MMA
レポート

【PANCRASE】雑賀ヤン坊達也が右ハイでアキラをKO! ライト級新王者に。重田ホノカが女子フライ級王座戴冠、SARAMIが沙弥子を右ST一閃! アトム級王者に。ダウン奪った井村が田嶋に組み勝ち、天弥が松本に判定勝ち、杉山しずかがライカに判定勝ち、渡邉がNORIを下す

2024/03/31 13:03

▼第12試合 バンタム級 5分3R
×田嶋 椋(OOTA DOJO)1位/2022年ネオブラッド・トーナメント同級優勝  61.3kg
[判定0-3] ※28-29×3

〇井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)3位/2020年ネオブラッド・トーナメント同級優勝  61.15kg

田嶋「勝つのはもちろんなんですが、しっかり盛り上がる試合をします」

井村「明日、しっかり仕留めます。そして盛り上げます」

 1R、ともにオーソドックス構え。井村は右ロー。田嶋はジャブ、右カーフキック。井村はジャブ、左フックから右カーフ、田嶋のジャブには右をかぶせる。さらに井村は右ローから右ストレートでダウンを奪取! そのまま上から首狙い。

 それをかわしてフックガードから立つ田嶋に井村はシングルレッグへ。田嶋はそこに鉄槌。井村は粘り強く組んで小外がけテイクダウン。立つ田嶋を尻を着かせるが、田嶋も立ち上がり。井村はケージに押し込み、ダブルレッグ。いったん距離を取って左右を突いてギロチンも狙う。

 組ませない田嶋はジャブ・ロー。しかし井村は右ストレートで押し戻し、右フック、ワンツーで田嶋を下がらせる。田嶋は右カーフ、左ジャブを返す。井村は再び組んで両差しも田嶋が突き放す。ジャッジ3者が10-9で井村を支持。

 2R、左右ローの井村。低いシングルレッグから金網までドライブし、田嶋に片ヒザを着かせるが、すぐに立つ田嶋は脇を差し上げる。尻は着かせる井村。しかしスペースを作る田嶋は立ち上がり。田嶋は右カーフを連打。ジャブに右をかぶせる井村はワンツーの右が大振りに。しかしそれをダブルレッグに繋げて尻を着かせる。両足を束ねる井村。しかし上体を金網で立ててヒジを突いて足を抜く田嶋。そこを詰める井村は右! 田嶋も右を打ち返してホーン。3者10-9で井村を支持。

 3R、井村の右に右をかぶせた田嶋! 井村の粘り強いシングルレッグを差し上げて小手巻き左でパンチ!  さらにヒザを突く。しかしなおも組んで来る井村に田嶋が押し倒すように上に。それを戻す井村に田嶋は足関節狙いで立つ。田嶋はワンツー、井村も右を返してダブルレッグへ。田嶋は井村の頭を押してパウンド、ヒジ。距離を潰して組んで崩す井村に、立つ田嶋は左右から左フック、クリンチアッパー、右ストレート。

 井村のダブルレッグを潰して押し倒すようにまたいだ田嶋は立つと、井村の左右に右をかぶせる! しかし井村は左右で前進しシングルレッグへ。これを潰してニアマウントになる田嶋に、なおもレッスルアップした井村が立ち上がり、組み勝負でスタンドバックについてホーン。

 判定は3-0(29-28×3)で井村が勝利。タフな試合を制し、マイクを渡された井村は「ALMA FIGHT GYM PUGNUSの井村塁です。すみません、出直します。ありがとうございました」と短く語り、ケージを後にした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント