▼セミファイナル(第14試合)Super Fight! スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
×チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/RISE世界スーパーライト級王者)
KO 1R 1分35秒 ※左ハイキック
〇ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル/Mamba Fight Club)
コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の『KNOCK OUT』で初来日し、KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思から右ヒジでダウンを奪い、判定勝ちした。4月にはSBに参戦し、海人にも判定3-0で勝利。RISEには8月の大阪大会に初参戦を果たし、RISEウェルター級王者・中野椋太から1RでTKO勝ちを奪うと、その後はRISEライト級王者・直樹、笠原弘希、ラーチャシン、チョ・ギョンジェに連勝。2023年12月には初代王者ペットパノムルンを破り、RISE世界スーパーライト級王座を奪取した。日本では負け無し。戦績は59勝(29KO)16敗2分。
GLORYの推薦選手で初来日のトリンダーデはWAKOヨーロッパ スーパーライト級王者、ISKAヨーロッパ 同級王者、MFC-65kg級世界王者のタイトル歴を持ち、戦績は58勝(24KO)7敗。2023年9月に『ONE Friday Fights』に出場すると来日経験のあるシップムーン・シェフブンタンを初回KO。12月のGLORYではベルジャン・ペポシに判定で敗れたが、今後GLORYでの活躍が期待される選手だ。
1R、トリンダーデが豪快な左右フックを放ち、左ミドルキック。コリンズは冷静に左ローで様子を伺う。すると、トリンダーデが右フックをクリーンヒットさせて、左ハイを当ててダウン奪取。立ち上がったコリンズに対してトリンダーデはパンチ連打、ヒザ蹴り、右フックを立て続けにヒット。よろけたコリンズにスタンディングが宣告される。そして、最後はトリンダーデが圧巻右ストレート、左ハイキック!トリンダーデのダメージを見たレフェリーがストップした。
トリンダーデが衝撃KO勝ちで、RISE現役王者のコリンズを破る大番狂わせを演じた。トリンダーデは「日本の皆さん、ありがとうございます。この場に出れて感謝しています。歴史に残る戦いが出来て感謝しています。またRISEに来て、11月の試合に出たいと思います。世界を制覇したいので、次は原口健飛選手と戦いたいです。ありがとうございました」と高らかに語った。解説を務めていた原口も「俺なら勝てる。ペッチに勝った後でやろう」と受けて立つと語った。