シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】山田彪太朗が接戦を制して初防衛に成功、魁斗はヤクミスに完勝、笠原弘希が執念の投げで勝利をもぎ取る、笠原直希が佐野佑馬を初回KO!風間大輝と竜也が「これぞSB!」な熱戦演じる、植山征紀のジャーマン爆発、野村勇人が初回KO勝ち、片山魁が小林大樹と激闘で場内沸かせる

2025/04/12 17:04

▼第11試合 57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇魁斗(立志會館/SB日本フェザー級2位、HOOST CUP日本フェザー級王者)
判定3-0 ※30-27×3
×アンゲロス・ヤクミス(ギリシャ/LWC Super Champスーパーフェザー級王者)


 魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されているシュートボクシングのテクニシャン。2020年2月に笠原友希に惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録していた。同年11月には兼田将暉にRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで勝利、2021年7月にはRISEの門口佳佑からも勝利を奪った。


 同年10月にHOOST CUP日本フェザー級王座を獲得すると、RISEで梅井泰成、安本晴翔をも破り2023年10月に門口とRISEフェザー級タイトルマッチで再戦したが判定で敗れた。元Krush王者の新美貴士とはドロー。2024年6月に『ONE Friday Fights』に初参戦するとラン・シャンテンに完勝を収め、2024年8月のSBではRISEフェザー級4位の平野凌我に大差の判定勝ち。戦績は16勝(1KO)4敗1分。


 ヤクミスはキックボクシングやムエタイで50勝(18KO)5敗という驚異的な戦績を持つ、現在はタイに活動の拠点を置く超攻撃型ファイター。ルンピニースタジアムで開催されているLWC Super Champスーパーフェザー級王者で、ONE Friday Fights、RWS、Fairtex Fightなど様々なリングで試合を行ってきた。SBには今回が初参戦。


 1R、魁斗は序盤からヤクミスにカウンターを狙いに行き、ヤクミスの打ち終わりも左右フックで狙う。ヤクミスのパンチをよく見てかわし、右ストレート、左フックを当てていく魁斗。ジャブの打ち合い、右ストレートから左フックを返すヤクミス。バックハンドブローも繰り出すが、海人はかわしてワンツーを打ち込んで当てていく。さらにジャブを連続で突き刺す魁斗のパンチの正確さが目立った。オープンスコアは10-9×3で海人。


 2R、魁斗は飛びヒザ蹴りを空振りすると、即座にヤクミスを突き飛ばして攻撃させない。ヤクミスは右カーフ、魁斗はコンビネーションを回転させてさらにヒザをボディへ突き刺す。サウスポーになる魁斗は左ヒザを突き刺していき、左ストレート、右フック。快調に攻めていた魁斗だったが、ヤクミスのローブローで試合は中断。再開後、ジャブ、右ストレート、右カーフとコンビネーションを決めた魁斗。OPスコアは10-9×3。


 3R、左右ミドルから左右フックの打ち合いに持ち込むヤクミスだが、魁斗はよく見てヤクミスのパンチをかわすと自分は日ジャブ、右ストレートを当てていく。左フック、右ストレート、さらに打ち抜く右ストレートと圧倒的な攻撃の正確さを見せる魁斗。魁斗が飛びヒザから左右フック、ジャブで距離を取り、右ストレートを当てる。ヤクミスも必死にパンチを繰り出していくが、回転力でも魁斗が上回る。


 判定はフルマークで魁斗の完勝となった。

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