キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】中島玲がダウン奪われ敗れる!「今回の試合はオビトvs.ナルト。僕が歴史を変えた」(ポズドニアコフ)、森岡悠樹が乙津陸を衝撃の初回KO!古木誠也が衝撃KO、チュームーシーフーが粘る内藤凌太に手を焼く、前田大尊と福田拓海は壮絶ドロー!優翔が85秒TKO勝ち、辰次郎が大熱闘で小森玲哉に延長戦判定勝ち

2025/04/06 17:04

▼第4試合 KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約 3分3R延長1R
△前田大尊(マイウェイジム)
延長R ドロー 判定1-1 ※9-10、10-9、10-10
△福田拓海(クロスポイント大泉)
※本戦の判定は28-30、29-29×2。


 前田は小学1年生でキックボクシングを始め、アマチュアで4冠王に。プロでは2023年7月に一航からハイキックでダウンを奪っての勝利で名を挙げ、2024年2月にはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦も行っている(判定負け)。「KICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント」の1回戦では一航を返り討ち、12月の準決勝で壱・センチャイジムに敗れた。戦績は9勝(1KO)4敗の19歳。


 福田は2021年第40回K-1アマチュアBクラス60kgトーナメント優勝、2022年KNOCK OUTアマチュア・アダルト60kトーナメント優勝を経て2022年8月にKNOCK OUTでデビュー。3連勝を飾ったが4戦目で祐輝にKO負け、6戦目で古木誠也の相手に抜擢されたがKO負けを喫した。前戦は2024年12月に遊羅に初回KO勝ち。5勝(3KO)2敗で2敗はいずれもKO負けという倒すか倒されるかのスタイル。


 1R、軽快なフットワークを踏み、右ローと右カーフを蹴り合う両者。福田の右カーフに右ストレートを合わせて前へ出る前田に、福田はパンチのコンビネーションで逆襲、これに前田もコンビネーションを返す。右クロスから前に出る前田はラッシュを仕掛けるが、福田も左右フックで反撃。福田はワンキャッチのヒザ蹴りから前田を振り飛ばす。


 2R、ワンツーの連打で前へ出る前田だが、福田が右のカウンター。前田はバックブローから右カーフ、福田も右カーフ。前田の右カーフで福田の左足が流れる。前田は左三日月を突き刺し、左フックから右ストレート。福田はジャブから右カーフ、右アッパー。左ボディから右フックを決めた前田だが、すかさず福田が右フックを打ち返す。バックブローを途中でやめた前田に、福田は後ろ蹴りをヒット。


 3R、ワンツーで前へ出る前田が右ストレートで福田を吹っ飛ばす。さらに左フックで頭が大きく動く福田。ワンツー、右カーフ、バックスピンキック、右フックから左フックと攻める前田に福田は右カーフ。右ローの相打ちが続き、前田が前へ出て左フックで福田のバランスを崩す。パンチのクリーンヒットを奪う前田だが、そこで福田の返しのパンチをもらってしまう。福田の右フックをもらって棒立ち気味になる前田へ、福田は飛びヒザ。福田の右ストレート、ワンツーにダウン寸前の前田。それでもワンツーを打ち返し、右カーフを蹴ってダウンは免れた。


 本戦の判定はジャッジ1名が福田を支持したが、2名はドローで延長戦へ。前田のワンツーに福田は右ストレート、福田の右ローに前田は左右フック。ワンツーで前に出る前田は福田が前へ出てくるとバックブロー。前田が右カーフ、バックキック。前田がワンツーを打ち、2回目は右ボディストレート。福田はジャブを突く。残り30秒、福田が右ストレートを狙い、左右フックを強振、。前田も左右フックと左アッパー、福田は飛びヒザ蹴り。


 判定は三者三様のドロー。壮絶な痛み分けとなった。

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