▼第4試合 バンタム級(55kg)3分3R延長1R
×加藤有吾(RIKIX)
判定0-3 ※29-30、28-30×2
〇ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(タイ/ブーンラナームエタイジム)
加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・石井宏樹の愛弟子でジュニア時代から石井の指導を受け、プロデビューすると持ち前の強打で頭角を現し2019年12月にWMC日本スーパーバンタム級王座を奪取。2021年1月には元山祐希と壱・センチャイジムを破って岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメント優勝を果たした。2022年8月に翔真、12月に大森隆之介、2023年2月に京谷祐希も破り、6月には鷹介にも勝利して4連勝を飾ったが、8月の大﨑孔稀戦で判定負け。12月に有井渚海に勝利して再起した。戦績は25勝(11KO)6敗。
対するジャルンスックは身長168㎝(大﨑は160㎝)の17歳で戦績は44勝6敗3分。True 4Uの118ポンド王者。ペッティンディー興行に出場しており、推薦を受けて2023年12月のRISEに初参戦するとアグレッシブファイトとヒザ蹴りで大﨑一貴を相手に奮闘。延長戦の末に判定2-0で敗れたが関係者から高い評価を得て2度目の参戦となった。
1R、加藤がボディ打ちを中心に前に出る。ジャルンスックは距離を取りつつ、左ミドルキック。加藤が近距離で細かいパンチを見舞うが、ジャルンスックも左ストレートから左ヒザ蹴りを返す。加藤はジャルンスックのミドルに対して、左フックを合わせる。残り30秒、左ストレートから右ミドルを出すジャルンスック。
2R、一気に前に出る加藤はボディ打ち、ストレート、アッパー。ジャルンスックも冷静にミドルを蹴りつつ、右ボディフックを打ち返し、左ヒザ蹴り。加藤は右ローをヒット。近距離の攻防でもジャルンスックは左右フック、ストレートで譲らず。加藤は右ボディフック。ジャルンスックが右フックをヒット、加藤は右ストレートを出すが、思うようにヒットを奪えない。
3R、近距離でパンチの打ち合い。ジャルンスックは左ミドル、左ストレート。加藤のパンチを受けるジャルンスックは右フックのカウンターやボディ打ちを放つ。加藤は細かいパンチから飛びヒザ蹴り、離れ際の右フックはジャルンスック。加藤は右ローを強打、それでもジャルンスックのフックやミドルがコツコツ入る。ジャルンスックはヒザ蹴りから右フックでヒットを稼ぐ。加藤も積極的にパンチで打ち合うが、主導権を奪うことが出来なかった。