▼第12試合 RIZINキックボクシングルール 62.0kg契約 3分3R
〇皇治(TEAM ONE)62.00kg
[判定3-0] ※30-28×2, 30-27
×祖根寿麻(ZOOMER)61.75kg
皇治は、無類のタフネスと歯に衣着せぬ言動で2019年まで新生K-1の中心選手として活躍。4歳から空手、日本拳法を中学時まで取組み、空手では魚本流で全国1位、日本拳法では全国2位になっている。2018年12月にはK-1で武尊と壮絶な殴り合いを繰り広げた。2020年7月、RIZIN参戦を表明して9月に那須川天心と対戦したが判定負け。同年大晦日には五味隆典とパンチのみのスタンディングバウト特別ルールで対戦したが、判定負け。勝負をかけた今年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では1回戦の梅野源治戦では偶発性のバッティングによるノーコンテスト、特別措置による決勝戦で白鳥大珠に判定負けとRIZIN移籍後は勝利をあげられていない。
祖根は2013年に『DEMOLITION』のDXFC初代バンタム級王座決定戦で王者となり、沖縄の『TENKAICHI』でもMMAバンタム級王座を獲得する。2016年からは修斗へ参戦し、2018年1月に修斗環太平洋バンタム級王座決定戦で魚井フルスイングを判定で下し、3つめのタイトルを獲得した。これまでRIZINには3度参戦し、元谷友貴、ジャスティン・スコッギンス、獅庵に敗れているが、2021年1月の修斗では石原夜叉坊戦からダウンを奪うなど終始圧倒して勝利。また、2017年には『Krush』にも出場し、立ち技ルールで見事KO勝利を収めている。
1R、ともにオーソドックス構え。祖根の左右をかわす皇治。右ローから入る祖根。さらに皇治の入りに左ジャブ。しかし皇治もその頭を押さえてカウンターの右ヒザをヒット! さらに右カーフキックを当て、ジャブの刺し合いを制した皇治は前へ。バッティングを祖根はアピール。祖根も右ローを返す。圧力をかける皇治はまたも左ヒザを当てる。
2R、右ローを突く祖根に左右で顔を突く皇治が前に。右カーフを当てる皇治。さらに左右ボディも。祖根も右ストレート、右ヒザを返すが、皇治は右ローをこつこつとつき左ボディ! さらに皇治の右ローに祖根の足が若干流れるように。前に出ての右ヒザは皇治! 祖根も右ローを返すと右アッパー! 一瞬顎が上がった皇治だがそこに詰め返すのは皇治。
3R、前に出る祖根、右を返すと打ち合いの中でカウンターの左フックでダウンを奪う皇治! 立ち上がる祖根。右カーフキックを当てる。しかし、詰める皇治は左から右アッパー。祖根もアッパーを返す。詰めての右フックからの左ボディを対角に決める皇治。手を止めず詰める皇治だが、左ボディがローブローに。中断後、再開。ローブローに立ち上がる祖根。粗根はワンツー、パンチが交錯するなか皇治は右ハイ。さらに左フック、ヒザ蹴りでゴング。
判定は3-0(30-28×2, 30-27)でダウンを奪った皇治が勝利。
試合後、皇治はマイクを握ると、「人生うまくいかないですね。ひとつだけ言いたいことあります。自分はK-1から武尊や天ちゃんに喧嘩売ったりしましたけど、まっすぐに自分の信じた道を貫いてきました。嘘ばっかで金を稼いで階級下のやつとばっかりやってるやつとどっちがカッコイイですかね。どれだけ馬鹿にされようと、俺は自分を信じてくれる応援団と一緒にやっていきます。おい、嘘つきシバター、俺とやろうや、大雅でも、誰でしたっけね、ピーマン(※ヤーマン)でも、誰が相手でも一生懸命にやります。32歳だけど、まだまだもう必死に強くなります。世の中は暗いことばっかしだけど頑張りましょう。愛してます。笑いたいやつは笑え」と、シバターに直接対決を要求した。