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【RIZIN】グスタボが堀江に競り勝つ、今成が摩嶋に腕十字で逆転勝ち! 矢地が白川に一本勝ち、大島がロペスに一本勝ち、進化した怪物くんが芦田をTKO、野瀬が瀧澤を撃破!

2024/02/24 12:02

▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
×摩嶋一整(毛利道場)65.75kg
[2R 1分37秒 腕十字]

〇今成正和(今成柔術)65.35kg

 2023年11月のアゼルバイジャン大会の公開計量でフーリガン行為(暴力的行為など)を行ったとして逮捕・拘留され(現在は釈放)来日不可能となったケラモフの代わりに、今成正和(今成柔術)が緊急参戦。66kg契約で摩嶋一整(毛利道場)と対戦する。

 摩嶋は、2020年8月の斎藤裕戦でRIZINデビュー。序盤を組みで優勢に進めるも、2RにTKO負け。2戦目でクレベル・コイケの三角絞めで一本負け。22年4月に金原正徳に3R、肩固めで一本負けと強豪相手に3連敗も、23年5月に芦田崇宏にヴォンフルーチョークで1R 一本勝ちで再起すると、9月の『RIZIN.44』で横山武司との寝技師対決にも勝利し、RIZIN2連勝を上げている。

 今成とは2022年11月大会で対戦が決定も、摩嶋が練習中に左肘関節内側側副靭帯損傷で欠場。今成は鈴木千裕と対戦し、“イマナリ・ロール”で鈴木の足を捉えるも極めきれず判定負けしている。

 今成は元DEEPバンタム&フェザー級王者。足関節を武器に、DEEP、ONE等で活躍。RIZINでは、2021年6月のバンタム級JAPANグランプリ1回戦で瀧澤謙太に判定負け。10月の『RIZIN LANDMARK 1』で春日井“寒天”たけしに腕十字で一本勝ち。2022年11月の前戦で鈴木千裕に判定負けと1勝2敗。

 2月7日放送の『水曜日のダウンタウン』では8人参加の「足つぼ最強トーナメント」に元大相撲力士の豊ノ島やシステマ芸人のみなみかわらとともに出場。決勝で足つぼマッサージ師の與那嶺茂人氏と対戦し、本戦+延長戦を戦い抜いてドロー、両者優勝となっていた。

 前日計量では、急遽参戦の今成は65.35kgでパス。お馴染みの放送禁止ポーズを見せると、「今成です。お呼びがかかったから来ました。“お呼びでない”という声もちらほら聞こえますが、いいものを見せられるように頑張ります」とコメント。

 対する山口出身の摩嶋は、65.75kgでパス。「今成選手と戦えることをとても光栄に思います。明日、レベルの高い攻防を見せられたらと思います。応援よろしくお願いします」と、“寝技対決”でハイレベルな攻防を見せると語った。



 1R、
サウスポー構えの摩嶋に、オーソの今成は右ロー。イマナリロールで滑り込みガードに入れる。摩嶋の右手を左足裏で組むが、外した摩嶋はインサイドガードからヒジ! 潜り右足を手繰る今成は摩嶋の右足を掴むが、自身の足で両足をフックさせない摩嶋はヒザを抜いて再び上に。


 インサイドガードからヒジ。今成は両足を腰にかけて、下からヒジ。右足をパスした摩嶋は今成に背中を着かせると、摩嶋は左脇差しパス狙い。

 摩嶋のパウンドに下の今成は足をフルガードに戻す。いったん体を離した摩嶋は上からボディ打ち。蹴ってゴング。



 2R、圧力かけてダブルレッグテイクダウンの摩嶋。ケージに詰まる今成だが、頭をマット方向に向けて足をからめる。しかしここも足を抜く摩嶋はインサイドガードから左ヒジ連打!

 しかし今成は摩嶋の右手首を脇で挟んで掴んで、一気に腰を切って腕十字へ! ヒジはまだ曲がっていた摩嶋だが、持ち上げた摩嶋に対し、深く挟んで前転させた今成がタップを奪い、逆転勝ち!




 緊急参戦で腕関節を極めた48歳の今成は、「ちょっとケラモフさん来ずに期待外れの男が来ましたが、いいフィニッシュを見せられたと思うんで……メインも楽しんでいってください」と語って、トロフィーをいつものように股間に挟んで、ケージを後にした。


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