シュートボクシング
レポート

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2025/04/12 17:04

▼第7試合 57.5kg契約 エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
〇植山征紀(ONE LIFE)
判定3-0 ※30-27、29-28、30-28
×土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級4位)


 植山は27勝のうち14のKO勝ちを誇るSB屈指のハードパンチャー。2018年11月のSB日本スーパーバンタム級王座決定戦では当時無敗だった笠原友希を3RTKOで葬りベルトを獲得し、長らくトップ戦線で活躍してきた。2023年2月にSB日本スーパーバンタム級タイトル2度目の防衛戦で挑戦者・山田虎矢太KO負けを喫し王座陥落して以降、戦線から離れていたが、練習環境を変え、階級を上げて2月の手塚翔太戦で復帰(判定負け)を果たした。


 復帰第二戦となる植山の相手として抜擢された土井はSB中部地区期待のホープ。176㎝の長身から繰り出されるパンチと蹴りのコンビネーションを武器に、内藤凌太、手塚翔太といったSBの上位ランカーと鎬を削ってきた。


 当初、このカードは昨年10月に決定したカードだが、今回仕切り直しの一戦となる。11月のSB創設40周年記念大会では、フェザー級のS-cup世界トーナメント開催も発表されており、今大会では同階級でのタイトルマッチや国際戦がある中で2人はインパクトを残せるか。


 1R、植山は右ローと左インロー、土井はジャブ、前蹴り。植山は左フックからの右フックを繰り出すが、再びローを蹴っていく。土井はジャブを多用して左右フック。植山は攻撃を散らしていくが、土井の長い右ストレートをもらってのけ反る。


 2R、両者ギアを上げてパンチを打ちに行く。接近して右ストレート、左フックを打つ植山に土井はジャブと左右フック、植山の左ボディにはジャブを返す。土井はさらにヒザ。右ローを蹴っていく植山は投げも狙うが失敗。打ち合いになると植山が右ストレートからの左フックを連続ヒットさせるが、土井はダメージを見せない。


 3R、ここで植山が首投げの体勢になった土井のバックを奪い、ジャーマンスープレックスを決めて2Pを奪い俄然有利に。植山のパンチに右ストレート、左フック、ヒザを合わせに行く土井。植山は左右フックで応戦してヒザからバックへ回りスリーパーを狙った。ジャブを突く土井に植山が右フック、組み付くと投げを狙う。


 植山が試合巧者ぶりを見せて判定3-0で勝利した。

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