▼セミファイナル Super Fight!バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)
KO 1R 1分49秒 ※右ストレート
×江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。2015年8月の『BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント』で那須川天心に敗れて以降、連勝記録を重ね5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てたが、2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の決勝で志朗にダウンを奪われて連勝がストップ。2月に溜田蒼馬、7月にテーパリットに勝利して9月に那須川天心との再戦を実現させたが、判定3-0で再び敗れた。戦績は29勝(17KO)5敗。
江幡は双子の兄・睦とともに江幡ツインズとして知られ、新日本キックボクシング協会のエースとして活躍。新日本キックボクシング協会日本バンタム級王座、WKBA世界スーパーバンタム級王座、KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座決定トーナメント優勝で3本目のベルトを巻いた。兄弟揃ってワンツー&ローキックを主軸とした高い攻撃力を持つ。2020年11月の「那須川天心挑戦者決定トーナメント」の準決勝で鈴木真彦に敗れ、今年2月のRISEで拳剛を初回KOして再起を飾った。戦績は42勝(22KO)3敗3分。
1R、江幡は重心を低めに構えて近い距離でパンチを狙っていく。鈴木は江幡は右ストレートから右ローを蹴ろうしたしたが、そこで鈴木が左フックから右ストレートを打ち抜いた。後方へバッタリと倒れる江幡。立ち上がろうとするも足元がおぼつかず、ロープへもたれかかる。即座に鈴木のKO勝ちとなった。
鈴木は「今日バンタム級の試合が多かったけれど、やっぱり鈴木真彦強いなって思ってくれましたか? やっぱりこの間、那須川天心選手に負けて、ほんまにいろいろ考えたんですけれど、止まっていても仕方ないと思って、前に歩いていくしかないんで、僕たちは。みなさんもですけれど。僕はこれからも最強を目指して行くので、応援してください。RISEを引っ張って行きます」と再出発を宣言し、「健飛、聞こえてるかな、絶対に勝てよ」と、メインの原口健飛にエールを送った。
そして改めて「僕もRISEを引っ張って行けるように頑張ります」と宣言した。また、解説を務めていた志朗は「ぜひ、またやってみたいです」と鈴木との再戦が違い将来あることを告げた。