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レポート

【ONE FF】RISEランカーの加藤有吾がダウン奪われるも逆転KO勝ち! HIROYUKIは壮絶KO負けに、ジョナサン・ハガティーの弟フレディーが3連続KO&3連続ボーナス

2024/12/13 22:12
ONE Friday Fights 912024年12月13日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信中 ▼第4試合 ストロー級(-56.7kg)ムエタイ 3分3R×ケイ・ジンジュン(中国)KO 2R 1分06秒 ※右フック〇加藤有吾(RIKIX/RISEバンタム級3位)  加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。2022年8月から4連勝を飾ったが、2023年8月の大﨑孔稀戦で判定負け。12月に有井渚海に勝利して再起したのも束の間、2024年3月にジャルンスックに判定負け。5月にホームリングの『NO KICK NO LIFE』にてヌアシラーをKOして再起すると、9月のRISEでは松下武蔵から判定勝利をもぎ取った。戦績は27勝(12KO)7敗。  ジンジュンもONE初参戦。戦績は31勝5敗のサウスポー。  1R、ジンジュンが左ミドルを放つと加藤はそこへジャブを合わせる。ジンジュンのジャブには左フック。左ミドルから左ストレートのジンジュンに加藤は右ストレートを返す。前に出る加藤にジンジュンは首相撲に持ち込んでのヒザ蹴り。加藤は浴びせ倒す。加藤は左右フック連打から右ボディ。ジンジュンの右ミドルをキャッチしての右ボディストレートも突き刺す。  ジンジュンは首相撲に持ち込む。ジャブから前へ出ての右フックをヒットさせる加藤。左フックを打った加藤にジンジュンはバックハンドブローを繰り出すが、ブロックした加藤は左フック。そこから連打でジンジュンにロープを背負わせる。  2R、加藤が左右フックを放ったところでジンジュンがバックスピンエルボー、加藤が仰向けに倒れてダウンを喫する。再開後、加藤はジンジュンの左フックをかわしての右フックからの左フックでグラつかせると右フックですぐにダウンを奪い返す。 一気に加藤がラッシュをかけ、左右フック連打から右フックでダウンを追加。ジンジュンは立ち上がることが出来ず、加藤が逆転KO勝利を飾った。 [nextpage] ▼第5試合 キャッチウェイト(-55.33kg)ムエタイ 3分3R〇パデッスク・ルクスアン(タイ)KO 1R 2分57秒 ※3ノックダウン×HIROYUKI(RIKIX)  HIROYUKIは目の良さと身体能力の高さを活かし、打たせずに打つ試合が持ち味。時折、派手な蹴り技も見せる。新日本キックボクシング協会の第6代日本フライ級王者&第12代日本バンタム級王者。RIKIX移籍後は様々な団体に参戦して活躍している。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」に出場し、決勝へ進出するも花岡竜に敗れて準優勝。  2023年11月には「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」の1回戦で長谷川海翔にまさかのKO負けを喫した。5月の『NO KICK NOLIFE』で山田航暉に判定勝ちして再起を飾ると、7月の岡山ジム主催興行では河野直次郎に右フックで初回KO勝ち。2024年8月にONE初参戦を果たすとシンサンパーを1R1分28秒、左フックでKOしてみせたが、10月の2戦目ではプラカイペットに惜敗。戦績は37勝(17KO)14敗4分。  パデッスクは『ONE Friday Fights 71』で初参戦し、ペッタウィーに判定勝ち。身長173cmの長身サウスポー。戦績は42勝10敗。現役大学生だという。  1R、パデッスクの左ミドルをスウェーでかわしたHIROYUKIはすぐにワンツー。右三日月、右カーフも蹴るとパデッスクはさっそく首相撲を仕掛けてくる。パデッスクの左ミドルには右インローを返す。HIROYUKIが右ボディストレートを突き刺し、右インローから右ストレートを打とうとしたところで左フックをもらってダウン。  かなり効いている様子のHIROYUKIは右ミドルを蹴り、回り込んでいくが、左ハイキックで2度目のダウン。最後は左フックからの飛びヒザ、そして左ヒジでHIROYUKIが3度目のダウン。HIROYUKIは右腕がロープに引っ掛かりガードすることが出来ず壮絶なKO負けとなった。  いかにもボーナス待ちだったパデッスクには、その通り、35万バーツのボーナスが贈られ、パデッスクは小躍りして喜ぶ。今日は今までのトレーニングとコーチへの信頼があったから勝てました。パンチ、左ハイキック、ヒジも全て完璧だった。トレーニングと戦略が完璧だった。自分のポテンシャルを信じてくれてありがとう」と勝利者インタビューで語った。 [nextpage] ▼第6試合 ストロー級ムエタイ 3分3R〇フレディー・ハガティー(イギリス)TKO 3R 1分48秒 ※レフェリーストップ×ガオグライ・チョー・ハパヤック(タイ)  ハガティーは『ONE Friday Fights 49』から参戦すると2連続KO勝ち。兄はONEバンタム級キックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティー。ガオグライはONE Friday Fightsで3勝4敗の激闘男。  1R、まずはハガティ―が右ロー、前蹴り。ハガティ―は蹴りを上下へ蹴り分けジャブも突く。ハガティ―の右ローをもらいまくるガオグライ。ハガティ―の前蹴りをキャッチしてパンチを打つガオグライだが、ハガティ―の右ローをもらって大きくバランスを崩す。ガオグライは一気に距離を詰めて右フックを打つが、ハガティ―は左ヒジからの右ストレート。ハガティ―の一方的なラウンドに。  2R、前に出るガオグライに左フック、そして右ロー2連打でガオグライを大きく崩す。さらに左フックからの左ボディ、右ローで崩して左ヒジ。前に出るガオグライにハガティ―が左フックを合わせてダウンを奪う。ハガティ―の右フック、左フック、左ボディが面白いように決まり、ガオグライの右ボディストレートには右ストレートを返す。右ストレート、右フック、右ストレートと3連打を当てるハガティ―。パンチをもらっても前進を続けるガオグライだが、ハガティ―の左フックで大きくグラつき、左右フック連打からの右フックで2度目のダウン。  3R、ジャブで距離をとるハガティ―は前へ出て来るガオグライに左フック。右ローからのワンツー、ワンツー・左フック、左ボディからの左右フック、さらにバックキックと一方的に攻めるハガティ―。ワンツーから左フックを引っかけるようにしてガオグライを倒すと、レフェリーはダウンを宣告。ここでストップをかけた。  これでハガティ―は3連続KO勝ち、3連続ボーナスとなった。
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