キックボクシング
レポート

【RISE】GLORY世界王者強し、原口健飛にペットパノムルンが圧勝。鈴木真彦が江幡塁を初回KO、YA-MANが大激闘で中村寛に勝利、大雅は梅野源治に完勝

2021/11/14 15:11

▼第5試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
×宮崎就斗(TARGET/同級5位、第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者)
TKO 1R 2分07秒 ※レフェリーストップ
〇梅井泰成(TEAM TEPPEN/同級6位)


 宮崎は2011年11月デビューのベテランで、「第5代RISEバンタム級王座決定トーナメント」に出場するなど早くから活躍。現RISEフェザー級王者・工藤政英、現バンタム級王者・鈴木真彦、内藤大樹らとも拳を交えた。9月大会では無敗のホープ奥平将太に判定勝ちし、ベテラン健在を証明。戦績は23勝(7KO)17敗2分。


 梅井は4歳の頃より始めた空手、中学一年から始めた柔道、そして高校ではレスリングと、様々な格闘技経験を持つ。柔道では全国中学柔道大会に出場し、レスリングでは近畿大会で3位入賞。19歳でキックボクサーを志し、2019年10月にはRIZINで植山征紀と対戦(判定負け)。その後、TEPPENに移籍して7月大会ではランキング上位の山川賢誠をKOし、現在3連勝。戦績は11勝(1KO)6敗。


 1R、サウスポーの梅井に対し、本来サウスポーの宮崎がオーソドックスにも構える。前に出る宮崎は左カーフキック。梅井は宮崎のパンチにカウンターを奪いに行く。宮崎のペースで進んでいたが、梅井の左ハイがいきなりヒット。ダウンを奪う。梅井は一気にラッシュを仕掛け、パンチをまとめるとレフェリーがストップ。


 2連続KO勝ちした梅井を、セコンドの那須川天心も称えた。梅井はマイクを持つと「皆さんの応援があって今日の結果があります。いつも僕のために時間を使ってくださって朝早くから練習に付き合ってくれた会長、岡本さん、天心ありがとうございます。今日は僕にとって特別な日で、何がなんでも勝ちたかったので。1RでKO勝ち、RISEで4勝して2連続KO勝ち、インパクト的に申し分ないと思うので次タイトルマッチ組んでください。現チャンピオンの工藤選手とやりたいです。ベルトを獲るなら工藤さんから奪いたいと思います。天心がキックからいなくなるので、それまでにベルトを獲りたい」と、タイトルマッチをアピールした。


 続いて、「天心、一緒にバナー(会場にかけられる王者たちの垂れ幕)に載りたいよな」と那須川に声を懸けると、那須川は手を横に振って否定した。

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