シュートボクシング
レポート

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2025/04/12 17:04

▼第8試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)
判定3-0 ※27-24、27-27、26-25
×竜也(CRISS-CROSS/SB日本ウェルター級1位)


 風間はSB初参戦となった2023年2月の竹山和貴戦では大腰で2度のシュートポイントを奪うだけでなく、最後にスタンディングのフロントチョークでKO勝ちを収める衝撃デビュー。2024年2月には小原俊之をなんと6度も投げて大差の判定勝ちを収めたが、4月にロクク・ダリにダウンとシュートポイントを奪われ判定で敗れ、10月に都木航佑にTKO負けと連敗。2025年2月、初のOFGマッチで今村滉をKOした。戦績は9勝(4KO)5敗。

 竜也は2022年11月のプロデビュー以降、7戦6勝(5KO)1無効試合の無敗記録を更新していたが、2024年10月のRYOTARO戦で初黒星。再起戦で一階級上のランカーである風間とキャッチウェイト戦で対戦する。


 1R、サウスポーの風間に竜也は右ミドル、左ロー、右ハイ。風間はジャブを突いていく。右ボディを連打していった竜也はいきなりの右ストレート。さらに左右フック。これに笑みを浮かべた風間は左ストレートを打ち、竜也は組んでのヒザ蹴り。左ボディから右フックをクリーンヒットさせる竜也は首投げも見舞うが惜しくもポイントにはならず。


 逆に風間も投げを狙うが不発。ならばと左ストレートで前へ出る風間。竜也が右を連続ヒットして追いつめたかと思ったその時、風間の右ショートがカウンターでヒットしてダウンを奪う。


 2R、風間が左ストレートで前へ出たところに、今度は竜也が右ストレートをカウンターで合わせてダウンを奪う。竜也は右インローから右の強打、風間はガードを固めるが、右フックを打ち返してグラつかせると右フックで追撃してダウンを奪い返す。両者強打で打ち合い、どちらが倒れてもおかしくない展開。ヒザも蹴り合う。


 3R、竜也は右ボディからの右ストレート。組みに来た竜也を風間が投げようとしたが、竜也が足を持って持ち上げて後ろに投げ、シュートポイント2点。さらにフロントチョークで締めあげてあわやの場面となったが、風間はこのピンチを逃れる。




 消耗した竜也に風間が右ストレート、そして首投げでシュートポイントを奪うとお返しのフロントチョークに。これは崩れたが、立ち上がると竜也は右ハイキック。両者ともかなりの疲労が見える中、試合終了となった。「This is SHOOTBOXING」というべき試合が繰り広げられ、判定は2-0で風間が勝利をもぎ取った。

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