撮影/鈴木雄一郎
K-1 GENKI 2026
2026年4月11日(土)東京・国立代々木競場第二体育館
【第2部】
▼第10試合 第6代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座決定戦 3分3R延長1R
〇ジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)
判定3-0 ※28-25×3
×ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)
※サルシチャが新王座に就く。
サルシチャは、元WGP Kickboxingスーパーミドル級(-78.1kg)王者で191cmの長身ファイター。2025年6月にブラジルで開催された『K-1 WORLD MAX 2025 -70kg 南米ラウンド』に出場して優勝。「K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント」に南米代表として出場し、9月の開幕戦でロシアのサリムカーン・イブラギモフ、11月の決勝ラウンドでは準々決勝でK-1スーパー・ウェルター級王者(当時)オウヤン・フェンを破る大番狂わせを演じ、準決勝ではジョナサン・アイウルをKO、決勝でもダリル・フェルドンクをKOして優勝した。高身長ながらバックスピンキックなど多彩な蹴り技を放つなど、テクニシャンでもある。戦績は27勝(10KO)4敗。
フェルドンクは2024年3月にK-1初参戦。「K-1 WORLD MAX最強決定トーナメント」開幕戦で和島大海にKO勝ち。7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けした。ゾーラ・アカピャン、ジョムトーン・ストライカージムに連勝して2025年5月にオウヤン・フェンの持つK-1スーパー・ウェルター級王座に挑戦。ダウン応酬の激闘となり、28-27×3の僅差で敗れた。「K-1 WORLD MAX 2025 -70㎏世界最強決定トーナメント」では9月の開幕戦でヌルティレク・ザリンベコフをKO。11月の決勝ラウンドではアラッサン・カマラに延長判定勝ちで手こずったが、準決勝では前年王者ストーヤン・コプリヴレンスキーにKO勝ち。しかし、決勝でサルシチャにKO負けを喫した。戦績は18勝(11KO)8敗。

1R、サルシチャが前蹴りを放つとフェルドンクはいきなり連打で距離を詰める。しかし、この打ち合いに応じたサルシチャが右フックでダウンを奪った。入って来るフェルドンクを左ボディ、右フック、ヒザで迎え撃つサルシチャ。フェルドンクはロープを背負い、サルシチャの左ボディに苦しみながらも打ち返す。

サルシチャは左右フック、左ボディ、ヒザ、さらに左右フック、ヒザ。フェルドンクは右フックを打ち返す。サルシチャの強打を浴び、一方的な展開になりながらも必死に打ち返すフェルドンク。サルシチャの顔面前蹴り、ワンツー、左アッパーがヒットし、大ピンチのフェルドンク。

2R、フェルドンクは左右インローを蹴るが、サルシチャの放った右フックでダウン。サルシチャは前蹴りから襲い掛かるが、フェルドンクも打ち返す。しかし、左フックでダウンを喫する。サルシチャはヒザを顔面に狙い、前蹴りからワンツー。サルシチャは軽いパンチを打ってガードを固めさせ、左ボディを打つ。

フェルドンクは離れ際に左フックをヒットさせるが、サルシチャがヒザ、ジャブ、左ヒザ。フェルドンクは飛びヒザから右フック。サルシチャは左ボディを狙い撃ち。ボディへの前蹴り、ヒザと攻めたサルシチャはワンツー、飛びヒザ、左フック、右ハイと一方的な攻撃。フェルドンクはそれでも耐える。

3R、いきなり飛びヒザ蹴りを放ったサルシチャにフェルドンクはバックハンドブロー。サルシチャがジャブを打つとフラつくフェルドンク。サルシチャは顔面前蹴り、ヒザ、左フックと左ボディ。それでもフェルドンクは右フックを打ち返す。


サルシチャは前に出るフェルドンクにジャブを突き、前蹴りとミドル、ヒザ。前に出るフェルドンクにボディとヒザと攻めるが、フェルドンクの右フックがついにヒット。さらに右フックでダウンを奪う。

立ち上がったサルシチャだが大きくよろめく。左右フックで一気にラッシュするフェルドンク。振り回すフェルドンクにサルシチャの巨体が左右に揺れる。フェルドンクが攻め続ける中、試合終了のゴング。場内は大歓声に包まれた。

判定は3-0で合計3度のダウンを奪ったサルシチャが勝利。新王座に就いた。敗れるも、魂のファイトを見せたフェルドンクにも惜しみない拍手と声援が贈られた。





