキング戦で濱田海選手に勝って、10月も上位ランカーだった野村勇人選手に勝つことができました。コツコツと実績を積み上げてこれたのかなと思います」 ――今回のタイトルマッチのオファーを聞いたときはどういった心境でした? 「昨年の暮れには正式にオファーをいただいていたので、チャンスをもらったからにはしっかり勝ってベルトを獲ろうと思っています」 ――ちょうど1年前に対戦した笠原選手にはどういった印象がありますか。 「全体的に攻撃力があった印象です。前回負けてからは、必ずまたやると思っていたし、再戦することを目指して対策を練ったり、だいぶ課題の見えた試合だったので自分に足りていない部分を他の選手と対戦するときにも意識しながらやってきたので、前回、笠原選手とやったときと比べて僕は別人になっているのかなと思います」 ――笠原選手は現在5連勝と勢いがありますが、ここ数戦はどういう印象ですか。 「もちろん前回僕とやったときよりも全然強くなっていると思いますし、それは僕も同じことなんで、そこはあまり気にしてないですね」 ――現在、内藤選手は仕事の関係で、豊橋のBELLWOOD FIGHT TEAMから名古屋のGSBが練習拠点とのことでしたが、今回の試合に向けてお兄さんの凌太選手や大樹選手から何かアドバイスはありました? 「今回はタイトルマッチということで、大樹が毎週GSBまで来て対策も組んでくれているので、だいぶいい練習はできていますね。どれだけ笠原選手が強くなっていても、さすがに大樹よりは強くないだろうと思うのでその点では自信になりますね」 ――ベルトを獲らないといけないといったプレッシャーもかけられたりするんですか? 「そんなにプレッシャーはかけて来ないですけど、すごくサポートしてもらっているので結果で返さないといけないという気持ちはもちろんあります」 ――内藤兄弟と笠原兄弟の三男対決は意識しますか? 「僕は友希選手にも負けてますし(2018年2月10日)、やはり多少意識するところはあり、笠原兄弟に借りは返さないといけないなと思っています」 ――大樹選手は弘希選手と対戦し(2019年6月23日、弘希が判定勝ち)、凌太選手は弘希選手(2016年2月13日、弘希が判定勝ち)と友希選手((2018年6月10日、友希が判定勝ち)と、これまでに何度か笠原兄弟との対決は行われてますが、内藤兄弟は打倒笠原兄弟に燃えている部分はありますか? 「過去のことに関しては特に思うことはないのですが、今回、僕にはしっかり勝ってほしいという気持ちは結構強いんじゃないかなと思います」 ――凌太選手はSBのベルトを獲ることに凄くこだわっていますが、ご自身はSBのタイトルにはどういう想いがありますか。 「僕もプロデビュー戦からSBのリングでやってきて、55kgのベルトは大樹が巻いていたベルトでもあるので、ずっとそこを目指していて、他の階級のベルトよりも僕にとっては特別なベルトです」 ――ベルト獲得後、その先に見据えていることもありますか。 「今は目の前の試合しか見えてないんですけど、ベルトを獲ってからはSB内だけじゃなく、他の団体の強い選手とも戦ってSB王者として強さを証明していかなければいけないと思うので、より強くならないといけないなと。そのために今回、しっかりと強さを見せて勝つことが大事かなと思っています」 ――他団体でも55kg戦線は盛り上がってますね。 「僕は他団体の試合を結構見るんですけど、やっぱり強い選手はいっぱいいると思うし、すごいなと思うだけで終わるのではなくて、僕もそう言われる側になりたいという願望はあるので、どんどん絡んでいきたいです。まずは、次のタイトルマッチですね。最近の僕の戦い方は手数や投げ技で戦うことが多かったんですけど、今回力強さも見せられたらと思っているので、そういうところに注目してほしいです」
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