MMA
レポート

【RTU】2日目、日本勢は全敗。エフェヴィガが2Rのピンチ凌ぎ3R反撃も豪州マーファンに判定負け。神谷が初回ガス欠で2R TKO負け。井村が初回極め切れずKO負け。伊藤が接戦も判定負けで1回戦敗退。佐藤も1R TKO負け、中国同門対決の昨年フェザー級決勝はズー・カンジエがシエ・ビンとの接戦制して優勝

2025/05/23 20:05

▼第1試合 バンタム級(61.2kg以下)5分3R
〇ギエム・ヴァン・Y(5勝1敗、ベトナム)135lbs/61.24kg
[2R 2分44秒 KO] ※右ストレート→パウンド
×井村 塁(12勝4敗、日本)135.5lbs/61.46kg

 井村塁は、植松直哉主宰のNEXUSENSEでMMA柔術の基礎を学び、2023年にCAVE、そしてPUGNUSに移籍し、石渡伸太郎に師事している。2024年に田嶋椋に判定勝ち後、キルギスのラジャブアリ・シェイドゥラエフの練習仲間のカリベク・アルジクル ウルルに1R TKO負け。しかし、2025年3月の試合ではボクシング国体3位の松井斗輝からパンチでダウンを奪ってのリアネイキドチョークで一本勝ちと、戦いの幅を広げている。

 対するベトナムのギエム・ヴァン・Yは、ライオンチャンピオンシップで6戦して5勝1敗。2024年12月の前戦では、唯一の黒星の相手に1R KOでリベンジしてフェザー級王座を獲得。今回はバンタム級に落としての初戦となる。

 1R、サウスポー構えの井村、左の蹴りから。ギエムは右ロー。遠目の間合いでじっくり圧力をかける井村は右ジャブを突き、左ミドルを当てる。右ロー、右ミドルを返すギエム。圧力をかけてダブルレッグからボディロックテイクダウン、さらにギエムの立ち際に背中に乗り、4の字ロックの井村。

 外のおたつロックからリアネイキドチョーク狙い。中腰で前に落とそうとするギエムに背後から足もすくいながら崩し、背中からパウンドの井村は乗り直してバックに引き込む。ボディトライアンングルでリアネイキドチョーク狙いから残り10秒でパウンドに切り替えてホーン。

 2R、右インローを突くギエム。組みのプレッシャーから詰める井村は左ストレートも見せる。外足を取りながら左ミドルの井村、遠間からシングルレッグも切るギエム。ワンツーのギエム。かわす井村に左のサイドキックを突く。

 ジャブから跳び出た井村にカウンターを合わせたギエム! さらに右も。ケージを出て中央に戻した井村は左ストレート。ギエムはインローを当てる。右ストレートの強振はギエム。かわした井村に右を内側にストレート! ダウンした井村にサイドバックについてパウンドのギエム。連打にしばらく見ていたレフェリーだが、間に入った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント