▼第8試合 RISE vs. K-1対抗戦 ライト級(63kg)3分3R延長1R
〇陽勇(TEAM 3K/RISE同級11位)
判定3-0 ※30-28、30-29×2
×龍華(ザウルスプロモーション/K-1甲子園2019 2020 -65kg優勝)
陽勇は第7回JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権大会軽中量級優勝、第36回白蓮会館全日本空手道選手権大会一般男子軽量級優勝など空手で華々しい成績を収めてプロに転向。2022年9月に『Stand up』でプロデビューし、Stand up King of Rookie 2022 -65kg級優勝。前戦は2023年12月に基山幹太に判定勝ちし、デビュー以来無傷の5連勝を飾っている。
龍華も幼少期から空手を学び、数々の実績を残す。高校入学後にキックボクシングの道へ進み、K-1甲子園2019年・2020年連覇。2018年11月にプロデビューし、2019年6月から2021年9月まで8連勝を飾ったが、2022年2月に里見柚己に延長判定で敗れ連勝がストップ。2023年7月に約1年5カ月ぶりに復帰したが篠原悠人に判定負け。11月の再起戦では岩﨑悠斗をKOした。戦績は9勝(6KO)4敗。
1R、お互いサウスポー。リング中央を取るのは陽勇で左右ロー、龍華は距離を取って、右ジャブや左ローを返していく。陽勇は左ミドル、前蹴りや右フック。龍華も左右フック、前蹴りを放つ。陽勇はカーフキックを多用、龍華はスピードのあるボディ打ち、右ミドル。オープンスコアは10-9×2、10-10で1者が陽勇を支持する。
2R、陽勇が左カーフキックを放つ。龍華は中に入っての右フック。陽勇は距離を詰めての左フックを見舞う。やや圧をかける陽勇は前蹴り、そして左フックをヒット。龍華もパンチやハイキックを返すが、やや後手の印象だ。OPスコア10-9×2、10-10で2者が陽勇を支持。
3R、陽勇は左ローを強打、そして距離を詰めての左フック。後がない龍華は自ら右フック、左ローと手数を増やす。陽勇も左前蹴り、左ローを多用する。陽勇は左ストレート、フック。龍華はカウンターのハイキックも狙うが、陽勇はしっかりガード。近距離でヒザ蹴りを顔面へ突き上げる龍華。それでも、陽勇は左ストレートを被せて当てていった。
ジャッジは3者とも陽勇を支持。キック歴2年の陽勇がK-1で長年戦ってきた龍華を下した。
陽勇はマイクを持つと「今日は応援ありがとうございました。僕はまだまだ技術不足で弱かったです。せっかくこういう舞台に出て勝つ強さはあるけど、プロとして皆を盛り上げる試合は出来ていないので、それが出来るように練習して戻ってきます」と語った。