キックボクシング
レポート

【RISE】GLORY世界王者強し、原口健飛にペットパノムルンが圧勝。鈴木真彦が江幡塁を初回KO、YA-MANが大激闘で中村寛に勝利、大雅は梅野源治に完勝

2021/11/14 15:11

▼第8試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
〇憂也(魁塾/同級2位、第2代DEEP☆KICK -65kg王者)
判定3-0 ※30-27×3
×ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/同級9位)


 憂也は2010年にK-1甲子園で準優勝、同年にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと、様々なリングで活躍。2013年12月には第2代DEEP☆KICK-65kg王者となった。RIZINには2度出場して、全て1RでKO勝利。右ストレートに破壊力を持ち、3試合連続で初回KO勝ちを収めて臨んだ2020年12月の『RISE』では緑川からダウンを奪って延長戦で勝利を奪う番狂わせを起こした。しかし、今年2月のRISEでは“ブラックパンサー”ベイノアに延長戦の末に判定で惜敗。7月の『NO KICK NO LIFE』では緑川と再戦してドロー。戦績は25勝(12KO)13敗3分。


 ねぎ魔神は2021年3月に福岡で開催された『RISE WEST』に突如現れ、2R1分44秒、左右フックでダウンを奪った後の相手のカットでTKO勝ち。続く6月の同大会でも判定2-0で連勝し、8月に発表されたランキングでミドル級9位に。9月大会で関東に“初出荷”され、“ブラックパンサー”ベイノアを相手に判定で敗れるも奮戦してインパクトを残した。戦績は7勝(3KO)4敗。


 1R、前に出てくるねぎ魔神に憂也はジャブを打ち、左三日月蹴り、左カーフ、左ボディで迎え撃つ。ねぎ魔神は前に出るが攻撃が出ず、憂也の攻撃をもらい続ける。コンビネーションパンチで右フックを強打する憂也は、ショートの距離で左アッパーを連打。左フックもクリーンヒットするが、ねぎ魔神は下がらない。憂也の左ハイ、さらに右ハイをもらっても立ち続けるねぎ魔神。憂也はさらにハイキック、右フックで畳みかけるがねぎ魔神は驚異のタフさを発揮して折れない。


 2Rも前に出るねぎ魔神はジャブ&ロー、憂也はジャブを突きながら左フック。ねぎ魔神が左インローを蹴っても、憂也が強烈な左インローを蹴り返す。そして左右ボディに右フックだ。さらに飛び込んでのワンツー。左右フック&アッパーをまとめる憂也だが、ねぎ魔神は打たれても打たれても前へ出る。しかし攻撃は空振り。逆に憂也の強烈な右のパンチ、左ボディをもらう。


 3R、倒しに行く憂也にねぎ魔神は「ねぎねぎ」と叫びながらジャブ、左フックを打つ。憂也は左ボディ、右フックで圧倒するが、ねぎ魔神はそれでも前へ出てパンチを振り回し、「打ってこい」と憂也を挑発。そして残り1分でねぎ魔神がワンツー、ヒザ蹴りで攻めていき、憂也のワンツーをもらうと両手を上げて「もっと打ってこい」と煽る。ねぎ魔神も手を繰り出し、憂也も強打を叩きつけた。


 今回も頑張って最後まで経ち続けたねぎ魔神だったが、判定は三者とも30-27で憂也が完勝。「地元大阪と言うことでやる気マックスで来て、ベイノア選手が倒せなかったねぎ魔神選手を倒したかったんですが、粘って倒せず悔いが残ります。僕はもっと強いので70kg戦線盛り上がってきているのでそこへ食い込めるように頑張ります」とアピールし、「最後に一言いいたいことがあります」と前振りすると「ねぎねぎ」とねぎ魔神の決めセリフで締めくくった。

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