▼第13試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
×白鳥大珠(TEAM TEPPEN/第5代RISEライト級王者)
判定0-2 ※28-29、28-28、28-27
〇イ・ソンヒョン(韓国/RAON/第4代ミドル級、第2代ライト級王者)
白鳥はキックボクシングからボクシングに転向し、8勝(5KO)3敗の戦績を残してキックボクシングにカムバック。2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」で優勝。2021年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では皇治らを破って優勝。2023年は3月にK-1との対抗戦で佐々木大蔵に勝利、6月のフランス遠征は無効試合、12月にザカリア・ゾウガリーをKOした。戦績は28勝(11KO)9敗1分1無効試合。
“コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍、世界を股にかけて試合をするトップファイターで、戦績は67勝(17KO)11敗2分。トップファイターを次々と撃破し、2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2023年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。7月にウェルター級に階級を下げて中野椋太と対戦するもKO負けを喫している。
1R、サウスポーの白鳥は右へ動きながら、前へ出てくるソンヒョンをワンツーで迎え撃つ。入って来るソンヒョンに右フック、打ったらすぐに右へ回る白鳥。左ロー、左ミドルを蹴る白鳥にソンヒョンが間合いを詰めると、白鳥は左ヒザを突き上げる。しかし、ソンヒョンはもらいながらも右フック。これで白鳥がダウン気味に崩れ、ソンヒョンの足をつかんだため同体で倒れる。白鳥はそこで首が90度に曲がるように倒れてしまう。インターバルがとられ、試合続行を主張した白鳥。再開後、白鳥が左ミドルを蹴ってラウンド終了。
2R、ソンヒョンはワンツーで前へ。白鳥はジャブでけん制しての左ミドル。ソンヒョンが入って来るところに左右フック、左ミドルを合わせる白鳥。ソンヒョンのワンツーに対して白鳥は3~4発連打を返す。組みの状態でソンヒョンが白鳥を投げてしまい警告を与えられる。右フックから連打で攻め込むソンヒョン。右ボディもヒットさせたが、白鳥はヒザを返した。
3Rも右フックを打って右へ回る白鳥は、ソンヒョンが打って来ると3~4発の連打を返す。白鳥がワンツー・右ロー、ソンヒョンはガードを固めて入り込むが白鳥はクリンチで止める。しかし残り1分、ソンヒョンの右ストレートをかわした白鳥の動きが止まったところにソンヒョンが左フックを振り抜き、白鳥がダウンを喫する。詰めるソンヒョンに白鳥は左ミドル。白鳥の左ストレートで後退したソンヒョンに、白鳥が後ろ廻し蹴りを放ったところで試合終了。
判定は2-0でソンヒョンが勝利。年末に予定される12月のトーナメント出場へ一歩リードした。「今年初めての試合でしたが勝つことが出来て凄く嬉しいです。これからも頑張ってもっと強くなります」