▼第10試合 65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
〇笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×ジャック・ラーチャーノン(タイ)
※本戦の判定は30-30、29-30、29-29。
笠原は強打を武器に2018年9月にSB日本フェザー級王座、2019年9月に同スーパーフェザー級王座、2022年4月に同ライト級王座とSB史上初の三階級制覇を達成。海外強豪勢を相手に連続KOでSBチャンピオンの強さを証明してきたが、2024年2月にONEでのワラポン・ソー.デッチャパン戦で判定負け。10月の復帰第一戦では長谷川祐也を1Rわずか55秒でKOしたが、12月にジャックに延長戦の末に判定負け。2025年2月の再起戦ではコムキョウを1RでKOした。戦績は35勝(16KO)7敗。
ジャックは2023年6月の『ONE Friday Fights 21』に初参戦するとマンダンレックに初回KO勝ち、8月はペントーに判定負け、11月のダーキー戦ではまた初回KO勝ちを飾っている。前述の通り、2024年12月に笠原を破ったサウスポー(前回のリングネームはジャック・ジャックムエタイ)。前回の試合では左ミドル、首相撲、ヒジで接戦を制した。
1R、両者リング中央見合う。笠原は右インローを蹴ってじりじりと前へ出ていき、サウスポーのジャックも左インローを蹴る。互いにジャブを伸ばし、まずは笠原が左フック。左フックから右フックのジャックはジャブを打つ。左ミドルをキャッチした笠原はパンチを打ちに行くが、ジャックはヒットを許さない。つよ老い右ミドルを蹴って観客をどよめかせるジャックに笠原はインローを蹴りながら前へ出ていく。
2Rも笠原は左インローと右ローを蹴って前へ。オーソドックスになったジャックへ笠原は右ロー。弱は右ミドル。ジャックのワンツーに笠原は右フックから左ボディ、さらに左ローを決定。右ボディから右フックを打つジャックに笠原は右を打って行き、ジャックはガードの上から右ヒジを叩きつける。笠原は“もっと来い”と両手を広げた。
3R、ジャブを突いて右ストレートにつなげるジャック。笠原は左ハイを当てて前へ詰めるがジャックのジャブで鼻から流血。右ミドルを蹴るジャックは近付いてくる笠原にワンツー。笠原のパンチはジャックにブロックされる。笠原は組み付いて投げを放つが不発。ジャックの左ミドルをキャッチしてパンチに行く笠原だがジャックはヒットを許さない。右ミドルを蹴るジャック。ジャックの右ミドルが快音を発して決まり、笠原の投げは不発に。
本戦の判定はジャッジ1名がジャックを支持したがドロー。延長戦へ。ジャックは右ミドルからの右フック、さらに右ミドルを強打。笠原は打ちに行くタイミングを測っている様子だが、ジャックが先にジャブや右ミドルを当てていく。左ミドルから組み付いた笠原がここでついに首投げを決めてシュートポイント獲得。ジャックは首相撲からのヒザ、ヒジで、右ミドルで逆転を狙うが笠原が左フック、左ミドル。笠原の左ミドルに回転ヒジを合わせにいったジャックは、さらに右フックで笠原を一瞬グラつかせた。