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レポート

【RISE】GLORY世界王者強し、原口健飛にペットパノムルンが圧勝。鈴木真彦が江幡塁を初回KO、YA-MANが大激闘で中村寛に勝利、大雅は梅野源治に完勝

2021/11/14 15:11

▼第10試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
〇海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、SB日本スーパーライト級王者)
判定3-0 ※30-26×3
×中島将志(新潟誠道館/同級6位)


 海人はシュートボクシング世界トーナメント『S-cup2018』で優勝するなどSBの絶対的エースとして君臨、65~70kgと幅広い階級で緑川創、“ブラックパンサー”ベイノア、イ・ソンヒョン、中島弘貴、健太など国内外の強豪を次々と撃破してきた。今後は70kgを主戦場にすると決め、今年2月には日菜太を破りKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王者にも就いている。4月にはモハン・ドラゴンにダウンを奪って勝利し、6月は第3代ZSTライト級王者・小金翔にも完勝。9月にはチャンスックにも勝利して7連勝中。


 RISEには3度目の参戦となり、今回は昨年10月以来の出場。また、地元大阪で試合をするのは2015年10月以来、約6年ぶりとなった。


 中島は新空手出身で2017年RISEミドル級新人王を獲得。ウェルター級でも2位にランクインしており、“ブラックパンサー”ベイノア(3RKO負け)、渡部太基(判定勝ち)、廣野祐(判定負け)らトップ選手と拳を交えた。前戦は8月の『RISE EVOL』のメインイベントで、第2代ZSTフェザー級王者・森興二を1R1分51秒で右ストレートによるKO勝ちを収めている。戦績は9勝(5KO)5敗。


 1R、左右に構えをスイッチする海人は中島のジャブに右を被せる。サウスポーから左ミドル、左ストレートを放つ海人。オーソドックスにスイッチすると同時に左ボディ、右フックをまとめる。中島の前蹴りをキャッチすると即座に左ボディを突き刺してダウンを奪う海人。立ち上がった中島に右ハイキック。中島はワンツーを繰り出すが、それをブロックした海人は右ストレートの連打を連続ヒット。


 2R、海人は左ミドルを2連発、すぐに右カーフキック。中島はジャブを繰り出すが海人は右ハイをリターンする。海人はワンツーをガードの隙間から打つと、すぐに右フック。中島も負けじと左フックを返していき、海人は顔面でガードを固めさせておいて左ボディをめり込ませる。左フックで勝負する中島に海人は右ストレート、左フック、左ボディ。


 3R、海人は前蹴りをボディに入れ、右カーフを蹴る。中島はジャブから右ストレートを狙うが、海人はかわす。海人はカーフを3連打。中島は左アッパーを交えながらパンチで前へ出る。海人は右ヒザを突き刺すとワンツーで前へ出る。中島の右ストレートをかわしての右ストレート、さらに打ち合いで左右のストレート、フックを次々と当てていく。中島はのけ反りながらも打ち返す。左ボディ、右フックと海人がヒットを奪ったところで試合終了。


 ジャッジ3名とも30-26の大差をつけて海人が完勝。「6年ぶり地元大阪で試合できてすごくうれしいです。
今後僕は日本に相手がいてないので世界と渡り合っていくと思っています。自分はあくまでもシュートボクサーですが、世界と渡り合えるならシュートボクサーとしてどのリングにも上がるので、RISEで世界とやらせてください」と、場所を選ばず外国人強豪選手と対戦したいとアピールした。

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