▼第5試合 キャッチウェイト66.2kg契約 5分3R
〇摩嶋一整(毛利道場)
[判定3-0]
×横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)※横山インタビュー
第5試合は、フェザー級の“寝技師対決”となる摩嶋一整vs.横山武司。上から強い摩嶋と、下からの極めもある横山の寝技で最後に極めるのは? 摩嶋は2022年4月に金原にTKO負けも、2023年5月に芦田崇宏にヴォンフルーチョークで一本勝ち。横山も5月に山本琢也に腕十字で一本勝ちしている。
摩嶋がフェザー級の体重を作れず、キャッチウェイトでの試合に。
1R、いきなり跳びヒザを見せる横山。そこに右を合わせる摩嶋は立って下の横山に蹴りからパウンド。下の横山は足を手繰ると、すぐに足を抜く摩嶋。ガードに入れる横山は、バタフライガード。摩嶋は左で差すと、横山は右でオーバーフック。
ラバーガードも狙う横山に、まだ摩嶋は大きなパウンドは打てず。手首を持つと剥がす摩嶋。下の横山はヒジを脳天に打ち込む。右のパウンドを打つ摩嶋だが、右ヒジは内側に流されそうになる。
ブレーク。スタンド再開。左カーフを当てる横山。さらに二段蹴り、後ろ廻し蹴りは空振り。組んで際で摩嶋が上になりそうなところをジャンピングガードで飛びつく横山。摩嶋はゆっくりコーナーに運んで、スラムして落とす。
2R、跳びヒザの横山、それを掴む摩嶋に引き込み下になる横山。フルガードの中に入る摩嶋はボディに細かいパウンド。横山はオープンガードで下から手首をつかんで三角絞め狙い。しっかりかわす摩嶋は右ヒジ! ラバーガード、右オーバーフックの横山。ブレーク。
左カーフの横山。組みで近くなると横山は崩される前に自らいい形で引き込む。左手をマットに着いた瞬間にオモプラッタを狙う横山。しかし摩嶋は一気に身体を放す。
3R、左ミドルを当てる横山。しかし、摩嶋はダブルレッグテイクダウン! ガードから体を放すとそこに蹴り上げは横山。再びガードの中に入っていく摩嶋は右足で越えてハーフに! 左足を戻そうとする横山にさせない摩嶋はいったん左パス狙いから右足を大きく踏み込む。頭を抱える横山に摩嶋は右ヒジを顔に押し付け、ゴリゴリと落とすと、腰を切った横山がフルガードに戻したところでゴング。
摩嶋はコーナーに駆け上がり咆哮。横山に駆け寄り、横山の右目上の出血を押さえた。判定は3-0で、下からの横山の仕掛けを防ぎ、トップを取って削った摩嶋が勝利した。