▼第8試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王座決定戦 3分3R延長1R
×中島弘貴(NEXT LEVEL 渋谷)
判定0-3 ※27-29×2、28-29
○漁鬼(SHINE沖縄)
※漁鬼が暫定王座に就く。
中島は無敗のまま「Krush 70kg Tournament 2009」で優勝。2010年3月には「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kkg日本トーナメント」で準優勝。2012年にはIT'S SHOWTIMEの日本王座として制定されたSTJ 70kg MAXの初代王者にも輝いている。2015年4月には第3代Krushスーパー・ウェルター級王座を獲得。2021年5月よりKNOCK OUT初参戦を果たすと5連勝(4KO)を飾ったが、2022年10月のクンタップ戦で判定に敗れ連勝がストップした。2024年12月、蛇鬼将矢と激闘の末に勝利。戦績は32勝(19KO)18敗。
漁鬼は沖縄のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級王者、BEAST同級王者。2022年7月、KNOCK OUTに初参戦すると中島弘貴に延長戦でTKO負けも接戦を演じ、20244年2月には渡部太基に勝利。6月のエミール・アラゾフ戦では判定負けした。10月のKNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント準決勝では中島玲に判定負けも1Rにダウンを奪った。2025年2月、西川康平を初回でKO。戦績は8勝(3KO)6敗1分。

1R、漁鬼は右カーフから右ボディストレート、さらに右カーフ。中島が近付こうとすると前蹴りで突き放し、右ローを蹴る。中島はジャブ、漁鬼はすかさず右カーフを返す。漁鬼の左ボディ、中島は右フック。ガードを固める中島に漁鬼は右カーフを蹴っていくが、中島も右ローから右フック。後ろに下がって回り込みながら、一定の距離を保つ中島だが、漁鬼が攻めたラウンドに。

2R、中島が右カーフからの右フック、さらに左ボディと手を出し始める。中島の右ローが決まるが、漁鬼は左ミドルを蹴り返し距離を詰めてのパンチ。漁鬼はこのラウンドも右カーフを蹴っていく。中島が右ストレートを当てると漁鬼は思い切った左右フックを振る。漁鬼の右ストレートをもらった中島はハイキックで前へ出るも、すぐに漁鬼がパンチで前へ出る。中島は左ハイで大きく下がった漁鬼が、ロープにバウンドして戻ってくるとそこへ右フック。漁鬼が倒れたがこれはスリップ判定。

3Rは両者序盤から打ち合い右ストレートが交錯する。中島は右カーフ、左ボディ、左インカーフ。漁鬼が大きいフックを繰り出すと中島は右ストレートで迎え撃つ。漁鬼が右アッパーからの左ストレート。残り30秒、漁鬼が右ハイから右フックを連打、これで中島がダウンを喫する。残り時間もパンチで前に出ていった漁鬼。

判定は3-0でダウンを奪った漁鬼が中島にリベンジを果たした。漁鬼はマイクを持つと「これで多分日本で一番強い海人選手と仮で試合が決まったので、自分がジャイアントキリングを起こします。僕、ウェルター級なんですけれど、来月、中島玲とユリアンが試合をするらしいので、勝った人とぜひやらせてください。これからもKNOCK OUTを盛り上げます」と、正規王者・海人との対戦、そして6月22日(日) 東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される『THE KNOCK OUT 2025』にてKNOCK OUT-BLACKウェルター級タイトルマッチで対戦する中島玲vs.ユリアン・ポズドニアコフの勝者との対戦アピールを行った。


