▼第4試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
×知花デビット(エイワスポーツジム/同級2位、WMAF世界スーパーバンタム級王者)
判定0-2 ※29-30、29-29、28-30
〇拳剛(誠剛館/同級4位、第5代DEEP☆KICK -55kg王者)
知花は三階級制覇四冠王でムエタイにて活躍した選手だが、パンチ&ローを得意とする。2019年7月以来勝ち星から遠ざかっていたが、2020年12月のRISEで元DEEP☆KICK-55kg王者・内藤凌太を左フックでKOして復活の雄たけびをあげた。7月大会ではバンタム級2位の良星を延長R判定2-1の僅差ながら破り、トップ戦線へ浮上。戦績は20勝(8KO)13敗4分。
拳剛は長いリーチを活かしたパンチと蹴りを得意とし、昨年2月には内藤凌太を破りDEEP☆KICK 55kg王座を戴冠。昨年11月のRISE初参戦時には、BOUTの看板選手である拓也を1RKOで下し強烈なインパクトを残した。今年2月には強豪の江幡塁に1RKO負けを喫したが、4月には麻太郎を1RKOしDEEP☆KICK王座の初防衛に成功している。6月大会ではMA日本スーパーバンタム王者・戸井田大輝から3度のダウンを奪って判定勝ち。戦績は17勝(4KO)11敗2分。
RISEバンタム級王者・鈴木真彦への挑戦者候補の激突となった。
1R、右カーフを蹴りつつパンチを繰り出していく知花が前へ出る。拳剛はロープを背負う場面が多いが、しっかりローを蹴り返して前へ来る知花へヒザ、左右のボディ。
2Rも知花は右カーフを狙い撃ちにし、フックも放っていく。拳剛も右ローを返してつかんでのヒザ蹴り。拳剛は前蹴りやテンカオで突き放しに行くが、至近距離での打ち合いにも応じる。コーナーを背負いながらも左右フックで打ち合う拳剛。知花の左フックがヒットするが、拳剛も右ストレート。さらにヒザ蹴りを突き刺す。
3R、長い手足を利してワンツー、ヒザ蹴りを繰り出し、ハイキックでけん制する拳剛。左ミドルでも快音を響かせる。知花は思い切って踏み込み、顔面とボディへフックを連打する。知花が前へ出るところへ拳剛のワンツーが入る。知花も負けじと左右フックで逆襲し、拳剛がバランスを崩してロープに持たれかかる場面もあったが、蹴りを当てていった拳剛の勝利となった。