▼セミファイナル(第7試合)KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級 3分3R延長1R
〇森岡悠樹(北流会君津ジム/KICKBOXING JAPAN CUP 2024 スーパーバンタム級トーナメント優勝)
KO 1R 2分42秒 ※右ストレート
×乙津 陸(クロスポイント大泉/KNOCK OUT-REDバンタム級王者)

森岡はKNOCK OUTを主戦場とし、2023年に「スックワンキントーン」にてスーパーバンタム級トーナメントを全試合KOで制して自身初のベルトを獲得。8月にはK-1 GROUPとの対抗戦で内田晶を初回KOに仕留めて殺傷能力の高さを証明したが、9月に古木誠也に初回KO負けを喫した。2024年5月の『ONE Friday Fights 62』に初参戦すると、ペイマン・ゾルファガリにダウンを奪われる劣勢もノーモーションの右ストレートで逆転KO勝ち。6月にシュートボクシングで山田虎矢太にTKOで敗れたが、「KICKBOXING JAPAN CUP スーパーバンタム級トーナメント」を準決勝で古村光、決勝で壱を破り優勝。戦績は18勝(10KO)10敗2分。

乙津は2021年10月にプロデビュー。2022年12月に第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、心直に判定で敗れてプロ初黒星。バンタム級に階級を上げて2023年8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では心直にリベンジして初戴冠を果たした。11月には初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んだがサンチャイに惜敗。2024年2月、Krushに乗り込んで齊藤龍之介に延長Rで勝利もアゴを骨折して長期休養に。今回が復帰戦となる。戦績は10勝(4KO)2敗。

1R、乙津はジャブと右カーフ、森岡も左フックから右カーフ。互いに右カーフを蹴る。森岡が左フック、右ヒザ蹴り。ワンツーで前に出ようとすると乙津が左フックで迎え撃つ。

森岡の左ボディに乙津が左フックを合わせ、乙津が右ストレートをヒットさせると一気にラッシュ。森岡も打ち合いに応じて両者のフックが危険な距離で交錯する。乙津は右カーフも蹴る。


森岡が左ボディから一度ステップバックし、ジャブで距離を測ってからの右ストレートを叩き込み、乙津がダウン。立ち上がれる様子はなく、森岡のKO勝ちとなった。

KOボーナス30万円を獲得した森岡は「試合前に会見でお見苦しいところをお見せしてすいませんでした。自分たちは格闘家なので試合で見せて盛り上げることが出来るので、ぜひ会見よりも試合を見に来てください。12月のジャパンカップに続いて乙津くん倒して、もういいでしょう。6月でBLACKのタイトルマッチ、いいですかね。よろしくお願いします」とアピール。

するとそこへ壱・センチャイジムが笑顔でリングイン。「俺、森岡くんに負けてもうチャンピオンじゃないと思っているんですけれど、ONEでも勝ってここに戻ってきます。森岡くん、REDでタイトルマッチどうですか」と、自信が保持するKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座を懸けて再戦しようとアピール。

しかし森岡は「REDはオープンフィンガーグローブに変わって経験がまだ少ないので。BLACKだったら受けてあげてもいいけど」と、BLACKルールだったら再戦を受けると提案。少し考えた壱だが「よし、BLACKでやりましょう!」と苦笑しながら承諾。空位となっているKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦で再戦しようとアピールした。
大会終了後、山口KNOCK OUT代表はBLACKルールではなくREDルールでのタイトルマッチで2人を対戦させたいとしたが、果たして。


