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2024/03/17 13:03

▼第9試合 RISE vs. K-1対抗戦 スーパーフライ級(53kg)3分3R延長1R
〇花岡 竜(橋本道場/RISE同級5位)
判定3-0 ※30-27×3
×池田幸司(ReBORN経堂/Krushバンタム級王者)


 花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月にINNOVATIONフライ級王座、2021年9月には初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得。2022年3月にはオープンフィンガーグローブ着用トーナメントで優勝。2023年は「NO KICK NO LIFE バンタム級賞金トーナメント」で優勝を果たして“平成最後の怪物”と呼ばれている。前戦は11月に「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」1回戦で政所仁にKO負けを喫した。戦績は21勝(8KO)3敗1分。


 池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負けを喫したが、その後は連勝して2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。同王座は2度の防衛に成功。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝で石井一成に敗れて3位に。2023年12月にはRISEに殴り込み松下武蔵を判定で破った。戦績は14勝(7KO)4敗。


 1R、池田が右ミドルで先制、もう一度右ミドルを蹴ると空振りしてそのままバックハンドブローを放つ。花岡は右へ動きながら右カーフ、右ストレート、右前蹴り。前足を上げてのフェイントからの右ストレートを当てる花岡。池田が頭を下げて右ボディストレートを繰り出すと、花岡が飛びヒザ蹴りを合わせて池田をヒヤッとさせる。徹底的に前足の内・外側をローを蹴る花岡。池田のミドルにはワンツーを合わせる。オープンスコアは10-10×3でイーブン。


 2R、池田の右ストレートをもらった花岡はすぐに前蹴り。花岡が前に出てくると池田は前蹴りを多用するが、花岡は右へ回り込みながら右フックを打つ。池田が前に出てこうとすると花岡が前蹴り。花岡が後ろ蹴りを見せれば池田も後ろ蹴り。さらに互いに蹴りをキャッチさせてコカし合う。花岡は池田のローをかわしての右カーフ。池田は左右のストレートで前へ出るが、花岡が前蹴りで転倒させる。OPスコアは10-9で花岡。


 3Rも花岡が右カーフを狙い撃ち。池田が前に出てパンチで勝負をかけるが、花岡がジャブのカウンターで池田をグラつかせる。すぐに前へ出る池田が、ロープを背負った花岡はジャブで池田を仰け反らせていく。池田のミドルをキャッチした花岡の右フックで池田が倒れたところでダウンがコールされた。


 逆転を狙って前へ出る池田だが、花岡のパンチや蹴りのスピードが明らかに早い。手数やスピードで前へ出る池田にジャブ、右ストレートをヒットさせる花岡は左ボディ、左右フック、右ストレートで圧倒。気迫を前面に出す池田は『来いっ!』と打ち合いを要求、花岡も応えて打ち合って終了。


 判定はジャッジ3者とも30-27の圧勝で花岡がRISEに勝利をもたらした。花岡はマイクを持つと「よっしゃ! 前回KO負けだったのでちょっと感情にできない喜びというか。対抗戦に勝ったのも嬉しいですけれど、池田幸司という強い選手に勝ったことが凄く嬉しいです。復帰戦をいい形で飾れたので、年内に長谷川選手と次期挑戦者でも何でもいいので試合したいと思います。まだまだ上に行きます」と、長谷川海翔との対戦をアピールした。

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