▼第3試合 スーパーライト級(65kg)3分3R延長1R
×KENTA(HAYATO GYM/同級9位)
判定0-3 28-29×3
〇YURA(ダイアタイガージム/RISEミドル級15位)
KENTAは長身を活かした豪快な攻撃が武器で、2021年9月の山畑雄摩戦から4連勝を記録していたが2022年10月のRISE大田区大会で小川翔に判定負けを喫し連勝がストップ。『DEEP☆KICK』では3月にDEEP☆KICK-63kg王座を獲得し、12月には足利也真登を判定で下し王座を防衛している。2023年は安彦考真、山畑雄摩に勝利も8月に麻火佑太郎に敗れた。戦績は19勝(6KO)5敗1分。
YURAはK-1甲子園準優勝、プロで12勝(5KO)無敗のキックボクサー。これまで第4代IKCウェルター級王座、初代ジャパンカップ同級王座、突破70㎏以下級王座、RKSウェルター級王座を獲得。「一番手っ取り早く有名になるため」の手段としてBreakingDown出場を選び、2023年5月から出場。これまで3勝1敗の戦績を残し、2024年2月には西谷大成にもKO勝ちしている。2023年12月の『RISE WEST』に出場し、ねぎ魔神とダウン応酬の末に判定勝ちしてRISEミドル級15位にランキング入り。BreakingDown CEOの朝倉未来は「この階級で一番強い」とその実力に太鼓判を押している。
1R、両者ともまずはジャブ&ロー。YURAはワンツー、サウスポーにスイッチしての左ストレートを繰り出す。KENTAは左ミドルで対抗する。ジャブでけん制し、YURAが入ってくるところに左ミドルを合わせるKENTA。YURAはかまわずスピードのある左フック、右ストレートを打つ。KENTAは前足への左インローと右ロー、そしてカウンターの左ミドルでYURAを入りづらくさせた。
2Rもローの蹴り合いとなり、KENTAのローにYURAが右ローをしっかり返していく。ワンツーで前に出るYURAが左ボディからの右ストレートでKENTAをグラつかせると、一気にラッシュをかけて左右フックの連打でスタンディングダウンを奪う。再開後、KENTAも打ち合いに転じる。強烈な左ボディ、右フック、左フックを決めるYURAにKENTAは右ストレート、右ローで応戦。YURAのラッシュが止まるとKENTAは右ストレートと右ロー。テンカオからの右フックでYURAがバランスを崩すが右スレートとヒザで反撃。
3Rも前に出てくるYURAを左ミドルで迎え撃つKENTA。YURAはパワフルでスピードのあるワンツーでどんどん前へ出て行き、左ボディも打つ。左インローと左ミドルを蹴るKENTAだがYURAは下がらず前へ出る。KENTAの蹴りにYURAはよく伸びるジャブで対抗。残り30秒、KENTAは右ストレート、左右フック、ヒザでラッシュをかけるがロープを背負ったYURAも左右フックで応戦。激しい打ち合いとなったが、KENTAは逆転ならず。