▼第5試合 フライ級(51.5kg)3分3R延長1R
×松本天志(TARGET SHIBUYA/同級2位)
判定0-3 ※29-30、28-30×2
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級4位)
那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れ、6月にアマチュア時代のライバルだった相沢晟に判定勝ちで再起。8月にはMA日本バンタム級王者のJINに判定勝ち、12月に龍太郎にTKO勝ち。さらに大晦日のRIZINでMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ちを収めた。戦績は7勝(2KO)2敗。
対戦する松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝と勢いに乗っていたが10月の第2代RISEフライ級王座決定戦で数島大陸に敗れて連勝がストップ。8勝(4KO)2敗の戦績を持つ。今回より所属を変えて臨む。
1R、互いにジャブを放ち、サウスポーの松本は左インロー&右ローも蹴る。那須川は右ミドル、ジャブをボディにも打つ。ジャブからいきなり左フックを打つ那須川がヒットを奪う。右ボディも。左インローをしつこく蹴る松本に那須川は前足へ左右カーフ。那須川の右インローがローブローとなって試合は中断。再開後、すぐにゴング。
2R、右に回り込まず正面に立つ松本へ那須川はジャブを刺していき、前蹴りや飛びヒザにつなぐ。松本は左ストレートを放つが距離が合わない。那須川がノーモーションの右ストレートをヒットさせていき、左フックにつなぐ。那須川のジャブ&ストレートに松本は自分のパンチを当てられる距離に入れず、ハンドスピードでも那須川が優る。松本は鼻血。
3R、那須川は右へ動いてから左に移動しての右ストレート、左フック。松本は後ろ蹴りを多用し、左ミドルも蹴る。那須川はジャブを突き続け、右ストレート、左アッパーを回転させる。松本は前に出てパンチを打ちに行くが、那須川はすぐにバックステップで離れて長い距離のパンチを打つ。打ち合いを仕掛ける松本だが、コンビネーションを回転させてヒットを奪うのは那須川だ。
判定は3-0で那須川が上位の松本に勝利。雄叫びをあげて勝利を喜ぶとマイクを要求し、「今回下馬評が不利でこの相手に勝ったらすごいぞと言われて正直ムカついていたんですが勝ててよかったです。6月大阪で塚本選手、どうすかね。敵地で前回負けた塚本選手にやり返したい気持ちが強いので、挑戦者決定戦としてやりましょう。いい返事待っています」と、塚本望夢との再戦をアピールした。